徒然なるままに~のんびり、ゆったり、こまやかに

猪突猛進型の60代。そして卵巣がんですっ転んで8年。目指すはのんびり、ゆったり、細やかな生活!無理かなー(#^.^#)

ウルトラマン1号から3年生坊主への変身!

2018-07-14 09:46:37 | 子どもとおとな
今日も暑い!!
そんな土曜日の朝、
ウルトラの母が顔を出した。

「ウルトラマン1号(小3男児)がね、
『お母さん、保護者会にはフツーの服で来てね』っていうのよ。
プンプン!!」(ウルトラの母)

「あら、どうしたの?」(ウルトラの祖母)

「今日、保護者会があるのよね。
朝、暑いから亡くなったおばあちゃまが
作ってくれた襟なし、袖なしの
夏用のハワイアンタッチのブラウスを着ていたのよ。
で、『これのこと?』って1号に聞いたら、
『うん』という返事。
つまり、派手な服を着て保護者会には来てくれるなって
ことなのよね!!」」(ウルトラの母)

「まあ、そうだったんだ」(ウルトラの祖母)

ウルトラの母は、保護者会に着ていく服のことを
1号が言ってきたことにびっくり。
と同時に、彼女が大好きだった祖母が作ってくれた服を
着てくるなと言われたことに怒り心頭!!

そうか、保護者会を公式の場と認識し、
そこには公式の服装というものがあるということが
どうやら1号の頭の中にはあるらしい。

今までだったら、
「授業参観、来てね!」ということはあっても
(そうです。この頃の授業参観は地域に開かれていて、
誰でも参観できるのです)、
母親の服装にまで注文を出すことは皆無だった。

ところが、3年生になって、
なにやらウルトラマン1号の内部に
変化が起こっているようなのだ。

最近、放課後クラブの帰りに
クラスメイトと待ち合わせをして、
一緒に帰ってきて、家で遊ぶということがあった。

今年は例年ほど「あと夏休みまで何日!!」と
指折り数える回数が少ない。

あんなに好きではなかったドッジボールを
放課後クラブでも参加し、
さらに夏休みの学校対抗のドッジボールの試合にも
参加したいといってきた。

保育園の頃から、妖怪ウオッチにハマったり、
ウルトラマンにハマったり、
どちらかと言えば、そういう世界が
彼の内部世界の大部分を占めていた時代が長かった。

今でも、ウルトラマンは大好きだし、
最近ではモスラやゴジラにも興味を持っている。

でも弟の2号がはまっているベイブレードでも遊ぶし、
ここのところ、急にトランプが強くなってきた。
今までは2号の独壇場だった「神経衰弱」でも、
2号を破ることが多くなった。

こういう小さいように見えて
大きな変化と思えることが
3年生になってからは目白押しだ。

保育園の頃のような一人自分の世界に住む、
というようなことだけではなくなってきている。
それが見える形になってきた今日この頃。

そう思っていた時の
「お母さん、フツーの服で来てね」騒動。

今までは、自分の内部の世界の
満足感で生きてきていたけれど、
なんだか急に自分の周りや外側が
見え始めてしまったということだろうか。

そしてそれは何やら思っていたよりは面白い。

気がつくと、フツーの「ガキ」に。
その挙句の「お母さん、フツーの服で来てね」発言。

ウルトラの祖母が、母だったとき、
1号娘とは3年生の時によく戦った。
2号息子とは中高のとき。
3号娘とは5,6年生の時だ。

その3号娘がウルトラの母となり、
息子と第1回の戦いの火ぶたが切られた日
ということになるだろうか。

こう言ってしまうとちょっと大げさだけれど、
子育てのちいさな日常の中の小さい戦いを繰り返しながら、
そしてそれを持ちこたえながら
子どももおとなも大きくなっていくものかもしれない。

そんな俯瞰をしてしまうのは、
それを粗方終えたもう一つ上の世代の
客観的な第三の目のなせる業ともいえる。

ウルトラの祖母の父が父親だったとき、
ウルトラの祖母、つまり私にとっては
40歳くらいまではいつも目の上のたんコブであり続けた。

しかしその父が祖父になった時、
娘の私にはくれなかったような
まっとうな人生のアドバイスと言えるような言葉を
折々に孫たちに残している。

人間て、立場や年齢によって
変わるものなんだなあとつくづく思った。

そして今ではそんな立場に片足突っ込んでいる自分。
ウルトラマン1号がフツーのガキになった日に、
そんなことを考えたのでありました。



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