「彩の国名人戦」予選は抜けたけど…の巻

埼玉県で行われた「彩の国名人戦」に出場。

４人一組のブロック予選、２勝通過、２敗失格。１局目は後手。先手が早石田模様で来たので、このところ試している右四間飛車に。先手が▲５八金左を省略して美濃に囲ったため、△６五歩～△８八角成～△６七角と打てて早くも優勢。飛車角交換から竜を作り、右辺の駒をほぼ捌けては優勢から勝勢。怖いところはなかったですね。

２局目も後手。先手が角道を止めたので△３三角から向かい飛車に。先手は四間飛車から積極的に動いてきましたが、自玉をほとんど囲わなかったのが響いて、こちらのパンチがクリーンヒット。終盤ちょっと危うくしてしまいましたが、最後は安全勝ち。詰んでいるのに投了の意思表示がないのにはちょっとあせりましたが（＾＾;）。

２連勝で本戦トーナメント。またしても後手。１局くらいは先手が欲しかった。これも３手目▲７五歩と来られたので右四間飛車に。とりあえず穴熊にしてから、△６五歩～△７七角成～△４四角と据え、そこから右辺を放棄して△３五歩～△３六歩～△３二飛、と先手玉頭にロックオン。構想はまずくなかったものの、終盤の入り口で少し急いだのが悪く、攻め合い負けに。居飛穴下手を痛感。

しかし、少しずつ感覚は戻りつつあるような気がするこの頃。

 

「彩の国名人戦」は16日（日）開催

埼玉県で毎年開催されている「彩の国名人戦」は明日、16日に行われます。

場所は与野本町コミュニティセンター、10時から受付開始です。詳細は日本将棋連盟埼玉県支部連合会。

順位戦Ｂ級１組 佐藤康九段、Ａ級復帰

順位戦Ｂ級１組、佐藤康九段対山崎七段戦は、134手で後手・佐藤九段の勝ち。９勝２敗となり、次局を残してＡ級への復帰を決めました。

ゴキゲン中飛車から穴熊に組み替えた佐藤九段が玉頭から意欲的に攻め、最後は挟撃形から寄せきりました。

山崎七段は４敗目。３敗をキープした屋敷九段、４敗上位の松尾七段に次ぐ４番手に後退。

 

A級順位戦 谷川九段対高橋九段戦

Ａ級順位戦、谷川九段対高橋九段戦は谷川九段の先手。

後手・高橋九段は横歩取り８四飛。先手は１筋の突き捨てから▲１二歩～▲２一角と攻めましたが、少しシンプルすぎたのでしょうか。後手の反撃が早く、74手で高橋九段の勝ち。

これで谷川九段は４勝３敗。挑戦争いからかなり後退。高橋九段は３勝４敗で、残留に向けた大きな星です。

順位戦Ｂ級１組 鈴木八段、相がかりに

順位戦Ｂ級１組、鈴木八段対豊川七段戦は、鈴木八段の先手。

このところ居飛車をよく指す鈴木八段、初手▲２六歩から相がかり模様に。まだなんだか目が慣れません。

LPSA 芝浦サロン

明日のサロン、常駐女流棋士は松尾さんです。

【れんらくちょう】欠席です。サイゼリアに行きたいよ。

２五桂殺人事件

「週刊将棋」紙１月12日号で、石橋女流四段対室谷女流１級戦の、石橋女流四段による自戦記が掲載されています。

51手目に跳んだ▲２五桂が52手目の△２四歩で殺される展開。殺人事件捜査趣向の自戦記、とても面白いです。

「室谷さんを見てると彼女みたいな活躍をしてくれるフレッシュな女子高生棋士がLPSAにもいてくれたら」という述懐も出てきますが、ここで本音が出てしまうとは（^^;）。

室谷女流は勝てばベスト４で規定により女流初段昇段のチャンス。マイナビだけで女流３級から一気に女流初段、というところでした。

菅井新手、驚愕の新事実発覚

Ａ級順位戦、久保二冠対郷田九段戦の進行、▲７六歩△３四歩▲７五歩△８四歩▲７八飛△８五歩、に対する▲７六飛は昨年11月に菅井四段が谷川九段戦で指した新手と見られていましたが、明治39年４月１日の▲吉田一歩六段－△阪田三吉五段格戦で指されていたそうです！（名人戦棋譜速報より）

 

A級順位戦 三浦八段勝利

丸山九段対三浦八段戦は、108手で後手・三浦八段の勝ち。

穴熊の堅陣を頼みに攻め続けた先手でしたが、小駒での攻めを三浦八段がたくみに切らして勝ちきり。

ともに３勝４敗。

Ａ級順位戦 久保二冠、菅井新手に挑戦

Ａ級順位戦、久保二冠対郷田九段戦は、久保二冠の先手。

先手は３手目▲７五歩から三間に振り、後手の△８五歩に▲７六飛と浮きました。菅井四段が昨年指した新手ですが、それ以来指されていないようです。

角交換から互いに角を打ち合い、いったんは穏やかそうな進行にもどり