坂上田村麻呂が開基の寺院
国道342号線北上川沿いを北上する中田町浅水長谷山地区に奥州七観音の一つに数えられる、遮那山長谷寺があります。
長谷寺は天台宗の寺院です。
本尊は十一面観音菩薩です。
天平宝字六年(762)に藤原恵美朝獦が山頂に笏を納めこの地の発展を誓願し、神護景雲二年(768)、釈道上人が開いたとされています。
寺院にはあまり見受けられない鳥居をくぐり石段を登ると寺院が見えてきます。
五間四方の堂宇には平安時代の木造観音立像がまつられています。
木造観音立像は宮城県の文化財に指定されています。
外護者であった葛西氏の滅亡後は衰微の一途をたどり、本尊十一面観音の再興は、仙台藩4代藩主伊達綱村の時代、寛文十年(1670)、登米伊達氏の家臣高橋五郎兵衛重昭によって成されました。
【明神館跡】
長谷寺から道路を隔てた小高い丘に長谷館跡があります。
長谷山配水池にあるこの館跡は中世の山城跡です。
「仙台古城書上げ」によると、東西36間、南北36間の規模で、瀬川左近の居城と云われています。
明神館の名称は瀬川氏が信仰した紫大明神(紫神社)が祀られていたところから名付けられたとされています。
また、水越長谷山に所在したので「水越館」「長谷館」とも云われています。
【長谷寺MAP】
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【登米市中田町特産品】


