昨日の夕方、妻を一人ソファーに座らせ、スーパーに買い物に行ってきた。
前傾が深くなり、頭から落ちないように、ソファーの前に座布団や
敷き布団、掛け布団をクッション代わりに積んで出かけた。
ひざにはタオルケットを掛ける。
40分後、家に戻って、妻を見ると、
ん?
嘔吐していた。
吐いた物が、タオルケットや足元を汚していた。
かなりの量に思えた。
妻はじっと座っていた。
上着にも付着している。
幸い、布団や毛布は汚れていなかった。
私は、どういう順番でこの事態を処理するのがいいか考えていた。
まず、被害を免れた布団や毛布を離れた場所に片付けた。
そして、いよいよ汚物の処理を始めた。
雑巾を2枚持ち、両手で、すくうように集めた。
2~3回繰り返しきれいになる。
次に、タオルケットを洗面所まで持って行き、吐しゃ物を洗い流す。
そして妻の靴下を脱がせる。
廊下、洗面所、のストーブを点け、浴室も暖めシャワーの準備。
汚れたジャージのまま、妻をソファーから立たせ浴室へ移動。
そのままチェアーに座らせる。
妻を一人にしたまま、私は部屋に戻り、ソファー周りの吐しゃ物を処理する。
床を拭きながら考えた。
何が悪かったのだろう。
食事でいつもと違ったのは、
薬膳粥の材料として買ったクコの実を雑炊に入れたことと、
かぼちゃのタネ、松の実を潰してヨーグルトに入れたことぐらいだ。
これらが悪かったのだろうか。
しかし、私は何ともない。
食べ過ぎだろうか。
そんなに無理強いした覚えはないが…。
風邪か。 熱は無いし…。
それから、シャワーとシャンプーを済ませ、大体きれいになったソファーに座らせる。
まだ少し臭いが残っている。
スポーツ飲料をコップ半分飲んだあたりで眠ってしまう。
疲れて眠っている妻を起すのも気が引けたので、
そのままにしてテレビを観ているうちに私も眠ってしまった。
気が付くと午前2時。
目を覚ましていた妻をソファーから立たせ、パットだけ替えてベッドに寝かせる。
足を揉んでいるうちに眠りにつく。
少し開いた口にスポンジブラシを入れ、ケアする。
吐いた臭いがまだ口に残っているが、
あまりしつこくやると目を覚まさせるので
軽くやって終える。
しかし、今考えると、もしベッドに寝ていて嘔吐したら、
喉を詰まらせて窒息ということもあり得た。
妻を一人にして外出というのは危険だということか。
☆ 朝食は、おかゆに梅干し。
私の悪い癖で、玉子やら人参の煮物やらも入れそうになったが、ぐっと我慢する。
茶碗半分ほどを食べてくれた。
子供の頃、あれは多分、片栗粉だと思うが、
トロっとしたものを食べさせられた記憶がある。
甘かったから砂糖が入ってたのかな。
ちょっと試してみるか。
妻は、笑顔も見せるので、体調の心配はしなくていいようだ。
それにしても原因はなんだろう。
- 私のどこがいけないの -
といった心境だ。