今日の女王サマ

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間が気になる・・・『まほろ駅前多田便利軒』

2011年05月20日 | 映画&本&音楽&TV

行天(松田龍平)と多田(瑛太)は元同級生。

三浦しをん原作の『まほろ駅前多田便利軒』の映画化。だいぶ前に本を読んだので内容はほぼ忘れていましたが、昨年の秋に『まほろ駅前番外地』を読んでいたし、内容的には短編の集まりなので、どのエピソードも違和感なく楽しめました。

が!

セリフやシーンによっては間(ま)が空きすぎ。

なぜ邦画は、あのシーンとした「間」を多用するのであろうか。全部が全部とは言わないが、40代~50代のちょっと気取った(失礼!)層が好みそうな映画はたいていムダな間を多用してますね。テンポよく話を進めていけば123分という長さは100分ぐらいにうまくまとまるんじゃなかろうか。

監督は誰だろうと思ってエンドロールを見ていたら大森立嗣(おおもり たつし)さん。あれ? 私の好きな大森南朋のお兄さんじゃん。 映画には大森南朋さんも、お父さんの麿赤兒さんも出ていたぞ。



(弟の大森南朋さんと、お父さんの麿赤兒さんのことはココに書いてあります。)

映画の中に面白いシーンがありました。

車のフロントガラスを鉄パイプで割られた主人公の多田が「なんじゃこりゃああああ!」と叫ぶ。これは故・松田優作がテレビ『太陽にほえろ』の殉職シーンで言ったセリフですね。
助手席に座っていたのが松田龍平(松田優作の長男)。ボソッと「誰(の真似)? 似てないんだけど」と言って笑わせてくれます。