倉敷藤花戦第2局、里見倉敷藤花対矢内女流四段戦は98手で後手・里見倉敷藤花の勝ち。2連勝で倉敷藤花位を防衛しました。
後手が4手目に角交換し、角換わり風の出だしからダイレクト向かい飛車。先手は乱戦になる順を見送りましたが、後手の素早い動きが玉形の差を生かしたようで、制勝となりました。
里見倉敷藤花、磐石の防衛です。
後手が4手目に角交換し、角換わり風の出だしからダイレクト向かい飛車。先手は乱戦になる順を見送りましたが、後手の素早い動きが玉形の差を生かしたようで、制勝となりました。
里見倉敷藤花、磐石の防衛です。
女流王座戦第3局、加藤女流王座対本田女流三段戦は106手で加藤女流王座の勝ち。
本田女流三段の先手。角換わり、ありそうでない局面に誘導した先手がうまくリード。しかし△7四歩と収めた後手に1筋から攻めた先手の構想を、△5五銀という強手で後手が反発し、攻めきりました。
タイトル戦を通じて、本田挑戦者はいつもの力をうまく発揮できなかったようです。加藤女流王座は第1局の踏み込んだ勝利で流れを掴んだのでしょうか。
本田女流三段の先手。角換わり、ありそうでない局面に誘導した先手がうまくリード。しかし△7四歩と収めた後手に1筋から攻めた先手の構想を、△5五銀という強手で後手が反発し、攻めきりました。
タイトル戦を通じて、本田挑戦者はいつもの力をうまく発揮できなかったようです。加藤女流王座は第1局の踏み込んだ勝利で流れを掴んだのでしょうか。
倉敷藤花第1局、里見倉敷藤花対矢内女流四段戦は111手で先手・里見倉敷藤花の勝ち。
▲7六歩△3四歩▲7五歩に△8八角成。これに▲同飛と先手がつっぱったので乱戦の定跡に。棋王戦、久保棋王対佐藤康九段戦でも出てきた△2八角に▲1八飛△3九角打、という変化です。難しい変化の中、24手目△7三銀が矢内女流四段の新手。ここまで踏み込んでいるのは互いに研究している手順のはずで、ここからも難解な展開でしたが、ぎりぎりで自玉を受けた先手が機を見て反撃し、勝ちきりました。
第2局は11月23日対局予定。
▲7六歩△3四歩▲7五歩に△8八角成。これに▲同飛と先手がつっぱったので乱戦の定跡に。棋王戦、久保棋王対佐藤康九段戦でも出てきた△2八角に▲1八飛△3九角打、という変化です。難しい変化の中、24手目△7三銀が矢内女流四段の新手。ここまで踏み込んでいるのは互いに研究している手順のはずで、ここからも難解な展開でしたが、ぎりぎりで自玉を受けた先手が機を見て反撃し、勝ちきりました。
第2局は11月23日対局予定。
女流王座戦第2局、加藤女流王座対本田女流三段戦は109手で加藤女流王座の勝ち。2連勝で防衛にあと1勝としました。
後手の一手損角換わり。先手が工夫の駒組みで後手の攻めを誘い、激しい戦いとなりました。後手に一瞬勝ち筋がありましたが…それを逃して先手の制勝。
第3局は11月10日の対局予定。
後手の一手損角換わり。先手が工夫の駒組みで後手の攻めを誘い、激しい戦いとなりました。後手に一瞬勝ち筋がありましたが…それを逃して先手の制勝。
第3局は11月10日の対局予定。
加藤女流王座対本田女流三段戦は、54手で後手・加藤女流王座の勝ち。
横歩取り模様から後手が踏み込み、勝ちきりました。
しかし、35手目の▲81飛成で▲28歩と打っておけば先手有利な変化が多かったようです。
第2局は11月3日の対局予定。
横歩取り模様から後手が踏み込み、勝ちきりました。
しかし、35手目の▲81飛成で▲28歩と打っておけば先手有利な変化が多かったようです。
第2局は11月3日の対局予定。
倉敷藤花挑戦者決定戦、中井女流六段対矢内女流四段戦は96手で後手・矢内女流四段の勝ち。里見倉敷藤花への挑戦権を獲得しました。
後手が意表の三間飛車。対して先手は着々と穴熊に囲いましたが、機を見て△8四角と覗いた後手が戦機を握り、制勝。中井女流六段は力を発揮できない展開でした。
倉敷藤花戦は11月8日の開幕予定。
後手が意表の三間飛車。対して先手は着々と穴熊に囲いましたが、機を見て△8四角と覗いた後手が戦機を握り、制勝。中井女流六段は力を発揮できない展開でした。
倉敷藤花戦は11月8日の開幕予定。
LPSA公認棋戦、「日レスインビテーションカップ・第6回女流棋士トーナメント」決勝戦は中井女流六段対渡部女流3級戦となり、114手で後手・中井女流六段の勝ち。3連覇、5回目の優勝を遂げました。
中井女流六段の後手番で得意の横歩取りとなり、渡部女流3級も研究の局面となったようですが、経験の差が出る展開となったようです。しかし、渡部女流3級もいい将棋を指しました。
中井女流六段の後手番で得意の横歩取りとなり、渡部女流3級も研究の局面となったようですが、経験の差が出る展開となったようです。しかし、渡部女流3級もいい将棋を指しました。
女流王座戦挑戦者決定戦、里見女流四冠対本田女流二段戦は、130手で
後手・本田女流二段の勝ち。加藤女流王座への挑戦権を獲得しました。
先手・里見四冠は初手▲2六歩。後手は一手損角換わりから四間飛車右玉で、千日手含みの構えでしたが、先手に隙ありと見て開戦。このあたりは里見女流四冠の居飛車経験値の低さを機敏に突いたのかも知れません。中盤でリードした後手が最後はきっちり寄せました。終盤で先手が逆転する順もあったようですが、手の流れは後手に行っていたようです。
本田女流二段はプロ20年目で初のタイトル挑戦。今期の将棋は内容が良く、面白いタイトル戦が期待できそうです。第1局は10月20日、上海での対局予定。
後手・本田女流二段の勝ち。加藤女流王座への挑戦権を獲得しました。
先手・里見四冠は初手▲2六歩。後手は一手損角換わりから四間飛車右玉で、千日手含みの構えでしたが、先手に隙ありと見て開戦。このあたりは里見女流四冠の居飛車経験値の低さを機敏に突いたのかも知れません。中盤でリードした後手が最後はきっちり寄せました。終盤で先手が逆転する順もあったようですが、手の流れは後手に行っていたようです。
本田女流二段はプロ20年目で初のタイトル挑戦。今期の将棋は内容が良く、面白いタイトル戦が期待できそうです。第1局は10月20日、上海での対局予定。
LPSA公認棋戦「日レスインビテーションカップ・第6回女流棋士トーナメント」、準々決勝、順結集緒が開催され、決勝には中井女流六段と渡部女流3級が進むこととなりました。

いずれも熱戦が繰り広げられ、面白いトーナメントでした。決勝戦は9月29日の予定。

いずれも熱戦が繰り広げられ、面白いトーナメントでした。決勝戦は9月29日の予定。