りきる徒然草。

のんびり。ゆっくり。
「なるようになるさ」で生きてる男の徒然日記。

褒める人。叱る人。

2009-11-02 | Weblog
昨日の朝。

目覚めてTVをつけたら、僕の好きな鼎談番組「ボクらの時代」を
放送していた。
今回の鼎談者は、桂歌丸師匠と三遊亭楽太郎師匠と林家たい平師匠。
メンツを見て、“あれ?もう夕方???”と思ってしまった(笑)

でも、他局でこの3人の話を聞けるのは面白かった。
奇しくも、先日「笑点」の前司会者であり、楽太郎師匠のお師匠さん
だった三遊亭円楽師匠が逝去された直後。
番組は、9月下旬に収録されていたらしく、円楽師匠の元気だった頃の
話も面白おかしく話されていた。

番組を通して、僕が一番印象に残ったのは、歌丸師匠の言ったひと言。

“褒める人間を敵と思え。叱る人を味方と思え”

唸った。
こう思えるようになるには、当人も相当な努力と研磨が必要だ。
でも、若輩ながら、これは的を得た真実だと僕は思った。

人は、成功の波に乗る時が、長い人生の中で一度や二度は必ずある。
そうなると、人は必ず天狗になる。
そんな天狗を担いで褒め倒す人間が、周りを取り囲む。
取り囲まれると、天狗は周りが見えなくなる。

しかし成功の波は、いつか引く。必ず、引く。
そうなると、褒めていた人間も、見事にすべて引く。
その時、人は自分の愚行に初めて気づく。

それでは、遅いのだ。

そのためにも、成功の波に乗った時にこそ、天狗の鼻をポキンッと
折ってくれる人が必要なのだろう。

僕も若い頃は、よく鼻を折られた(笑)
折って、折って、折られまくれて、今日に至ったようなもんだ。
その頃は、“どうして・・・”と、周りの人を逆恨みしたもんだが、
今ではむしろ、感謝している。
あれから10数年が過ぎて、そうやって鼻を折られることも少なくなった。
これは、逆に危ないことだと思うことがある。
それでも、何人かの先輩が、今でも僕を叱咤してくださる。

素直にありがたいと思う。

叱られることのありがたさ。
これが分かっただけでも、僕も少しは大人になったのかな(笑)?
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