新宿機動部隊(将棋)

社団戦出場チーム「新宿機動部隊」のブログ。

小説すばる新人賞「サラの柔らかな香車」

2011-11-30 20:33:23 | 将棋よもやま
「小説すばる」誌12月号にて、第24回小説すばる新人賞が発表され、元奨励会1級の橋本長道さんの「サラの柔らかな香車」が受賞しました。

ブラジル出身の少女、サラが棋界に新たな風を吹き込むというストーリー(同誌には抄録なので、詳細まではわかりませんが)。選者間にはだいぶ論議のあった作品のようですが、将棋界にはどのように受け入れられるでしょうか。

個人的には、「魅せる将棋」という将棋界でしか通用しない言葉を使ってしまうあたりが、ちょっと気になりましたが、これから活躍してほしいと思います。

王将戦最終局一斉対局 佐藤九段、プレーオフに!

2011-11-28 21:02:07 | プロ棋界
王将戦リーグ最終日は一斉対局が行われ、佐藤九段対広瀬七段戦は115手で佐藤九段の勝ち。
挑戦者決定は豊島六段とのプレーオフとなりました。

後手・広瀬七段のゴキゲン中飛車に佐藤流で対抗。中盤に積極的に動いたことが奏功したようです。プレーオフは12月2日の対局予定。

着手完了と時計について

2011-11-27 23:55:15 | 将棋よもやま
「週間将棋」紙2011/11月30日号に、このような記事がありました。

「11月16日号掲載の記事中に、“マナーとしては手が離れたら着手ですが、ルールとしては時計を押した時点で着手というのが明確じゃないですか”という発言があり、それに対して“着手はあくまでも手が離れた時点でないと大会運営に支障が出るから訂正してほしい”というクレームがあった。記事の趣旨は“手が離れた時点で着手完了というルールに基づいたもの”です」

この認識の齟齬は実際に経験したことがあります。道場のローカル・ルールで「時計を押すまでは着手完了ではないので手を変えてよい」というところがあり、そういた判定を目撃したことがあります。一方、数年前の社団戦で相手が持ち駒を打ち間違え、違う駒に打ち直したので「それは反則でしょう」と告げたところ、「まだ時計を押していないので問題ないです」と言われ、理事に確認したところ手が離れた時点で着手完了、この場合は反則負けという裁定が下りました。

大会ごとにきちんとルールの説明をすることがいいと思いますが、11月16日号の記事の趣旨は、「手が離れた離れない、という判定は実際には困難なので、時計を押したかどうかという基準にすれば明確だろう」ということなのではないかと思ったのですが、週間将棋紙は違う認識なのでしょうか? 紙面の全文を読んでもよく理解できませんでした。

ちなみに個人的な認識では、「手が離れたら着手完了」だと思いますので、あとはマナーの問題だと感じています。それが統一できないならば、時計を押したら着手完了、というルールでもやむなしでしょうが、どうも納得はいきません。





神保町にて将棋会

2011-11-26 19:53:23 | 将棋よもやま
神保町にて将棋会。アカシヤ書店店主さんの肝いりで、居酒屋の2階を昼間空けていただきました。

3局。相振り、相三間、横歩取り△3三桂。どれも考えることの多い、面白い対局をさせていただきました。

居酒屋さんなのでそのまま打ち上げに移行できる大きなメリット(^^;)。どうやら次回もありそうなので、ぜひ参加させていただければと思います。

竜王戦第4局 角換わり腰掛け銀に

2011-11-24 22:03:40 | プロ棋界
竜王戦第4局は丸山挑戦者の先手。

先手が7手目に▲7七角と上がったので、後手はノーマル角換わりを選択。△6五歩型から、互いに手間地を繰り返す模様となりましたが、後手が△1二香から穴熊を見せて打開(?)。68手目、△1一玉と潜ったところで先手の封じ手となりました。

