りきる徒然草。

のんびり。ゆっくり。
「なるようになるさ」で生きてる男の徒然日記。

親子ゲーム。

2010-06-22 | Weblog
昨夜、YOU TUBEで久々に見た。

当時、長渕剛はあまり好きじゃなかった。
でも、このドラマだけは別だった。

いいドラマだった。

特に最終回のマリオを父親が引き取りに来るシーンは、
今も鮮烈に覚えている。
長渕剛の迫真の演技。
植木等の渋い演技も忘れられなかった。

あれから24年が過ぎて昨夜あらためて見たけど、
やっぱりこのシーンは、今見ても圧巻だった。

非日常のような空間。
この空間と時間が幻であって欲しいと望んでいる登場人物たち。
その空間を突き破るように電話が鳴る。
電話の相手は、財布を忘れていないか?と、受話器越しに問う。
そのあまりにも日常的な言葉に、この時間と空間が非日常でも幻でもなく、
明らかに今、自分たちの前に突きつけられた現実の空間と時間なのだ、と
誰もが痛感する・・・。

役者のセリフと演技以外は、一度電話が鳴るだけで、あとは何もない。
役者の演技とスタッフの演出に、すべてがかかっている。

これが本当のドラマというものだろう。

昨今のドラマに、ここまでの力量を発揮している役者や脚本や演出が
あるとは到底思えない。

蛇足だが、このドラマは荒川周辺が舞台なんだよね。
荒川土手といえば、やっぱり思い浮かぶのは、金八先生。
金八世代との僕としては、このドラマの舞台が荒川周辺だったことも
嬉しかった。
東京には何度か行ったけど、さすがにこの辺りはまだ行ったことがない。
いつか訪れてみたい場所のひとつだ。

親子ゲーム(1986) 最終話 1/5


親子ゲーム(1986) 最終話 2/5
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