11月28日の土曜日に「奨学金」についての署名活動を展開し、午後には「現代学生の経済的苦悩~奨学金とアルバイト~」についてのシンポジュウムが開催されます。
ここで、奨学金についての基礎知識・・・・
奨学金制度は、明治時代から「篤志家」の方々が、苦学生の為に学費や生活費を援助していました。そして、戦時中には、成績優秀で経済的に厳しい学生に、天皇陛下が「御下賜金(ごかしきん)」として、無利子で貸し出したのが「奨学金」の始まりです。
戦後、無利子での「奨学金制度」がありましたが、大学進学率の高まりとともに、財政負担が高まり、利子付の「奨学金」が昭和59年から始まりました。
しかし、景気低迷から、返済が滞り、平成24年には、35万7千人、金額にして925億円が滞納状態になっています。
ちなみに、日本のような「貸与型奨学金(無利子、有利子)」は、世界的に見てもほとんどありません。世界の傾向は、「給付型奨学金」制度です。
安倍総理は「教育再生」と言っていますが、全くのデタラメ・嘘八百・・・学生の厳し実情を知らない・・・
OECDの中でも、GDP比でみる教育費は、世界最低の水準(3.6%)です。世界の平均は5.4%で、北欧が高い傾向にあります。
因みに、北欧は経済規模が小さいから・・と考えている貴方、違いますよ、アメリカはGDP比5.1%ですよ
奨学金は、今後、「有利子奨学金」から「無利子奨学金」へ舵を切り、最終的には「給付型奨学金」に移行すべきだと考えます。
以上、二人の孫が、給付型奨学金制度を利用できる社会を熱望する福山君でした。