林間教育通信(「東大式個別ゼミ」改め「シリウス英語個別塾」)

私立中高一貫校生徒を対象とする英語個別指導塾。小田急線の東林間駅(相模大野と中央林間の隣駅)から徒歩3分。

NYT教育に関する記事の紹介 2010年9月

2010年10月06日 | 教養英語
ニューヨーク・タイムズの教育に関する記事は、一通り目を通しておくと面白いものが多いようです。最近のものをいくつか紹介してみます。


4100 Students Prove 'Small Is Better' Rule Wrong
小さい学校の方がより良い」という思い込みは間違っている。

マサチューセッツ州で最大の公立高校の学校改革がうまくいった事例を紹介している。いわゆる落ちこぼれ生徒たちが溢れる大規模校で、先生たちがどんな風に取り組んだのかオ紹介した記事で、お薦め。

Making Math Lessons as Easy as 1, Pause, 2, Pause
シンガポール方式で、ゆっくり丁寧に算数の基礎を固めていこう
シンガポールの数学(算数)教育を最近アメリカでは取り入れ始めている。シンガポール式の算数教育とは、要するに数学的カリキュラムを急ぐのではなく、じっくりゆっくりと基礎をしっかり固めて行くやり方の方が、かえって良いのだということである。

そのためには、視覚的な教材や道具を用いたり、丁寧に数学的推論の指導をしたりする。例えば、具体的→絵的→抽象的と3段階で進める。アメリカでは2段階方式だったのである。

そんなにに新しい話ではないかもしれないが、まあ面白いと思う。

“value-added” assessment
シカゴ、ニューヨーク、ワシントンなど全米各地において採用された学校の先生の価値を評価する方法論についての様々な記事がある。要するに、その先生が1年間教えることによって、どれだけ子供の成績が上がったのかをチェックし、それによって先生の評価を決定するという方針である。オバマ大統領はゴーサインを出したわけだが、先生たちの側からは批評家の客観性に疑問があるということで大いに反発しているようである。

余りにもたくさんの記事があって、とくに一つの記事を紹介することできない。しかし、最近のアメリカからの教育情報の中で、もっとも重要な位置を占めていると思われる. 下はこの問題に関するディベートのページとリンクしておいた。これがお薦めというわけでもない。

Assessing a Teacher's Value

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