ゆうわファミリーカウンセリング新潟 (じーじ臨床心理士・赤坂正人)     

こころと暮らしの困りごと・悩みごと相談で、じーじ臨床心理士が公園カウンセリングや訪問カウンセリングなどをやっています。

かえるくんを眺めながらの公園カウンセリングは、こころもぴょんぴょん元気になります

2024年06月08日 | カウンセリングを考える

 こころと暮らしの困りごと・悩みごと相談で,じーじ臨床心理士が公園カウンセリングや海岸カウンセリング,里山カウンセリング,訪問カウンセリング,メールカウンセリングを新潟市と北海道東川町(夏期)でやっています。また,面会交流の相談・援助もやっています。

 公園カウンセリングや海岸カウンセリング,里山カウンセリングは,屋外で行なう個人カウンセリングや親子・夫婦の家族カウンセリング,子どもさんの遊戯療法などで,お近くの公園や自然の中で,ゆっくりとご自分やご家族のことなどを考えてみます。

 料金・時間は1回50分3,000円で,隔週1回,あるいは,月1回などで行ないます。

 訪問カウンセリングは,屋内で行なう個人カウンセリングや家族カウンセリング,子どもさんの遊戯療法などで,ご自宅やお近くの屋内施設で,じっくりとご自分やご家族のことなどを考えてみます。

 料金・時間などは公園カウンセリングと同じです。

 メールカウンセリングは,メールによるカウンセリングや心理相談で,2週間に1往信で行ない,1往信700円です。

 面会交流の相談・援助は,相談はご自宅などで行ない,1回50分3,000円,援助はお近くの公園や遊戯施設,あるいはご自宅などで行ない,1回60分6,000円です。

 カウンセリング,相談・援助とも土日祝日をのぞく平日の午前10時~午後3時にやっています(すみません、年寄りなもので、夕方や週末のお仕事が難しくなってきました)。

 じーじのカウンセリングは,赤ちゃんや子どもさんがご一緒でもだいじょうぶなカウンセリングですので,お気軽にご利用ください。そういう意味では,深くはないけれども,現実の生活を大切にしたカウンセリングになるのではないかと考えています。

 料金は,低めに設定させていただいていますが,月収15万円未満のかたや特別なご事情のあるかたは,さらに相談をさせていただきますので,ご遠慮なくお問い合せください。

 ちなみに,消費税には反対なのと,計算がややこしいので,いただきません。

 お問い合わせ,ご予約は,メール yuwa0421family@gmail.com までご連絡ください。

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 かえるくんを眺めながらの公園カウンセリングは、こころもぴょんぴょん元気になりますよ。

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 そういえば、村上春樹さんの短編集『神の子どもたちはみな踊る』(2002・新潮文庫)に、「かえるくん、東京を救う」というすてきな小説がありますね。      (2022.6 記)

 

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山本コウタローとウィークエンド「岬めぐり」を聴きながら-臨床の難しさと厳しさに思う

2024年06月08日 | ひとりごとを書く

 2018年のブログです

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 「青春のフォークソングス名曲集」という口にするとちょっとはずかしくなるCDアルバムを聴いていたら、山本コウタローとウィークエンドの「岬めぐり」が聴こえてきて、つい聴き入ってしまいました。

 この歌には思い出があります。辛い思い出です。

 じーじが大学を卒業して、家裁調査官に採用された40数年前、採用後すぐに東京の研修所で同期が全員集まって3か月の研修を受けました。

 昼間は、心理学や精神医学、教育学、社会福祉、法律などの勉強でみっちり(?)、夜は、みんな貧乏だったので、研修所で安いお酒をのんでは、いろいろなことを議論していました。

 そして、酔いがまわってくると、当時はまだカラオケが出てくるまえで、伴奏なしで大声で好きな歌を歌っていました(隣近所から、うるさい、と苦情が来ると、みんな少しだけ小さい声で歌うようにしていました)。

 そんな時に、ある寡黙で気持ちの優しい同期が、この歌をいつも歌っていました。

 この歌が本当に好きらしく、酔うといつも歌っていたのを覚えています。

 そして、研修が終わり、同期は全国に散って、各地で実務の勉強に入りました。

 しばらくして、冬に入った頃、衝撃的な連絡が入りました。

 いつも、「岬めぐり」を歌っていた同期が自殺をしたというのです。

 詳しいことはわかりませんでしたが、仕事のことで悩んでのことだったようです。

 家裁調査官の仕事は、他の臨床の仕事もそうですが、精神的に悩んだり、苦しんだり、おち込んだりする仕事ですので、そういう危険性は常に潜んでいるのですが、それにしてもあの優しい同期が…、とショックでした。

 真面目な人ほど悩み、苦しむ仕事で、なんとか生き延びているじーじなどは、どこかで手を抜いたりしているにちがいありません。

 そんな反省をいつもしています。

 「岬めぐり」を聴くと、いつも笑顔でほほえんでいた、優しい同期の姿を思い出します。

 かれの分まで、泥にまみれてでも生きていきたいと思います。              (2018 記) 

 

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北方謙三『檻』1987・集英社文庫-男にとって大切なものは何かを問うてくる哀しみにみちた小説

2024年06月08日 | 小説を読む

 2021年初夏のブログです

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 北方謙三さんの『檻』(1987・集英社文庫)を久しぶりに読みました。

 先日、北方さんの『煤煙』を読んでしまい、恐れていたとおりに(?)、北方ワールドにはまってしまいました。

 もっとも、『檻』は北方さんの小説の中でじーじが一番好きな作品。

 忘れん坊のじーじにはめずらしく、まだあらすじをぼんやりと覚えていたので、後に取っておいたのですが、今回、読んでしまいました。

 いい小説です。ラスト、不覚にも久しぶりに泣いてしまいました。

 あらすじは当然書きませんが、感想を書くのもなかなか難しい小説です。

 男の生きかた、男の友情、度胸、暴力、仕事、愛情、などなど。いろんなテーマが内包されています。

 それらが北方さん特有のスピード感のある、かつ、奥深さを伴った文章で表現されます。

 男なら憧れるような登場人物が何人か出てきます。

 アウトロー、刑事の一人も含めて、アウトローの世界です。

 いろんな意味での暴力を否定しませんので、男女差別ではありませんが、女性には少し理解しにくい世界かもしれません。

 言ってみれば、オスの世界。優しい、平和主義の女性は眉をひそめるかもしれません。

 しかし、男の生きざまというやつは、本能に支えられている部分もあるので、きれいごとではすまないのも事実でしょう。

 勁さがあっての優しさなのかもしれません。

 と、まあ、いろんなことを考えさせられる小説です。

 しかし、文句なしにいい小説です。幸せ!      (2021.6 記)

 

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