徒然なるままに~のんびり、ゆったり、こまやかに

猪突猛進型の60代。そして卵巣がんですっ転んで8年。目指すはのんびり、ゆったり、細やかな生活!無理かなー(#^.^#)

LINE事始め

2015-04-09 08:42:48 | 子どもとおとな
新学期の授業前。
多くの大学で、いや、ほとんどの大学でオリエンテーション期間がある。
自分の時間割を自分でつくるために説明を受けたりする。

むかーしむかしは、
そんなことわざわざ説明してもらわなくっても
自分たちで何とかやった。

でも、今は違う。
一部の大学を除いて、懇切丁寧な説明を大学側は用意している。
それでも、卒業間近になって、単位が足りないことが分かって、
それが、学生のせいではなく、大学側のせいになる。
説明が足りない!ということになる。

そんな時代でもある。

そして、多くの大学で、今は担任がいる時代。
昔はアドバイザーの教員くらいはいたかもしれないが、
それはあくまでも形だけに近かったように思う。

職場も担任制だ。
今年、私も担任になった。
1年生。連絡網をつくるということになった。
今は個人情報に関してはうるさい時代。
昔のような連絡網は作らないし、作れない。

学生に相談した。
そうしたら、LINEが便利という声が出た。
そこで聞いてみた。「LINEやっている人?」
全員手を挙げた。
そうか、高校生はもうほとんどLINEに入っている時代なんだ。
大学生が入っているっていうことは、高校生も入っているのは当然。
だって、大学生より若いのが高校生だから。
と、後で気づいた。

そんなことを思いながら、
実は私もそのLINEに入れてもらった。

60代半ばを走る私。
この3月にLINEデビューを果たした。
果たした、というとちょっと違うかもしれない。
エイッと、清水の舞台から飛び降りるつもりで・・・。
というのも大げさ・・・。

でも、LINEを始めるにあたってはいろいろ躊躇もあった。
だからスマホデビューをした昨年7月から
入ろうか、いや、やめておこう・・・
入ろうか、いや、やめておこう・・・
という自問を繰り返していた。

学生と生活していると、
学生への連絡は
私の大学の公式メールアドレスから
学生の公式メールアドレスに連絡を入れる。
これが、王道だ。

でも、学生がそれを見過ごすことが多かったのも事実。
緊急の連絡が、緊急連絡の用をなさない。
そういうことが何回かあった。
さらに、私がLINEに参加していないことで、
ゼミの学生からの連絡が届かないということもあった。

例えば、ゼミ合宿での写真。
(まあ、お遊びのことなので、どうでもいい情報と言えばそうなのだが。)
学生はLINEで写真を共有しあっている。
私に送ろうと思えば、メールを使わなければならないので、
もうひと手間かかってしまう。というか忘れられる。

「入ったらあなたたち楽なのよね?」(私)
「もちろんです!」(学生)

でも、私は躊躇していた。

丁度1年前、スマホに切り替えた時から考えてはいた。
LINEに入ると、自分の携帯の中に入っている
個人情報が流れてしまうとも聞いたりしていた。
だからなんだか怖くて手を出せないでいた。

そんな私も何も知らずにだいぶ前にFace bookには参加している。
ちょっぴり新しもの好きなところもあるが、失敗もあった。
なにも気を使わないで使うと
情報は不特定多数に流れてしまう。
だから慎重にこの記事は誰と誰にと判断しながら流すことにしている。
ちょっと疲れる。
でも便利なこともあるから、私は使う。

スマホに切り替えるときも迷った。
入力操作に慣れるかな?
学生の早打ちを見ているとたじろぐ。
あんなこととてもできない。

でも、待てよ、と私は思った。
こういう文明の利器こそ「高齢者」のためにあるのではないか。
91歳の父を見ていると、
やっっぱりできなくなる順番は
年を取ってからできるようになったこと。
そんな父を見ていると、
やっぱり早い方がいい!と思った。
そして、近くにその操作に詳しい人がいるときの方がなおよい。

我が家は子どもたちがすべて家を出てから、
ハイテク家族からロウテク家族に落ちぶれた。
夫は理系だけれど、IT系、機械系ではない・・・。
でも、二人で何とかしなければ・・。
といいうことで息子が家に帰ってきた時に
一緒にスマホショップに行ってスマホに切り替えた。

あとは訓練あるのみ。
夫と二人だからわからない時は聞きあう、
というと聞こえはいいが、お互い役に立ったためしがない。

私は、今はもっぱら学生に教えを乞うている。
子どもたちはもう学生より年齢が10歳以上上になっているし・・・。

私は、PCでネットショップを楽しむし、
映画の券なんかもそこで買ったりする。

でも最近、スマホで申し込んで、
スマホ代金と一緒に引き落とされるというものもあることが分かった。
カード番号を入れなくたっていい。
なんと便利な!
まさにコンビニエンス!!
と、高齢者に足を突っ込んでいる私はバンサイをした。

そうこうするうちに、
LINEも使い方によって、情報が垂れ流しにならないことが分かった。
そこで思い切ってLINEに入ることにしたのだ。

ここは、もう言葉の世界ではない。
スタンプの世界!
つまり文字ではなく、アニメ・絵画表現の世界。
その多様さにびっくりした。

文字離れが言われるけれど、
そしてそれは何とかしたいとは個人的には思うけれど、
このアニメ・絵画表現の世界の多様さをしばらくは味わおうと思う。

年代が違うって面白い。
91歳の父しかり。20代前後の若者しかり。
考えることっていっぱいあるなと思っている60代半ばでした。



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