新宿機動部隊(将棋)

社団戦出場チーム「新宿機動部隊」のブログ。

棋聖戦第1局 羽生棋聖、先勝

2014-06-02 23:00:18 | プロ棋界

棋聖戦第1局、羽生棋聖対森内挑戦者戦は、106手で後手・羽生棋聖の勝ち。

横歩取りの出だしから、26手目△7二金がすでに前例のない形に。さらに27手目▲2八飛として、これは相掛り模様に近い戦いとなりました。中盤は後手の3三角が負担になるかどうかの駆け引きかと思いきや、先手が角交換。ここからは相掛り特有の手筋を繰り出しながらポゼッションを競い合うような勝負となりました。しかし、細かく攻めと受けをつないでいった後手が勝ちきり。

第2局は6月21日対局予定。


名人戦第4局 羽生挑戦者が勝って名人位復帰!

2014-05-21 23:49:41 | プロ棋界

名人戦第4局、森内名人対羽生挑戦者戦は、111手で先手・羽生挑戦者の勝ち。4連勝で名人位に復帰しました。

先手・挑戦者の▲2六歩に後手・名人は△8四歩。第1局、第2局に続いて相掛り模様の出だしとなりました。先手の棒銀に後手△8五飛。先手は39手目▲5六角と意欲的な作戦に出ました。先手陣に傷が多くなり、難しくなったようにも見えましたが、動いていった後手がカウンターを受け、最終盤もあやがあったようですが、先手の勝ち。

羽生三冠は4年ぶりの四冠に。このところの充実ぶりが目立ちます。


名人戦第3局 急戦矢倉に

2014-05-08 22:22:59 | プロ棋界

名人戦第3局、森内名人対羽生挑戦者戦は森内名人の先手。

後手・羽生三冠が矢倉に誘い、△5三銀型の急戦矢倉模様に。前例のある形から先手が香得。得した香車を▲5八香と打ち、手厚さを主張しますが、後手も穴熊に組み替えて互いに手の出しどころが難しそうな展開となっています。

59手目を先手・森内名人が封じました。


名人戦第1局 羽生挑戦者、先勝

2014-04-09 22:00:34 | プロ棋界

名人戦第1局、森内名人対羽生挑戦者戦は178手で後手・羽生挑戦者の勝ち。

相掛り模様から、29手目▲7七金で飛車角交換の乱戦に。陣形を直しつつ受けにまわって、先手は後手の攻めをきらしにかかりましたが、後手が角のラインを生かしながらうまく攻めをつなげ、最後は先手玉の薄みを突いて寄せ、反撃を余して勝ち切りました。

前期と同様に初戦は相掛り。しかし、激しい変化に両者が踏み込み、そこからは名人の受け、挑戦者の攻めという互いの持ち味で勝負する展開。電王戦に飽きた観戦者にとってはとても見どころの多い対局でした。

第2局は4月22日からの対局予定。

 

 

 


王将戦第7局 渡辺王将が勝って防衛!

2014-03-27 21:33:32 | プロ棋界

王将戦第7局、渡辺王将対羽生三冠戦は110手で後手・渡辺王将の勝ち。4勝3敗で王将位を防衛しました。

先手の羽生三冠がよさそうに見えていましたが、後手が徐々に駒をさばき、終局図では大駒の働きに大きく差がついてしまいました。

ゴキゲン中飛車での防衛、渡辺王将が芸域を広げながら進化を目指した記念すべき一局かもしれません。


王将戦第7局 ゴキゲン中飛車に

2014-03-26 22:03:55 | プロ棋界

王将戦第7局、渡辺王将対羽生三冠戦は振り駒の結果、羽生三冠の先手。後手・渡辺王将がゴキゲン中飛車を選択しました。

先手の超速模様から、互いに穴熊を目指して持久戦調に。ただ、この形は囲う手順と形によって判断が微妙に異なるようです。先手が3筋から動きましたが、後手はいなしながら中央を目指し、47手目を先手・羽生三冠が封じました。

決着のつく最終局、渡辺王将がゴキゲン中飛車を採用したのはこのところ指している形とはいえ驚き。対する羽生三冠の居飛穴は高勝率を誇る作戦ですが、渡辺王将がこの形に誘導したとすると、どこかで研究の手順が出てきそうです。明日の進行が楽しみ。


王将戦第6局 羽生三冠が勝って最終局に

2014-03-13 22:25:15 | プロ棋界

王将戦第6局、渡辺王将対羽生三冠戦は101手で先手・羽生三冠の勝ち。3勝3敗として結果は最終局に持ち越されました。

後手の急戦調に先手が反撃し、さらに後手は64手目△3九角という強い手からのっぴきならない展開となりましたが、最後は先手がうまく決めたようです。

最終局は3月26日から対局予定。


王将戦第6局 急戦矢倉に

2014-03-12 21:20:53 | プロ棋界

王将戦第6局、渡辺王将対羽生三冠戦は羽生三冠の先手。

このところ後手番では振り飛車も指している渡辺王将、本局は2手目△8四歩から矢倉模様。第3局と同様の進行で、△5三銀型急戦矢倉に進みました。

端歩の牽制を入れてから、先手が▲1五歩~▲6五歩と仕掛けていきました。この形で▲6五歩と突くのは相当怖いですが・・・。48手目を渡辺王将が封じています。


王将戦第5局 渡辺王将、勝って3勝目

2014-03-01 00:00:22 | プロ棋界

王将戦第5局、渡辺王将対羽生三冠戦は107手で先手・渡辺王将の勝ち。3勝2敗としました。

59手目▲3五歩から先手が積極的に攻め、後手も強気の応対で迫りましたが、先手に▲6九金とタダで金を打つ絶妙の受けが出て、勝ち切りました。

渡辺王将の深い研究と決断のよい指し手が奏功しました。第6局は3月12日からの対局予定。後手番の渡辺王将の作戦が注目されます。ゴキ中はないんじゃないかな・・・。