3月25日から4月1日まで岩手県へ行ってきました。
静岡県庁の現地支援調整本部の方々と行動を共にさせて頂き
沿岸から約30km内陸にあります遠野市の物資拠点
津波被害に遭われた大槌町の物資拠点で
支援物資の配送や、荷物の積み下ろし物資の整理、仕分けなどの
お手伝いさせて頂きました。
津波被害のあった場所に入るとそれまで普通だった景色が一遍し
想像を超える被害状況が延々と続いています。
今回の被害が地震ではなく津波によるものであった事を実感しました。
大槌町へ行く途中の釜石市
道路にあった瓦礫が山積みに。
大槌中央公民館周辺では津波後、火災が発生したため
瓦礫が茶色く、燃えた後のにおいが残っていました。
とても人力でどうにか出来る状況ではなく
あまりの状況に、無力感に襲われました。
大槌町の吉里吉里地区は、大槌中央公民館周辺とは違い
多くの建物が流されており、街がなくなっているという印象でした。
テレビで見てはいましたがとても現実に起こった事とは思えず
ため息しか出ない、表現する言葉が見つからないほど凄まじい光景でした。
今回私は、物資拠点のお手伝いを中心にさせて頂きました。
物資拠点には多くのお米や水、インスタント食品
オムツや生理用品、トイレットペーパーなど
多くの方が支援してくれた物資が積まれています。
生鮮食品(野菜など)も届けられていましたが
水道が復旧しておらず、調理場所も無い避難所では
なるべく調理せずに食べられるものがいいという所もあるようです。
送る側は、少しでも多く、いろんな物を。
と、いう気持ちだと思いますが
現地を支援している県や、市町に確認し
現地が欲しい物を、必要数量分を送る事が必要である事
支援物資を送る側の配慮、心づかいも必要であると感じます。
送られてくる物資の中には
賞味期限切れの飲料や、とても古く汚い衣類
とても使えないであろう古い電化製品などもありました。
善意で送ってくれたものだと信じたいですが
送られた側の気持ちは複雑だと思います。
遠野市のボランティアの方々が毎日1500個のおにぎりを作って
大槌町へ届けているそうです。
おにぎりのつめられた箱には手書きのメッセージが添えられていました。
感動です。
一週間滞在し、日々変化し
長い道のりになると思うけど
みんなの力で一歩ずつ進んでいこう
つながろう日本、がんばろう日本
のり。