りきる徒然草。

のんびり。ゆっくり。
「なるようになるさ」で生きてる男の徒然日記。

ニューオリンズ・ブルースバンド。

2010-10-31 | Weblog
昨週壊れた腰痛もあって、この土日は家でおとなしくしています(^_^;)

いい機会なので、僕の部屋(息子と相部屋)のお掃除。
すると、ボードの上に置いた数々のFIATのミニカーやポストカードの
奥から、とある人形たちが顔を覗かした。


黒人のブルースバンド。
今から15年くらい前に、アメリカへ新婚旅行へ行った幼なじみのお土産だった。
箱を開けた瞬間、飛び上がって喜んだことを今でも覚えている。
本当にニューオリンズで買ったのか、もしくはニューオリンズで作られたのか
不明だが、箱には“New Orleans Blues Band”と明記されていた。

真相なんて、どっちでもよかった。

もしかしたら、空港の免税ショップで買ったのかもしれない。
国内のちょっとした輸入雑貨屋に行けば、すぐに手に入るのかもしれない。

しかし、僕が音楽が好きで、その中でも(それほど詳しくはないが)
アメリカン・ルーツ・ミュージックが好きで、そういうことを幼なじみが
ちゃんと覚えていてくれていて、遠いアメリカの地で、新婚ホヤホヤの
奥さんと“これを買って帰ったら、りきるは喜ぶんじゃない?”と一緒に
相談して決めて買ってくれたことが、僕はとても嬉しかったのだ。

この人形を見るたびに、僕はこう思う。
プレゼントとは、贈る相手がこの世に存在していることを認める、
最も分かりやすく、それと同時に、最も難しい行為なのではないか?と。
だからこそ、プレゼントを贈る立場の人間は、何を贈るか悩み、
贈られた立場の人間は、プレゼントを貰うと子どものように喜ぶ。

あれから、僕も結婚して家庭を持って、何度か引っ越しもしたが、
この人形たちも、常に僕と一緒に引っ越してきた。
今も、僕の一番大事なモノたちを置くスペースに鎮座している。

じっと見つめていると、今にも本当に音楽が聴こえてきそうだ。
たとえば、こんなゴキゲンな曲がね♪

Big Joe Turner - Shake, Rattle & Roll
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