林間教育通信(「東大式個別ゼミ」改め「シリウス英語個別塾」)

私立中高一貫校生徒を対象とする英語個別指導塾。小田急線の東林間駅(相模大野と中央林間の隣駅)から徒歩3分。

個別指導は、過去問題研究には効果1000倍

2009年04月04日 | 受験
個別指導はマラソンランナーの伴走者なんだという趣旨の文章をちょっと前に書いた。このことをとくに強く実感するのは、チャレンジ校の過去問をやってるときである。

実力相応校くらいだと1人でも過去問をこなせるかもしれない。しかし、チャレンジ校だとか、私立の難関大学となるとそういうわけにはいかない。そもそも、チャレンジ校の問題をやるというのか一苦労である。かりに一通り問題を解いたとしても、国語や社会科の記述問題などはうまく採点できないだろう。記号式問題や、数学や英語ならば採点くらいできるかもしれないが、間違ったところを再検討し復習するというのはかなり骨が折れるはずだ。

過去問に取り組むことの重要制は、時間配分の測定・確認というよりは、むしろできなかった問題を復習することにある。しかし、大半の高校生はチャレンジ校の赤本をしっかりと消化してはいないのではないか。なにしろチャンレンジ校の問題はムツカシイのだから。

ちなみに神奈川大に合格した私の生徒の場合、神奈川大の問題のレビューには二人でたっぷり2時間かかった。ところが、相応校の東海大や関東学院大の問題は30分でお終いにできてしまったのである。大学の格が違うと、問題の難しさも同じように違ってくるということだ。

そう、個別指導だとか家庭教師の有り難い点は、まさに赤本に取り組むときなのである。一人ではできない作業も、個別指導の先生が伴走してくれるならば、やれてしまう作業なのだ。