A級順位戦 渡辺竜王対谷川九段戦 2012-06-18 21:43:12 | プロ棋界 82手で後手・渡辺竜王の勝ち。 先手・谷川九段が中飛車にする意表の展開。▲3八飛から攻勢をかける展開でしたが、渡辺竜王が大局観どおりの玉固めから制勝しました。 この形、やはり単に▲3四銀とすること自体がよくないのでしょうか。
名人戦第6局 森内名人が勝って防衛! 2012-06-13 22:51:36 | プロ棋界 106手で後手・森内名人の勝ち。4勝目をあげて名人位を防衛しました。 85手目の▲6三と、というところではまだ先手も手段があるのかと思えましたが、そこからの名人の指し回しは、ぎりぎりのところを読みきったということのようです。
名人戦第6局 角換わりに 2012-06-12 23:54:50 | プロ棋界 名人戦第6局、森内名人対羽生二冠戦は羽生二冠の先手。 序盤の折衝から角換わりに。第2局と同様の進行となりましたが、62手目、第2局では△2七金と打った森内名人が、△4六金打ちと変化しました。これも前例のある手順ですが、64手目△2六角が名人の新手のようです。 ここから一気に終盤戦の様相を呈し、75手目を羽生二冠が封じました。
棋聖戦第1局 羽生棋聖、先勝 2012-06-06 23:25:49 | プロ棋界 棋聖戦第1局、羽生棋聖対中村太地六段戦は、101手で先手・羽生棋聖の勝ち。 後手・中村六段が得意の横歩取りに誘導。中村六段の実戦がある激しい変化に突入し、後手が勝勢まである局面に進みましたが、踏み込みきれずに先手の逆転勝ち。中村六段、初タイトル戦ならではの緊張感にやられたのかもしれませんが、内容は堂々たる将棋でした。ここからの対局が見ものです。 第2局は6月23日の対局予定。
名人戦第5局 森内名人の勝ち 2012-06-02 00:29:50 | プロ棋界 115手で先手・森内名人の勝ち。森内名人の3勝2敗となりました。 横歩取りの出だしから互いに銀を繰り出す展開となり、厚みを主張する流れに。最終盤はどちらも難しかったように見えましたが、森内名人らしいうまく手をかせぐ手段が決まり、勝負を決めました。 第6局は6月12日からの対局予定。
名人戦第5局 羽生二冠、横歩取りに 2012-05-31 22:13:32 | プロ棋界 名人戦第5局、森内名人対羽生二冠戦は森内名人の先手。 ここまでの4局ですべて先手番の勝利。後手番の羽生二冠としては流れを変えたいということでしょうか、矢倉と角換わりを避けて横歩取りに誘導しました。 両者の対局でも前例のある形で、互いに右銀を繰り出しています。46手目で後手が新手。先手が長考して47手目を指し、後手は次の手を封じました。 この1局がシリーズの明暗を左右しそうです。
王位戦挑戦者決定戦 藤井九段、藤井システムで挑戦者に! 2012-05-30 21:09:48 | プロ棋界 王位戦挑戦者決定戦、渡辺竜王対藤井九段戦は166手で後手・藤井九段の勝ち。羽生王位への挑戦権を獲得しました。 後手・藤井九段は藤井システム。先手が細かい動きから後手の動きを誘い、中盤は難解ながらも少し先手が指せそうな模様でしたが、体を入れ替えて手番を握った後手が一手勝ち。藤井システム、健在でした。
名人戦第4局 羽生二冠が勝ってタイに! 2012-05-23 21:56:53 | プロ棋界 143手で先手・羽生二冠の勝ち。2勝2敗のタイスコアとなりました。 76手目△2七銀が森内名人らしい一着かと思えましたが、直後の△8四角▲7五歩の交換で後手をひいたのは錯覚だったのでしょうか。そのあとは難しい順もあったようですが、先手が柔軟に攻めきりました。 第5局は5月31日の対局予定。
名人戦第4局 相矢倉に 2012-05-22 13:24:44 | プロ棋界 名人戦第4局、森内名人対羽生二冠戦は羽生二冠の先手。 呼吸が合って相矢倉に。後手・森内名人が△3三桂と跳ねる趣向を見せ、対して先手は▲5五歩の突き捨てから開戦しました。しばらくは先手が局面をリードしていきそうです。
名人戦第3局 森内名人勝利 2012-05-09 22:38:31 | プロ棋界 157手で先手・森内名人の勝ち。2勝1敗としました。 後手・羽生二冠の阿久津流から、序盤は前例ある戦いでしたが、38手目△3三銀の挑発?から激しい展開に。後手としては研究範囲だったはずですが、69手目▲同衾~71手目▲5九銀打の森内流が想定外だったのでしょうか。116手目△6四銀でほかに手がなければやはり入玉されて勝てない流れだったのでしょう。 第4局は5月22日からの対局予定。