皆さん、お変わりございませんか?
早いものでもう11月の声を聞くことになりました。
ついついこの間まで、「暑い、暑い」と言っていたのに
めっきり寒さを感じるようになりました。
皆様お風邪を引かれませんように、ご用心ください。
ご来訪、感謝致します。
今月の言葉は「歩々是道場(ほほ これ どうじょう)」です。
「道場」とは禅の世界では「真の自己」を求めるために修行する場所という意味で使われます。
この語は「直心是道場(じきしん これ どうじょう)」(赤子のような、こだわりのない、直(じか)付(づ)けの「こころ」でいるならば、建物などにこだわらず、どこに居てもそこが道場である)という言葉から由来していて、「日常生活の諸局面や人生のいつ、いかなる場所も即ちこれ道場である。」というのが本意であります。
さりながら、小衲は、未熟なる故か、この語に出会うと、いつも「歩」という文字にこだわり、「一歩一歩、道場に居ると思って歩いているか(生きているか)」と直感します。
「足元を見る」という言葉があります。
昔、駕籠かきや馬方が旅人の歩く姿(足元)を見て疲労度を見抜き、高い値段を要求したことが語源であるといいます。
禅問答に来室する修行者の足音だけで、指導者はその修行者の完成度が判るといいます。
禅の世界で修練された方の歩き方は本当に清々(すがすが)しいものです。
その歩かれる様(さま)に一陣の清風を感じ、まさに「歩々清風起」(ほほ せいふう おこる)であります。
『「歩」は「口ほどにモノを言う」』と言えます。
この語に会うと、結果、本意に繋がるのですが、いつも「(内面が出るという)私の歩き様(ざま)は大丈夫か」と先ず自省する小衲であります。
お知らせ
十一月二十日 午後二時
花園会秋季特別布教 布教師 一色宏襄師
十一月二十三日 午前十時 先住東慶和尚 大祥忌
導師 岫雲軒老大師
平成二十八霜月
早いものでもう11月の声を聞くことになりました。
ついついこの間まで、「暑い、暑い」と言っていたのに
めっきり寒さを感じるようになりました。
皆様お風邪を引かれませんように、ご用心ください。
ご来訪、感謝致します。
今月の言葉は「歩々是道場(ほほ これ どうじょう)」です。
「道場」とは禅の世界では「真の自己」を求めるために修行する場所という意味で使われます。
この語は「直心是道場(じきしん これ どうじょう)」(赤子のような、こだわりのない、直(じか)付(づ)けの「こころ」でいるならば、建物などにこだわらず、どこに居てもそこが道場である)という言葉から由来していて、「日常生活の諸局面や人生のいつ、いかなる場所も即ちこれ道場である。」というのが本意であります。
さりながら、小衲は、未熟なる故か、この語に出会うと、いつも「歩」という文字にこだわり、「一歩一歩、道場に居ると思って歩いているか(生きているか)」と直感します。
「足元を見る」という言葉があります。
昔、駕籠かきや馬方が旅人の歩く姿(足元)を見て疲労度を見抜き、高い値段を要求したことが語源であるといいます。
禅問答に来室する修行者の足音だけで、指導者はその修行者の完成度が判るといいます。
禅の世界で修練された方の歩き方は本当に清々(すがすが)しいものです。
その歩かれる様(さま)に一陣の清風を感じ、まさに「歩々清風起」(ほほ せいふう おこる)であります。
『「歩」は「口ほどにモノを言う」』と言えます。
この語に会うと、結果、本意に繋がるのですが、いつも「(内面が出るという)私の歩き様(ざま)は大丈夫か」と先ず自省する小衲であります。
お知らせ
十一月二十日 午後二時
花園会秋季特別布教 布教師 一色宏襄師
十一月二十三日 午前十時 先住東慶和尚 大祥忌
導師 岫雲軒老大師
平成二十八霜月