りきる徒然草。

のんびり。ゆっくり。
「なるようになるさ」で生きてる男の徒然日記。

人生という名の列車。

2012-11-26 | Weblog
今暮らしているこの家をボクが購入したのは、今から
7年前のことだっだ。

当たり前のことだが、それは生まれて初めての出来事であり、
これも当たり前のことだが、生まれて最も高額な買い物だった。

家を購入されたことがある方ならよ~くご存知だと思うが、
家が自分の所有物になるまでの道程は、もう本当にとにかく
嫌になるくらい面倒で面倒で面倒で・・・。
不動産屋と金融機関に何度も何度も何度も足を運んで、その度に
数えきれないほどの書類にサインと押印を繰り返して繰り返して。
そんなことをしているうちに、いつの間にか、まるで自分の
価値を値踏みされているような錯覚に陥っていった。
(たぶんそれは錯覚ではなく、事実だったのだろう)

“どこにでもあるようなこんな小さな家のために、
なぁ~んで、こんなに振り回されなきゃいけないんだよっ!?”

ある日、ボクのマグマはついに爆発した。
それは一人で車を運転していた時だった。
クルマを運転しながら、大声で意味不明の言語をボクは絶叫し続けた(笑)

その時、カーコンポから流れてきたのだ。この歌が。

初めて聴く歌だった。
歌手の名前も、歌のタイトルも知らなかった。
でも気がつくと、ボクは年甲斐もなく号泣していた。

あれからずいぶん年月が過ぎて、歌の主人公よりも2歳年下だった
ボクも、とっくの昔に40歳を過ぎてしまった。
それと反比例するかのように、この歌を聴くことはなくなっていったのだけど、
今日、本当に久々に聴いてみた。

分かっているのだ。

この歌を聴きたくなる時のボクは、少し日常に疲れている(笑)
でも、負けないからな。
間違っても勇敢な冒険者じゃないけど、風に立ち向かってやる。

「人生という名の列車」馬場俊英
コメント
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