◎12/28龍山森林組合の職員と我が家のささやかな山林の境界確定に行ってきた。しばらく足を運んでいなかったので、林地の崩壊が気になっていたが、大丈夫であった。個人所有の山林であっても、森林の持っている役割と機能は社会全体と共有しているものと考えている。林が枯れたり崩壊すれば、地域の皆さんに迷惑をかけることから、責任がある。
◎山林の価値が著しく低下してから、町に異動・相続などで山林を所有していることを忘れたり、どこにあるのか不明の人が多くなってきたようだ。昔の公図も怪しいし、相続の登記もしていないなどで、山林の管理がかなり難しくなってくることが予測されるため、国の援助で森林組合が境界確定事業を進めている。山林の役割と機能は社会全体のものであることから、誰が所有しているか判らない山林では将来困ることから、大事な事業と思う。
◎最近の相談で気になることは、この相談者は「心をやんでいるな」と感じることが非常に多くなったことである。会社の異常ともいえる業績・効率主義の中で、身も心もくたくたになっている人が多い。30代40代の引きこもりが100万人を超したとの話もラジオで聞いた。ある精神科医は、「地に足がついた生活・生き方ができていないことが、自尊心の欠如となっている」「自然とつながる、自然との関わりの生活によって自尊心が育つ」と言っていた。
◎今朝の朝日新聞には22歳で生活保護を受けていることが書かれていた。「静岡県内天竜川流域森林保全隊」を結成して、森林の機能を高める仕事を担ってもらうことで失業・生活保護からの脱却を図る、何をやっているかよく判らない雇用対策より、余程増しではないか。
◎消防署は赤字か黒字か、消防車も赤いけど、明確に赤字だ。だけど誰もおかしいとは言わない。消防署員は暇な方が喜ばれる。同様な観点で「森林保全隊」を作ることによっていろいろな面で社会のプラスになると思う。平野部の立ち枯れ松の処分も速やかにできる。
初夢にならないかな(嘱託おやじ)