ひろしま里山放浪記

自然とのふれあいなど気儘な書込み

三段峡渓谷トレッキング(9)  女夫淵(遭難碑)迄

2014-08-04 | 日記

(つづき)

 三段峡渓谷トレッキング、やっと黒淵渡船の乗り場の黒淵荘に迄下りてきました。

広い座敷ではフランス人のカップルが、ゆっくり寛いでいました。

なぜ? こんな秘境にフランス人?  意外にも 国際的 な三段峡でした。

 

御一人様300円、11名が乗船します。 定員は15名。

 

 トレッキングなのに乗船か? とはと思いながらも、船から臨む 黒淵の景観 は、心も体も癒してくれました。

 

僅か120mの対岸までを約10分掛けて、ゆっくりと流されていきます。

 

 切り立った岸壁の間の静かな水面を移動します。

 

黒淵荘の上部にも岩壁が崩壊した跡が見られます。

若い船頭さんも色々語っていましたが、乗客の会話の声で良く聞き取れません。 

 

岩壁の際を曲がる時が、船頭の腕の見せ所です。

船腹と岸壁の間は数センチ、見事に交して曲がりました。 

 

 

無事に岩壁を離れて行きます。

 

浅瀬には今でも土砂が流れ落ちているようです。 

 

その近くには、深い淵が有りました。

 

 その淵の続きです。

 

振り向けば、乗船した黒淵荘が見えていました。 

 

切り立つ岸壁です。 

 

対岸に到着し、渡船から下りると、黒淵荘側へ向かう日本人を含む外人乗客が待っていました。 

 

 再度、三段峡遊歩道に戻りトレッキング開始。

 

流れの穏やかな所は遊歩道も平坦道です。 

 

黒淵大渓谷は 傾斜40度 比高600mの大渓谷、 の中、

渡船した所の両岸は高さ100mの岩壁が迫り、深い淵が出来ているそうです。

 

黒淵渡船部の船路と陸路の詳細MAP 

 

陸路組の2名と合流し、正面登山口方向へ。 

 

 渓谷側は、また急流となってきました。

 

 

 

歩道上迄迫っている岩壁を交わします。 

 

渓谷の急流。 

 

 コンクリート防護壁の上の石は固定さています。

思うには、歩けないように?

 

 

蓬莱岩の説明板。

 

流されてきたのでは無く、根付きの 蓬莱岩

 

 

ぐるの瀬、塔岩の説明石碑、塔岩は未確認ですが対岸の山上側に有るようです。

 

ぐるの瀬? 

 

同、ぐるの瀬? 

 

 石樋観音前の休憩所は通過。

 

石樋観音の案内板 がその柱に表示されていました。

 

手前の巨岩の胴内に、石像らしき形状の岩が見えていました。 

 

観音様の石仏が2体有るようにも見えます?

 

 

 石樋の説明

 

観音様の石像前後の、水流の力で溝のようにえぐられている石樋部分? 

 

 

石樋を流れて行く先には、深い淵が有りました。 

 

淵は大小二つがくっついていました。 

 

女夫淵と呼ばれているようです。 

 

丈夫なコンクリートの橋を渡ると石製のテーブルとイスの有る小さな広場が有り休憩しました。 

 

広場にはお地蔵さんが鎮座。 

 

昭和27年10月2日 広島皆実高校生徒7名の遭難の慰霊碑が、

岩壁に埋め込まれていました。

 

 慰霊碑の傍には、アマドコロ(ナルコユリ)?が白い花のあと、沢山の丸い実を垂れ下げていました。

 

 遭難した木製の橋の部分はその後、丈夫なコンクリート製の橋に変わったのだそうです。

険しい岩壁が続く下の遊歩道を下りて行きます。

 

(つづく)

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