りきる徒然草。

のんびり。ゆっくり。
「なるようになるさ」で生きてる男の徒然日記。

闘う63歳。

2012-10-04 | Weblog
昨夜、先週末にNHKで放送された矢沢永吉のドキュメント番組を録画していたので、寝る前に見た。

新聞のラテ欄に「矢沢永吉・闘う63歳」と書いてあったのを目にして、“すげぇタイトルだな”と
思うのと同時に、“そうかぁ、永ちゃんもとっくに還暦を越えたんだよなぁ”という、なんだか感慨
深い気持ちも起こりつつ・・・。

ボクが矢沢永吉をリアルタイムで初めて聴いたのは、ちょうど30年前。
たしか「Yes my love」だった。
コカ・コーラのCMソングで、本人も出演していたんだよね。
テレビやラジオから頻繁に流れて来ていて、ボクは数多あるヒット曲のひとつとして接してた。

当時、永ちゃんはすでにONE&ONLYなスーパースターで。
年齢も32~3歳だったから、13歳だったボクから見れば、もうすでに立派な大人・・・という
よりも、完璧なおじさんに見えた(笑)

すでに価値観や評価が定まったモノに対して必要以上に敬遠してしまうのは、10代の子ども特有の
感情なのかどうかは知らないけど、それ以降も、ボクはほとんど矢沢永吉を聴かずに過ごした。

だから、矢沢永吉の曲を聴きはじめたのは、永ちゃんのキャリアから見れば、本当につい最近から。
昔はまったくメディアに登場しなかった永ちゃんが、頻繁にドラマや映画やCMに出演するように
なった、ここ10数年だと思う。

それまでまったく聴かなかったミュージシャンに、なぜ突然琴線が触れたのか、自分でもよく
分からなかった。
でも今になって思えば、その頃は、なんとか今の仕事でやっていけそうだなぁ、とおぼろげに
思いはじめた頃だったから、ひとつの仕事をずーーっと続けている、しかもブレがない人に、
無意識のうちに興味を持ってしまったのかも知れない。

それにしても、若い。
手垢のついた表現だけど、そうとしか言いようがない。

30年前は、60歳どころか、30代で“ROCK&ROLL !!!”と叫ぶことさえ信じられなかった。
それが音楽シーンの熟成とともに、ミュージシャンも、30代なんてまだペーペー、40代でイッチョマエ、
50代でホンモノ・・・というふうに、リスナーやオーディエンスの見方も変わってきたような気がする。
だから永ちゃんのパフォーマンスに、昔と比べても悲壮感や違和感がまったく感じられないのは、
当たり前なのかもしれない。

でも、若いよ。繰り返しになるけどさ。
だって、あなたの周りに、超満員のスタジアムでスタンドマイクを振り回している還暦の男って、
いるかい(笑)?

それでは、数多ある矢沢永吉の名言の中で、ボクが最も好きな名言を最後に記して、今日の日記は
終わります。

『お前がどんだけ良い大学入って、どんだけ良い会社に就職しても、お前が一生かかって稼ぐ額は、矢沢の2秒
コメント (2)
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