女流王位戦第3局、甲斐女流王位対清水挑戦者戦は、93手で先手・甲斐女流王位の勝ち。2勝1敗としました。
先手の中飛車に後手は積極的な攻勢。先手が少し対応を誤り、後手の手が続きますが、先手が頑強かつ柔軟な受けを続けるうちに形勢逆転。最後は受け切りから即詰みに打ち取りました。
この流れで甲斐女流王位が防衛に持ち込むか、挑戦者が返すか。まだまだ楽しみなシリーズです。
女流王位戦第3局、甲斐女流王位対清水挑戦者戦は、93手で先手・甲斐女流王位の勝ち。2勝1敗としました。
先手の中飛車に後手は積極的な攻勢。先手が少し対応を誤り、後手の手が続きますが、先手が頑強かつ柔軟な受けを続けるうちに形勢逆転。最後は受け切りから即詰みに打ち取りました。
この流れで甲斐女流王位が防衛に持ち込むか、挑戦者が返すか。まだまだ楽しみなシリーズです。
本業?の将棋では女流棋士里咲花と当たり、福岡ホーネットでは日本代表円藤を擁するガンダーラ大阪とガチの対決。ナリキンに休む暇はない・・・。
ガンダーラはゴキ中を採用してホーネットを翻弄。しかも資金難にも襲われるホーネット! なんかシャレにならない展開ですが、今のJリーグと将棋連盟のバタバタぶりをきっちり表しているようにも見え。
選手が募金活動しているところはかつて横浜フリエが経営難に陥った時を彷彿させ切ないです。サンパイオが募金してたな。
ちくま文庫オリジナル。
観戦記者、プロ棋士、作家、ブロガー、様々な立場の筆者によるエッセイ41本を集めた一冊。初出は「将棋世界」などの将棋専門誌、「血涙十番勝負」(山口瞳)などの単行本、ブログほかWEBと年代も媒体も多岐に及びます。将棋にまつわるエッセイのアンソロジーは、ありそうであまりなかったものであり、将棋テキストに関する貴重な文献として、非常に価値の高いものになっていると思います。
編者は、「取り上げる作品は自分の手で打ち直し、テキスト化した」(編者あとがきより)そうです。これはできるようでなかなか大変なこと。しかし、その作業によってオリジナルのテキストはいったん編者の内に取り込まれ、新たなインパクトを持ちえたでしょう。この一冊に漂う密度の濃さは、まずそこに所以するものと思います。
さて、誤読を承知で。ここには将棋界の行く末が表現されています。
「十年後の将棋世界」(将棋観戦)にリアルに表現された、「日本将棋連盟は死すとも将棋は死なず」というビジョン、また「人間が人間と戦う将棋の面白さ」(梅田望夫)で示された渡辺明プロの「将棋が強ければ飯が食えるという棋士という職業の前提が、自分の時代には“放っておいたら”崩れるかもしれないという危機感を抱き」という感覚。安定したスポンサーであった新聞社の業績が悪化し、片やコンピュータ将棋の進歩に突き上げられて、将来が不透明な局面を迎えたいま、プロ将棋界はどこへ向かうのでしょうか。この2編のテキストは、全体のほぼ中央に位置する配置となっており、読者はこのあたりでいろいろな想いにとらわれることでしょう。
一方、冒頭の「聖性」(中平邦彦)、末尾の「八月一日(日曜日)晴」(山田道美)には、そんな道行のあやうさなどとは関係ない、将棋の未来についての暖かなまなざしが向けられています。「将棋の棋士は、一種の聖者といってよい」というフレーズで始まり、「夢の国で将棋がさせるように祈る!」という文で終わる構成からは、さまざまな条件が悪い方向に流れていくにせよ、将棋そのものの純粋性には揺らぎはない、という祈りのようなものがこめられているように感じます。
「僕は将棋が好きである」とサラッと書かれた編者あとがき、ここにこの一冊のエッセンスがシンプルに凝縮されています。
すっかり将棋フットボールがチーム戦術として浸透した福岡ホーネット、新シーズンの開幕戦はモンテンドー山形。自信たっぷりに角換わり?に誘導しますが、腰掛銀をつぶされ、棒銀を見切られ‥浮足立った挙句、雀刺し!で失点してしまいます。
しかし中学生プロ棋士で福岡のGK、成金はすぐに相手の手の内を読んで逆転。後半は互いに手持ちの角?を選手交代で起用。ここからは富岡流の展開! 飛車(FW)をおとりにする間に角(DF)が敵陣深くに侵入、一歩使って相手の金(ボランチ)をおびきよせ、最後は見事にゴール。
角換わりの定跡をサッカーの戦術と見事に連動させ、ますます好調。渡瀬竜王のキャラも立ち、ここからも楽しみです。いつもカッコいいコマがありますが、今回は174ページ右下! 山形の将棋フットボールに手ごたえを感じつつあったMFロメオの背後で一目散に敵陣を目指す福岡・六角の後ろ姿にシビレます。