林間教育通信(「東大式個別ゼミ」改め「シリウス英語個別塾」)

私立中高一貫校生徒を対象とする英語個別指導塾。小田急線の東林間駅(相模大野と中央林間の隣駅)から徒歩3分。

危険は下請け労働者に(原発事故から学べること )

2011年03月21日 | Weblog
今回の原発事故からは否が応でも学ばなくてはならなかったことがあったことを再確認させられます。ぼんやりと日本語の主流メディアを読むだけでは伝わってこない情報もたくさんあるということです。今回、東京電力の社員が命がけでがんばっているようにも見えますが、東京電力の原発事業の一番危険な部分を支えてきたのは、弱い立場の下請け労働者だったというわけです。よくわかる原子力
というHPでも、そういった情報を伝えています。

よくわかる原子力近代的コントロールルームの裏で

原発の見学会、学校に配布される教材、パンフレット、電力館等で見る原発は、近代的な中央制御室をはじめとして現代科学技術の最先端を行く表の部分だけです。これだけを見ていると原発はコンピューターだけで動いているスマートな施設のように見えます。しかし、そうではない部分が原発を支えていることは一般に知られていません。原発の裏では、たくさんの人が放射線を浴びながら危険な仕事に携わっています。どんなに機械が近代化されても、この裏方の仕事なしには原子力発電所は動きません。しかし、その仕事はそう簡単には外部の人間には見せてもらえませんし、ましてや教材には全く触れられていません。
定期点検という言葉は新聞などでも馴染みになりました。原発は一年に一度発電を止め、発電機を含めた周辺の機器の総点検を行わなければならないと決められています。このときその作業に従事する労働者はどのような環境下でどのような仕事をしているのでしょうか。


また、Twitterで流れていた情報ですが、ハローワークでは福島原発の下請け労働者の求人がまだネット上に残っています。今現在はまだネットにありますが、そのうち消えてしまうかもしれませんので、写真画像を貼っておきましょう。

写真またはネット情報を見れば分かりますが、被曝の危険性があるにもかかわらず一日あたりの基本給は1万円未満しかありません。もちろん正社員ではなくアルバイト労働です。危険な仕事であるという自覚をさせないまま、将来の補償もなしに仕事に就かせようということなのかもしれません。そして、ある情報によれば、そういう危険な仕事をした者は100%癌になって死ぬそうです。(←100%というのは誇張でしょうが、癌発生率が高いというのは事実でしょう)。


ところで、今日届いた『エコノミスト』(毎日新聞社)では、堤 未果『社会の真実の見つけかた』(岩波ジュニア新書)が紹介されていました。「情報を読み解く力」を身につける大切さを若い世代に向けて解説する書物のようです。中学生以上ならば読める内容らしいですから、私も注文することにしました。ナイーブに情報を受け取らない知的訓練は、ぜひとも身につけてもらいたいものです。

日本アニメ・ソングをフランス語で

2011年03月21日 | Weblog
Youtubeには楽しい動画も多いが、今回紹介するのはフランス語による日本のアニメソングである。

フランス人といえば、昔は日本文化のことについて全くもって無知で失礼な奴らということになっていた。作家の遠藤周作が、フランス人に日本の畳を説明しようとすると、「馬小屋みたいなところに住んでいるのね」とか反応してしまうのだそうだ。だが、今は全然違う。アニメ文化の聖地と思われているのだそうだし、日本アニメ文化祭りも大々的に行われているらしい。

ドラえもん (シャンソン)

踊るぽんぽこりん (ボサノバか?)

となりのトトロ (←これは英語でした)。

風の谷のナウシカ (←こんなナウシカの曲ありましたっけ? フランス語ですね)。

天才バカボン (「ボン」のところを鼻母音で発音していないですね)

ゲゲゲのきたろう (ギターと女性歌手のライブ。フランス語の発音が聞き取りやすい)

サザエサン (裸足でかけていくサザエさん♪のところなんか、le pieds nus (=裸足)とちゃんと翻訳し
るんだなあと思いました。なお、つづりは適当です。私はフランス語はほとんど出来ませんから信用しないでください)。

うるせいやつら(ラムのラブソング?) (原曲はあまり知りませんが、よく仕上がっています)。

千と千尋の神隠し (←英語です。これは日本語版とほとんど同じ曲ではないでしょうか)。

キキの宅急便(ルージュの伝言) (←英語です。これも日本語版と同じような感じに仕上がっています)。

ぽにょ (←フランス語とよくマッチしています。今回の歌の中で一番気に入りました)。