新宿機動部隊(将棋)

社団戦出場チーム「新宿機動部隊」のブログ。

社団戦2日目

2011-07-31 23:46:04 | 社団戦


1局目、まだ寝ぼけているうちにばかな負け方。本当に弱い。

2局目は抜け番で3局目。序盤を間違えて劣勢に。しかし相手の緩手があって最終盤では逆転していたのだが…相手玉ばかりを見ていて自玉が受からなくなるのおうっかり。ばかな負け方。本当に弱い。

4局目は後手番で(そういえば今日は全部後手番だったのはしびれた)、開き直って横歩取りを指そうと思ったら、先手が角道を止めたので結局向かい飛車に。完全に押さえ込んで制勝。

反省しきりの一日でした。


社団戦2日目は明後日!

2011-07-29 22:19:00 | 社団戦
31日(日)は社団戦2日目です。メンバーのみなさんはがっつりと調整し、臨んでください。わたしは先日、大宮センターに参戦、若者にぼこられてきましたが(--)。

なお、会場の節電対応にて1局目の開始は9時45分予定。浜松町駅集合は9時20分です。よろしくお願いします。

「千駄ヶ谷市場」先崎学・著

2011-07-28 20:30:12 | 将棋本




マイナビ女子オープン会場で購入し、先崎八段の揮毫をいただきました。

文章にまったく無駄がない。簡潔ということとはまた違う。書かなくてはならないことをすべて、決められた字数の中に書き込んだ、ということでしょうか。プロ棋士がプロの現場をリアルに書くことへのためらいも滲み出ている。河口七段「対局日誌」の、いまとなってはのどかな空気とは距離があるような。

まえがきの「深夜に及ぶ取材が終わると、いつも私はぐったりしていた」、そして「(原稿を)編集部まで持っていき、開放感に溢れた状態で、そば屋で昼酒を飲んだ」という記述に、書くことへの恐ろしい負荷があったことを感じ取れます。

しかし、たとえば、

「いいなあ広瀬君は」と誰かがいった。「いつもこうやって勝っちゃうんだ」

とか、いう控え室の会話や、

「中村は脇息にもたれ、ライオンが休むような格好で考えている」

といったフレーズの品の良さ。これは観戦記者には書けない。プロ棋士だからこそ書ける文章でしょう。まったく、素晴らしい本だと思います。これからも、先崎八段にはこういう文章を書いてもらいたい。ファンとしての気持ちです。

…220ページ「△5五角と突いたのが急所で」は「△5五歩」の誤り? 編集部はきちんと校正しなくては。



王座戦挑戦者決定戦 渡辺竜王が挑戦者に!

2011-07-27 22:07:41 | プロ棋界
王座戦挑戦者決定戦、渡辺竜王対久保二冠戦は109手で先手・渡辺竜王の勝ち。羽生王座への挑戦権を獲得しました。

後手・久保二冠のゴキゲン中飛車に対して先手は超速模様から持久戦に。相穴熊の戦いとなりましたが、機敏に動いて戦機をとらえた渡辺竜王が押し切りました。

王位戦第2局 一手損角換わりに

2011-07-26 20:24:13 | プロ棋界
広瀬王位が先勝した王位戦7番勝負、2局目は広瀬王位の先手。

先手は3手目▲2六歩と居飛車を指向。対する羽生二冠は一手損角換わりに誘導しました。広瀬王位の角換わりは少し珍しいですが、横歩取りも指しこなす以上は角換わりも当然、研究があるはずです。

42手目を後手・羽生二冠が封じました。

「その者青き衣をまといて」

2011-07-20 22:36:11 | 与太話
常々、将棋とサッカーの類似点を気にしているわけですが…

なでしこ対アメリカ。序盤、アメリカの作戦勝ちから1点取られて劣勢に。同点に追いつき、なんとか挽回するも延長後半に2点目を取られて詰めろ。しかし、澤の同点ゴールが詰めろ逃れの詰めろ! 終始優勢だったアメリカが秒読みに追われたままPK戦に突入してしまい、ココセの連発。3本目を海堀が止めてなでしこ自玉はゼ。アメリカに必至をかけたところで熊谷がPKを決めてアメリカ投了。

将棋の指し手はすべて自己責任。一方、サッカーは手を使えずにボールを扱うという偶然性があります。ただ、時計を使った将棋では、秒読みに追われてどんな手を指していいかわからなくなる。これでサッカーと同様の偶然性は確保されているのかもしれません。

なにより、少しずつ時間が失われていく焦燥感。ぎりぎりの攻防で最善を尽くさなければ負けるという恐怖。どんな競技でもあることですが、将棋とサッカーにおいてはことさら、この点で同じようなひりひりする感覚があると思います。

「その者、青き衣をまといて金色の野に降り立つべし。
失われし大地との絆を結び、ついに人々を青き清浄の地に導かん」

あちこちでつぶやかれていますが、「風の谷のナウシカ」のこの伝承。
なでしこジャパンの表彰台で背景に舞った金色の紙ふぶきとのマッチングは…。