妙手▲5七銀の出た第37期名人戦第4局などの歴史に残る名局もさりながら、そのまま定跡というような将棋(第16期竜王戦2組・対三浦戦など)もあり、並べると勉強になること請け合い。
とはいえ、独特の大局観に支えられた構想は、なかなか素人に真似のできることではないと思いました。芸、です。
妙手▲5七銀の出た第37期名人戦第4局などの歴史に残る名局もさりながら、そのまま定跡というような将棋(第16期竜王戦2組・対三浦戦など)もあり、並べると勉強になること請け合い。
とはいえ、独特の大局観に支えられた構想は、なかなか素人に真似のできることではないと思いました。芸、です。
NTTル・パルク杯第3期天河戦三番勝負第1局、石橋天河対中井女流六段戦は、134手で後手・石橋天河の勝ち。
中井好戦者の初手▲2六歩に、石橋天河は2手目△7二飛! 前例のない手将棋から、双方一歩も主張を譲らない戦いとなりましたが、中盤で駒得となった石橋天河が先手玉を寄せ切りました。
第2局は3月10日の対局。
79手で先手・渡辺竜王の勝ち。1勝1敗となりました。
先手玉頭が忙しいところで、▲2八歩~▲2七歩と角を取りに行く構想が功を奏したようです。いろいろと変化はありそうなので、これで先手良しとの結論が出るかどうかわかりません。
第3局は3月6日の対局。
渡辺竜王の新手は37手目の▲1三龍。よくある手ですが、このタイミングでは前例がないようです(前例はすべて▲6五香打)。
久保棋王は△6六馬と切って香を取り、5筋から反撃。
棋王戦第2局は渡辺竜王の先手。
後手・久保棋王のゴキゲン中飛車に対して、▲5八金右超急戦を選択。どこかで新手が登場するはずです。
LPSA芝浦サロンへ。
今日はナイター・トーナメントも開催されていたが、定刻の6時半には間に合わず。それでも、受付を担当していた大庭美夏さんに「あ、入ります?」と言っていただきましたが、遠慮して通常サロンで入場。
するとリーグ戦での手合いが付き、これがまたOさん。「じゃんじゃんマンデー」で指してからすぐの対局は味が悪かったですが、指すこと自体はもちろん楽しみなので対局開始。先手を引いて性懲りなく早石田。しかしまたも仕掛けるのが早すぎて失敗。
しょぼしょぼと島井女流初段の指導対局に。三間飛車対向かい飛車。上手が高美濃から矢倉に組み替えて盛り上がってくるのがわかっていながら浮き飛車に構えるとはどうしたことでしょう。いいところなく完敗。いずれの対局も玉側の端歩を突かずに負けてしまいました。心の余裕がないのでしょう。
しかしアフターでは久しぶりに中井女流六段、植山七段ともお会いでき、リフレッシュのひとときを過ごせました。ありがとうございます。
LPSA芝浦サロン、明日金曜日の常駐棋士は島井さんです。
ナイタートーナメントも開催日。
【れんらくちょう】生徒会長、よろしくお願いします。
アマチュアの間で今、本当に人気があるのかどうかは知りませんが、確かに大会で見かけることもあります。昔、「羽生の頭脳」の結論を村山聖が覆したりしていた時代に時分でも指したことはありますが、今では怖くて指せないですね。しかし細かな変化が記され、それを追っているだけでも楽しめます。
▲4六角△2七角▲4八金には△3八歩、だそうです。
LPSA芝浦サロン、今日は「ジャンジャン・マンデー」。10分30秒でじゃんじゃん指す企画です。
定刻より遅れていくと、すでにひとしきり熱戦が展開されている様子。藤森女流四段が椅子でくつろいでいる。早速、手合いがついた。このスピード感がよい企画。
振り駒で藤森女流の先手。予想通りの早石田に、右四間に組んでみる。しかしさばくポイントがよくわからずに作戦負け。とりあえず銀冠に組んではみたものの右辺で指す手がなく、一度腰掛けた銀を4七に引くのではまったく自信なし。しかし、そこから振り飛車が手待ちせずに仕掛けたのが急ぎすぎだったようで、カウンターからなんとか勝利。感想戦をしっかり付き合っていただき、勉強になりました。
続いてOさんとの一局。振り駒で先手を得たので早石田。序盤で仕掛ける変化もあったが見送り、美濃囲いに。△7二金と棒金模様に来たのにさっさと▲7六金と決めたのがまずく、△6三金とされてみると早くも作戦負けっぽい。さらに4筋の位を取られたのもよろしくなく、1筋を詰めただけでは割りに会わない。仕方なく暴れてみるものの的確に応対されて手も足も出ず…しかし、かろうじて相手の玉が薄いところにくらいつき、最後はぎりぎり逃れて寄せられずに逆転勝ち。
なんとかこういう将棋を拾えるまでには調整できつつある、と自分では思いたい。「じゃんじゃん部長」を目指してがんばります。
久保王将が勝って対戦成績を3勝1敗としました。
久保王将としては、関西の後輩である豊島六段にはまだまだ負けられない、また負けるわけがないというところを見せ付けるようなタイトル戦にしたいところでしょう。その青写真とおりに進行しているようです。
もちろん豊島挑戦者もそうはさせないという意地があるでしょう。次の対戦が楽しみです。