新宿機動部隊(将棋)

社団戦出場チーム「新宿機動部隊」のブログ。

先手向かい飛車逆棒銀

2013-04-30 21:05:45 | 研究

木場研の実戦。▲7六歩△8四歩▲5六歩△8五歩▲7七角△5四歩▲8八飛と向かい飛車に。

「将棋世界」誌“イメージと読みの将棋観”でも取り上げられていた出だしです。ここから後手の手順は違いますが、先手は一直線の逆棒銀。

こうなると8筋の逆襲が受からない格好です。先手も5七を受けるために▲4八銀型なので、終盤の競り合いでは微妙ですが、基本的には先手ペースに思えます。しかし実戦は逆転負け。


わらび将棋教室

2013-04-28 23:49:11 | 将棋よもやま

埼玉県蕨市で植山七段が主宰しているわらび将棋教室へ。

子供達への指導は植山七段お手の物。子供の集中力を切らさず、しかも将棋のつぼをきちんと教えています。この日はどこに持駒を打てば両取りがうまくかかるか?という問題。簡単そうで案外難しい問題で、よく見ないと大人でも見逃しそうです。

実戦に入ってからは大人の生徒にも指導。こちらも植山七段らしい念入りな対局で、棋力に応じた手合いでじっくり指していただけます。

さまざまな要望にも応えていただけますので、近隣の将棋ファンの方は訪れてみてはいかがでしょうか。教室ブログはこちらです。


棋聖戦挑戦者決定戦 渡辺竜王が勝って挑戦者に!

2013-04-27 13:36:39 | プロ棋界

棋聖戦挑戦者決定戦、渡辺竜王対郷田九段戦は135手で先手・渡辺竜王の勝ち。羽生棋聖への挑戦権を獲得しました。

▲7六歩△8四歩から角換わりに。腰掛銀から後手が△3五歩の新手で先攻。先手は手にのりながら馬を作り、後手が9筋を絡めた攻めに対して馬の利きを生かして切らしにかかる展開に。先手からの玉頭攻めに、後手も攻め合いましたが、少し細かったようで、最後は▲8二飛から横の攻めを足した先手が勝ちきりました。スリリングな攻め合いが続いた名勝負でした。

渡辺竜王は羽生棋聖と三冠同士の戦いとなります。棋聖戦第1局は6月4日の対局予定。

 


女流王位戦第1局 里見女流王位、先勝

2013-04-25 20:39:05 | 女流棋界
女流王位戦第1局、里見女流王位対甲斐挑戦者戦は107手で先手・里見女流王位の勝ち。

先手の居飛車に後手はゴキゲン中飛車。先手が▲6七角~▲3四角と一歩を取り、後手が銀冠に組み替えようとしたところで1筋かを破りました。後手は9筋から逆襲しましたが、ごく自然な対応を続けた先手がリードを広げ、投了図では大差に。里見王位の安定感が光る一局でした。

第2局は5月9日対局予定。




名人戦第2局 森内名人、連勝

2013-04-24 22:41:09 | プロ棋界
名人戦第2局、森内名人対羽生三冠戦は109手で先手・森内名人の勝ち。2連勝としました。

相掛かりから先手は穴熊に組み替え、後手は手待ちを繰り返しましたが、結局は後手から開戦。仕掛けから馬を作りましたが、直前、70手目の△9五歩が終盤に逆用される結果となって敗北。難しい将棋を落ち着いて指した森内名人が勝ちきりました。

第3局は5月9日対局予定。

名人戦第2局 再び相掛かりに

2013-04-23 22:44:15 | プロ棋界
名人戦第2局、森内名人対羽生三冠戦は森内名人の先手。

先手▲2六歩、後手△8四歩から第1局に続いて相掛かりに。トップ・プロのタイトル戦では、課題局面の多い戦型となることが多いですが、この名人戦では相掛かりの新定跡が生まれるかもしれません。

後手が右玉模様に移行し、間合いを計る形で後手が54手目を封じました。

マイナビ女子オープン第2局 里見挑戦者、連勝

2013-04-16 22:44:13 | 女流棋界
マイナビ女子オープン第2局、上田女王対里見挑戦者戦は、114手で後手・里見挑戦者の勝ち。

後手が横歩取り模様に誘導し、さらに引き飛車から銀を前線に繰り出して先手の飛車を圧迫。優位を保ち、勝ちきりました。

後手番の作戦として里見挑戦者がかなり研究してきたように思えます。第3局は5月1日の対局予定。改めて先手が飛車を振るでしょうか。

「ナリキン! 第3巻」鈴木大四郎・著

2013-04-16 20:37:55 | 将棋本


4-3-3システムでのトータル・フットボール。「美しく勝つ」というクライフの理念を将棋で表すと…

リーグ首位を走る甲府のトータル・フットボールに対抗すべくナリキンが採用したのは相掛かり戦法! 作戦がはまり、福岡がいきなり2点を先制するも、本気モードとなった甲府の“風林火山”攻勢にあっという間に同点にされる!

第2巻のサタン鳥栖戦のようなギミックはないものの、駒の効率で勝負しながら局面では数的有利、そして1対1では個の力勝負という、将棋とサッカーの共通点がますます濃厚に表現されていきます。

山梨を舞台に米原会長も大活躍という楽屋落ち!もますます好調。目がはなせません。

木場研

2013-04-13 22:23:03 | 将棋よもやま
木場研。







1局目、「将棋世界」誌のイメ読みに出ていた先手向かい飛車棒銀。かなりうまくいきすぎ、楽観から逆転。しかし戦法としてはうまくいきそう。

2局目、後手で43戦法。これもまたうまくいき立石流的な展開から強引な捌きが成功…のはずがちょっとずつ間違えて逆転。

3局目はクラシックな相振り。後手の穴熊に矢倉で対抗。普通はあまりいい戦法ではありませんが、位をとってうまくいったはず…がこれも着地失敗。

4局目。先手の早石田に右四間飛車。これはなぜかうまく行き、完勝。しかしなんだか中盤のつくりは悪い。

そろそろ社団戦に向けてきちんと調整しないと。