今日は訪問看護の日。
10:00過ぎ、看護師さん来る。
点滴の薬について相談。
歩行改善に効果があるという薬なのだが、
その効果について、
点滴後の妻の様子を尋ねられる。
私は、正直に、
「分からない」 と言った。
点滴直後に
歩行機能が目に見えて改善しているとは思えない。
しかし、薬を増やしたからと言って
効果が出る保証は無い。
「薬漬け」になるだけではないか、
という不安がある。
一方、
増やさないでこのまま歩行機能が低下していき、
その時になってから薬を増やしても、
もう「手遅れ」ということになってしまうのか、
という不安。
両方の気持ちを話すと、
看護師さんは、先生に相談の電話をした。
先生は、「あきらめない」、
ということで
薬の種類を少し変えてみるという。
今は2種類の薬を混合しているが、
その割合を少し変更し、
さらに1種類新しい薬を追加するという。
人によって、効き方は様々だという。
ちょっとした割合の変更で効果が出る人もいるという。
変更した薬を点滴することになった。
強い副作用がないのであれば
試行錯誤でやっていくのがいいんだろう。
☆ いい天気だった。
妻と散歩に出かけた。
いつものコース。
よだれ受けのタオルを
首から掛ける。
前傾は強くは無かったが
視線は下を見たまま。
よそのお宅の庭を眺めながら
ゆっくり車椅子を押す。
いつも楽しみにしているお宅がある。
きれいに手入れされた陽当たりのいい
大きな庭には、
水仙、レンギョウ、桃、ビオラ、そして
チューリップも咲いていた。
どのお宅も
大小はあっても
きちんとしている。
40分ほどで家に戻る。
庭を見る。
いかにも、設計がない、思想が無い庭だ。
四季折々、花を楽しみたい、という
思いはあるが、
美的センスが無い。
きれいに見せるという思いが弱い。
その都度、気に入ったものを
空いている場所に植えるので
ゴチャゴチャしている。
行き当たりばったり、
その場しのぎ、
無計画。
庭は人を表す。
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