新宿機動部隊(将棋)

社団戦出場チーム「新宿機動部隊」のブログ。

竜王戦第5局 ややこしい角換わりに

2012-11-27 22:51:43 | プロ棋界
竜王戦第5局、渡辺竜王対丸山九段戦は丸山九段の先手。

またしても角換わり。すらすら進んでいますが、40手目くらいまでは先後どちらもあるという変な局面となりました。42手目で前例がなくなっています。

48手目を後手が封じました。

王将戦挑戦者決定リーグ、渡辺竜王が全勝で挑戦者に!

2012-11-27 22:51:43 | プロ棋界
王将戦挑戦者決定リーグは、渡辺竜王が最終戦で羽生三冠を下して全勝でリーグ優勝を遂げ、佐藤王将への挑戦権を獲得しました。

最終戦は後手・羽生三冠のゴキゲン中飛車に先手の超速。互いに踏み込みあいましたが、先手の一手勝ち。

王将戦七番勝負は年明け1月

「石田流の基本 早石田と角交換型」戸辺誠・著

2012-11-25 21:00:48 | 将棋本


石田流でプロでは主流の形をまとめた一冊。しかし対右四間飛車、四手目角交換、というアマチュア棋戦でもよくある戦型が解説されています。

戸辺六段の研究と実戦を下敷きにした詳しく濃い内容で、読み応えがあります。

石田流本組が、サッカーに例えると飛車のワントップを、2列目の角銀桂が支えて攻撃する形としたら、角交換型は飛車がサイドに流れる、日本代表でも見られるゼロトップ型、と言えるかもしれません。

倉敷藤花第2局 里見倉敷藤花が勝って防衛!

2012-11-23 20:18:04 | 女流棋界
倉敷藤花戦第2局、里見倉敷藤花対矢内女流四段戦は98手で後手・里見倉敷藤花の勝ち。2連勝で倉敷藤花位を防衛しました。

後手が4手目に角交換し、角換わり風の出だしからダイレクト向かい飛車。先手は乱戦になる順を見送りましたが、後手の素早い動きが玉形の差を生かしたようで、制勝となりました。

里見倉敷藤花、磐石の防衛です。

木曜日のジョナ研

2012-11-23 00:01:57 | 将棋よもやま
ジョナ研。カレンダーの都合で、たぶん初めての木曜日開催です。



実戦を2局。Hさんとは居飛車銀冠対藤井システム模様の四間飛車。振り飛車側が右桂を端に飛んでくる意表の攻めでしたが、銀冠なので受け止めてから反撃が利きました。終盤は粘られる手順もあったようですが、一手勝ち。

Fさんとは後手番で角換わり。こちらの早繰り銀に先手が玉型を誤り、序盤は有利に。無理気味に攻めて来たところをきちんと対処すればそのまま優勢を保てたはずですが、慎重なつもりが裏目に出て食いつかれました。しかし直後に先手が対応を誤ったために一手勝ち模様…を、玉の逃げ間違いで、入玉は果たしたもののつかまってしまいました。しかし面白い一局。

ジョナ研らしからぬリアルな対局が多くなってきたのはどうかとも思いますが…、まあ、いいか。

竜王戦第4局 丸山九段、一勝を返す

2012-11-21 20:55:37 | プロ棋界
竜王戦第4局、渡辺竜王対丸山九段戦は102手で後手・丸山九段の勝ち。1勝を返して第5局につなげました。

37手目▲1五銀の新手に、後手も△4五角と決断の一手を放ち、難解な展開に。55手目▲5七金はどうだったでしょうか。58手目の封じ手△8五歩から、得した銀で先手の飛車を責めにいった構想が勝利を呼びこんだように思えます。

第5局は11月28日の対局予定。


竜王戦第4局 渡辺竜王、早繰り銀に

2012-11-20 22:40:01 | プロ棋界
竜王戦第4局、渡辺竜王対丸山九段戦は渡辺竜王の先手。

角換わりシリーズの本タイトル戦、今回も第2局と同じく後手の一手損角換わりに先手の早繰り銀。第2局で勝っている渡辺竜王から手を変える展開ですが、封じ手の局面は後手がよさそうな雲行きです。

手を変えたところからも互いに研究範囲のように進んでいますが、はたしてどちらが読み勝っているのでしょうか。


早石田対角交換急戦

2012-11-19 21:29:25 | 研究
木場研の実戦。

▲7六歩△3四歩▲7五歩△8四歩▲7八飛△8五歩▲7六飛、ここですんなり収まっては面白くないと後手が思えば、△8八角成▲同銀△4五角。



実戦は後手が△2七角成を見送って別の将棋となりました。△2七角成とすると、定跡手順でこの変化に。



この局面をどう評価するかは難しいようで、「よくわかる石田流」と「早分かり石田流定跡ガイド」で少しニュアンスが違うようです。振り飛車党としては先手を持ちたいですが…。





JT杯決勝 羽生二冠対久保九段戦、久保九段優勝!

2012-11-18 22:17:01 | プロ棋界
JT杯決勝戦、羽生二冠対久保九段戦は109手で先手・久保九段の勝ち。

▲7六歩△8四歩▲5六歩から中飛車。角交換から中盤までは定跡形でしたが、そこからの難解な手将棋を先手が制しました。このところ活躍の見られなかったくぼ九段、嬉しい優勝だったと思います。