うちのマーさん、
徐々に直近の出来事をスパーンと忘れるようになってきていて、
『博士が愛した公式』(←わたし、この小説大好きなんです!)の中に出てくる博士のようになってます。
聞いた先から忘れてしまって、
色々不都合も起こってマス。
目の前で一緒にご飯を食べたのに、
その10分後には、孫が家にいたかどうかもわからない・・・。
予定も、
終わったことも、
とにかくいろんなことを紙に書いて目の前に置いておく日々。
ところがです。
昔から機転が利いて、面白いことをぽんぽん言う性格だったのですが、
それは一向に衰えず。
息子(夫)のからかった言葉に対しての切り返しは健在。
わたしたちでも思いつかないような絶妙のツッコミをします。
また、
長年プロ並みにやってきた縫い物については、
その方法を全然忘れてませんし、手も衰えていません。
1週間に1度行ってる1日デイケアで、
ほぼずっと施設の様々な繕いをさせてもらってます。
見に行ったケアマネ曰く、
「ちゃんとやってくれている」。
家でテレビを見ては寝て過ごす、そんな生活を打破すべく
今年の夏は、
家族総動員でマーさんにたくさんの繕いの宿題を出すことにしちゃいました。
孫が激しく壊したリュックを見事に直したのを見て、
昨日は、
わたしの日傘の骨が布から外れているところをなんとか直してもらえないかと依頼。
これは結構頭を使う仕事。
でも、できないとは言わず、
「ちょっと色々見てみる」と昔のシャキッとした顔で一言。
数時間後、その日傘が綺麗に畳まれて袋に収まっているので、
「お母さん、もうできたの?」って聞くと、
「え、なんのこと?」と。
「傘の直しをお願いしたんだけれど」
「そうだった?」
「こんなに綺麗に畳んで入れてあるけど、終わったのかな?」
「さあ・・・」
「ちょっと開いて見てみるね」
丁寧に畳んである日傘を開いてみると、
もう完璧。
どこが直されたところかわからないくらいに仕上がってました。
「お母さん、完璧〜〜」って言うと、
「そんなのやったっけ??」だって!

かつては手頃なブランドとして、巷に溢れたイブサンローラン。
もう何年も前のことですが、日傘を購入するとき、
百貨店の店員さんが、
「イブサンローランは日本から撤退なので、今がお買い得ですよ〜」なんていうから、
思わずこれを買っちゃったんです。
わたしはブランド名よりも、とにかく超軽量で使いやすいので、
諦めたくなかったのですが、
今回、マーさんの助けで元に戻りました!
そんなこんななマーさんを見て、
息子(夫)曰く
「まさに『今を生きる』だねぇ〜〜」。
わたしも家にいるようになりましたから、
ぼちぼち手仕事を再開しようと思ってますが、
前に『すてきにハンドメイド・5月号』を見ていて、

「これいいねえ〜」と言ってたジレを、
様子を見て一緒に作ってみようと思っています。
きっと、
「そんなの作りたいって言ってたっけ??」ってことになるとは思いますが・・・・(笑)。
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