新宿機動部隊(将棋)

社団戦出場チーム「新宿機動部隊」のブログ。

「戸辺流現代振り飛車手筋集」戸辺誠・著

2011-06-30 21:55:27 | 将棋本


石田流と中飛車、アマチュアでも大流行の振り飛車2大戦法の、序中終盤における手筋を紹介しています。

戸辺六段の実戦を主な題材としているので、かなりリアルに読み筋を公開しているのがまずポイント高いと思います。約半分を占める序盤編、基本変化は他の定跡本でも出てきますが、踏み込んだ読み筋は他書では見られません。

いちばん読み応えのあるのは中盤編。そもそも現代振り飛車で石田流と中飛車がこれだけ指されるのは、序盤で間違えなければある程度有利に(とまで言わなくても気分よく)指せるということに尽きると思いますが、その先はもちろん舗装道路ではないので、ひとつ間違えれば路肩に踏み外してしまいます。この中盤の手筋を把握すると、序盤の有利を拡大して優勢まで持っていけるはず。そのヒントがたくさん記されている一冊です。

振り飛車党必携。対振り飛車党(?)、たぶん必携。

ええと、カバーはもう少し工夫してほしかったです。

社団戦開幕!

2011-06-26 21:34:11 | 新宿将棋倶楽部
社団戦が開幕。

ところが、今日は情報処理技術者試験が重なってしまい、SEのメンバーが多い新宿将棋倶楽部には打撃。3チームとも、ぎりぎりの人数となり、機動部隊は最小人数の7名編成。
写真を撮っているひまはほぼ、ありませんでした。



1局目、先手番。▲7六歩△3四歩▲7五歩に△4四歩。ここから相三間飛車になったので容易に指しやすく。しかし、優勢なのに攻め急いだのがたたり、負け。こういう将棋を勝てないとまずい。

2局目、後手番。1局目と逆に早石田でこられたので、右四間に。この形、振り飛車を持って自信のある戦型なのだが、変化を知らないとはまるはずなので、あえて右四間側を持ってみた。案の定、こちらが良くなる変化となり、短時間で勝利。

3局目、後手番。4手目△3三角。先手が居飛車穴熊に変化したので5筋の位を取って優勢に。しかし、最終盤で攻め合い一手勝ちと思っていたのがそうではなく、青ざめる。こちらからの寄せが連続王手の千日手では負けにしていた。相手が受け駒を変えてくれたのでなんとか勝ちきれたが…。

4局目、先手番。▲7六歩△3四歩▲7五歩に△5四歩。後手は向かい飛車。駒組みの隙を突いて飛車角交換となり、完封ペースの優勢に。ところが、完封を意識しすぎ、怪しくしてしまう。ようやく寄せたと思ったところで錯覚に気づき、ぎりぎりで代えた手が大ココセ。詰まされてしまった。

…という冴えない2勝2敗。しかし今日はチームが4連勝なのでまったくOK。



次月もがんばりましょう。

ジョナ研だ

2011-06-25 00:29:23 | 将棋よもやま
6時半過ぎに聖地・駒込ジョナサンへ。すると、すでに布盤を広げている人がいました。



どこか、おかしいのではないでしょうか。
メンバーが集まってきます。みな、棋譜を携えてきて、次々に並べてはああでもないこうでもない、と突っつき始めます。プロの感想戦ではないのですから、正しい結論に至っているのか、わかりません。それでも突っつきます。

どこか、おかしいのではないでしょうか。

こんな楽しい時間はありません。


女流王位戦第4局 清水女流六段の勝ち

2011-06-21 21:04:12 | 女流棋界
女流王位戦第4局、甲斐女流王位対清水女流六段戦は144手で後手・清水女流六段の勝ち。対戦成績は2勝2敗となりました。

先手の早石田に対して棒金はともかく、32手目、△7三歩は驚愕の一手。
先手は早めに▲2二角成から▲7二歩と動いていったほうが良かったのでしょうか。

第5局は6月29日の対局。