安倍氏の末裔の家
山田町豊間根地区、国道45号線から町道へ入り間もなく行くと、赤い鉄板葺きの大きな屋敷を見ることができます。
この建物は、正保二年(1645)に石峠集落での火災により、集落移転によりこの地に新築されたものです。その後寛保年中に増築工事をしています。
豊間根家の始祖は黒沢尻柵を守った安倍正任の子・孝任と云われています。
家に伝わる「安倍孝任豊間根落之図」に「安倍貞任厨川柵に戦死するや、 諸弟あるいは殺され、あるいは降る。而して其の幼族は遺臣往々把握して 深山幽谷の間に遁鼠す。孝任ときに十四、従士に擁られ味兵邑長内の山谷 に隠れ、糠森に住す。味兵邑即ち豊間根邑是なり」と書かれているのを見ることができます。
その後、「安倍」から「阿部」と苗字を変え現在の「豊間根」に至っています。
武家屋敷を感じさせる趣のある奥座敷となっています。
【豊間根家住宅MAP】
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