ここは先手も仕掛けるところでしょうから、2日目は午前中から激しい応酬となりそうです。

ジョナ研「ふたりのジョナ研」

2011-11-20 20:12:50 | 将棋よもやま
旧聞ですが、11日はジョナ研でした。

いつものジョナ研であれば、比較的遅めに聖地・駒込ジョナサンに入る。しかしこの日は、出先での用事が早めに片付いたため、そのまま駒込に移動すると、6時をまわったくらいであった。もちろんこのまま聖地入りしてもいいのだが、なんとなく一番乗りは気が引ける。今日の参加者が少なめなことは連絡用のブログで確認していたので、この時間では一番乗りとなる可能性は高い。

とはいえ、ここまできてどこかで時間を潰すのは味が悪い。いや、時間の潰しようはいくらでもあるのだが、だったらここに来るまでになんとかしてればよかっただろう?と自問してしまうのがわたしの弱いところである。将棋でも同じことが言えるのが自明なところがつらい。とかなんとか考えているうちに、ジョナサンまで来てしまった。駒込駅から普通に歩けば10分で着いてしまうのである。仕方がない、店に入った。

店に入ると、すぐに店員さんが出迎えてくれる。「おひとりさまですか?」「いや、待ち合わせだけど…」先に誰も着いてなければ待ち合わせもなにもないのだが、とりあえず返答しながら店内に目をやると、中央付近にAyaちゃんがいるのが目にとまった。ああ、やはり金曜日はレギュラー・シフトか。しかし、いつもきびきびと動いているAyaちゃん、どういうわけか客と話し込んでいる風情である。もしかしたら…と思いつつ「あそこの連れです」と断わって近づいた。すぐにAyaちゃんが気付いて、「あっ、お客様がいらっしゃいました」と客に一声かけて離れて行った。客は思ったとおり、Oさんであった。「お邪魔しちゃったかな」「いえいえ、お待ちしてました」という会話をかわして、Oさんの斜め向かいに座り、生ビールを注文。

Oさんはいろいろあった末に、今はAyaちゃんとうまくコミュニケーションをとろうとしている。そのために、携帯を持たない主義を変えてスマホを買ったほどなのだ。これは本気であろう。当初の目的であるAyaちゃんのメアドをゲットするには至っていないようだが、まだこれから可能性は充分にあるはずだ。しかし、Ayaちゃんがわたしに気付いて離れていったときに一瞬見せた微妙な表情はどう解釈すればよかったのか? 「Oさんともっと話していたかったのに、邪魔をして…」なのか、「ああ、ちょうどいいところに来て下さって、解放されてよかったわ」なのか。正直、女ごころはまったくわからない。

ともあれ、Oさんとふたりである。先日の合宿の話。将棋のよもやま。LPSA。例の話。

わたしは無口というか、何か言う前にちょっと考えたい性質なので、先にしゃべられるとどうしても聞き手に回る。それは自分でもある意味楽だ。Oさんもどちらかといえば口下手で無口なのだと思う。サービス精神が強い人なので、場を盛り上げたりするが、本質的にはシャイだろう。なので、将棋観その他、共通すると思っている。

3時間半ほど話した。いつもならもっと粘るが、おやじふたりで金曜日の夜にファミレスに長々といるのもちょっとと思い、10時ごろに店を出る。駒込駅に向かいつつ、「今日はOさんとふたりで話すことができて楽しかった」と言った。まあ社交辞令だが、半分は本心。持つべきは棋友、ということを改めて感じた時間だった。

ジョナ研「横歩も取れない男に負けては」

2011-11-18 23:43:51 | 将棋よもやま
そういえば先週は「ふたりジョナ研」という得がたい体験だったのでした。
今日はレギュラーが揃う形。



このところ盤駒が出ないこともありましたが、今日は指したい気分となり、2局。
いずれも後手番で居飛車にしましたが…1局目の角換わり模様はともかく、なぜ2局目の横歩取りにならなかったのでしょうか? まあ、将棋は難しいです。ご先祖様には申し訳ない(^^;)。