今日の女王サマ

映画、本、音楽、お出かけ、思ったことなどズラズラ書き連ねています。

私は旅人

2011年01月14日 | Weblog
「私は旅人」・・・別に小説の気取ったタイトルでも、自分のことを美化して表現している言葉でもありません。

洋服の綻びやほつれを、着たまま縫って始末するときのおまじないの言葉です。

例えば、スカートの裾のほつれに気がついても、着たまま縫うって行儀が悪いとされる(特に私の世代には、母親から言われたことがある人も多いはず)。
そういう、言わば非常時に「私は旅人。(着る物も最小限。だから着たまま直します)」(ホントか?)という言い訳をして場をしのぐわけです。これは洋裁を習っていたある友人が、女子休憩室でまさにスカートの裾を直している時に言った言葉で、それ以来私も利用させてもらってます。

でもこの「着る物も最小限・・・」のくだりは私が間違って覚えているかもしれません。その時、友人から聞いたのは結構古くから言われているということでした。
もし詳しい謂われなど、知っている方がいたらコメントお願いしま~す。

私など、出がけに針を使う時などにも使っていますからね~。これも「出針は縁起が悪い」という言い伝えがあるからです。常日頃からの準備を怠るなという戒めなのですが、ついつい忘れて出がけにアッと気付くことが多いんですよ。「私は旅人」は便利です(笑)。

もう一つ。
新しい靴を下ろす時は午前中。もし午後になってしまった場合は靴の裏を汚してから下ろします。これは十代のころ「午後から履物を下ろすときは裏に墨を塗れ」という言い伝えを聞いてから。キツネに化かされずに済むと、教えてくれた友人は言っていました。もちろん冗談ですが、バカバカしいと思いつつ、今でも新しい靴を下ろすのはなるべく午前中。午後になってしまった場合はボールペンでも鉛筆でもいいから靴の裏をババッと汚します。

靴を午前中に下ろすというのは知ってる人が多いと思うけど、靴裏を汚せというのはどうでしょう。あなたは知っていましたか?