今日の女王サマ

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単身赴任の料理番-『南極料理人』

2009年08月22日 | 映画&本&音楽&TV
1年半もの長期間、ペンギンもアザラシもウイルスもいない南極ドームふじ基地に観測隊員としてやってきた8人の男たち。
時は1997年のこと。原作は西村淳のエッセイ「面白南極料理人」です。

極地研究所・・・雪氷学者
大学院・・・雪氷サポート
気象庁・・・気象学者
極地研究所・・・大気学者
北海道の市立病院・・・医師
自動車メーカー・・・車両担当者
通信社・・・通信担当者(たぶん共同通信社=映画の最後に社名が出ました)

これら7人(プラス自分)の胃袋を満たすのは海上保安庁から派遣された調理担当の西村さん(堺雅人)。
そもそも南極なんかに行く予定ではなかったのに、当初の予定者が事故って行けなくなってしまい、イヤイヤの南極行きだったんです。


インテリ集団なのに、食事に関してはみな子供そのもの。
ストックに伊勢海老があると知れば、西村さんの「伊勢海老なら刺身でしょう」と言う声はかき消され「海老フライ!」「海老フライ!」と完全に海老フライモード。

夕食のテーブルに上がった海老フライに唖然とし、「やっぱ刺身だったな」との声に「だから言わんこっちゃない」と西村さんの目が言っていました。


究極の単身赴任。仕事は単調でキビシイ。1997年当時は1分間740円の国際電話かFAXが主な通信手段でした。
東京にいる恋人に「好きな人ができた」と言われ、呆然としたあと「渋谷とか行きてぇ」と呟く若い隊員。
「ここが電車とかで通える場所だったら良かったのにな」と苦笑いする雪氷学者。

おいしい物でも食べなきゃやってられませんよネ!


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