ゆうわファミリーカウンセリング新潟 (じーじ臨床心理士・赤坂正人)     

こころと暮らしの困りごと・悩みごと相談で、じーじ臨床心理士が公園カウンセリングや訪問カウンセリングなどをやっています。

電話相談や面接相談に頼りすぎることからの自立をめざして-精神科デイケアでのできごとを臨床的に考えてみる

2018年08月27日 | 心理臨床を考える

 たぶん2016年ころのブログです

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 精神科デイケアでボランティアや勉強をさせてもらっています(メンバーさん、スタッフさん、ありがとうございます)。

 メンバーさんとお話をさせてもらったり、メンバーさんの相談ごとに耳を傾けさせてもらったりしながら、一緒にいろいろなことを考えさせてもらっています。

 スタッフのみなさんも、毎日のプログラムのほかに、メンバーさんからの相談ごとや悩みごとをお聞きしたり、それらへの助言などで、毎日忙しそうです。

 そんな中でひとつ気になったのが、メンバーさんからの頻回の電話相談や頻回の面接相談の依頼です。

 メンバーさんがとても不安な時に、気軽に電話で相談をしたり、面接相談を依頼できるということはとても大切なことだと思うのですが、一方で、それがあまりに過度になると、本当にメンバーさんの自立や成長につながるのだろうか、と少しだけ心配になります。

 昔、じーじが家庭裁判所で働いていた時にも同じようなことがあって、頻繁に電話をかけてくる人や予約なしに頻繁に訪ねてくる人たちがいて、対応に苦慮しました。

 その時には、頻回の電話には、時間を指定したり、通話時間を決めるようにして、約束の中での安定した電話相談にするように工夫をしたり、また、突然の面談についても、時間を指定したり、面接時間を決めさせてもらって、やはり、約束をした中での安定をした面接相談にするように工夫をしたりしていました。

 これらは、不安にかられて行動化をしてしまう人たちに、時間や方法をできるだけ「構造化」をして安定をしてもらい、不安をおさめてもらうという私なりの工夫だったと思います。

 不安をしずめることや行動化をおさめていくことはそう簡単なことではないでしょうが、少しずつでも約束の中での安定をした「相談」にしていくことが大切ではないかと思っています。

 これからももっともっと勉強が必要です。 (2016?記)

 

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じーじ、おみやげをゲットしてフェリーに乗るーじーじの2018北海道の旅

2018年08月22日 | ひとり旅で考える

 北海道も最後の一日となりました。

 早朝、東川町を出発、札幌に寄って、今、小樽のフェリー乗り場でこれを書いています。

 小樽の気温は28℃、少し暑いくらいの感じでちょうどいいです。

 昨日から、おみやげの準備。

 昨日は、ばーば用とわたし用に東川のおいしい水を2箱ゲットしました。

 これでご飯を炊くと、とってもおいしいらしいです。

 札幌では、六花亭でおみやげ用のお菓子をゲット。

 娘一家、娘のだんなさんのご両親、ついでに、ばーばにも用意(ボランティア先はおみやげ禁止なので省略)。

 ここでは、ポイントが貯まったとのことで、六花亭の挿し絵を描いている坂本直行さんの素敵な絵が描かれているカップを2個ゲット、これもばーばが使うことになるのかな?…。

 最後が本日のメインイベント、小樽オルゴール堂。

 今日まで孫娘たちへのおみやげは買わずに我慢してきたので、はりきって子ども向けの安くて素敵なオルゴールを探します。

 しかし、じーじが世間に疎いのか、オルゴールというものは結構高いもので、びっくり。

 じーじのお小遣いで買えそうな安いものを探しますが、なかなか見つかりません。

 しかし、館内を3周ほど回った努力のかいがあって、ようやく小樽オルゴール堂をデザインした木箱のオルゴールが見つかりました。

 シンプルなデザインで、値段のわりにいい感じです。

 そして、小さな子どもなりの宝物を入れることができそうです。

 2人の孫娘たちが気に入ってくれるといいな、と思いながら、今度、会える日が楽しみになりました。

 いろんなできごとがあった今年の北海道の旅。

 じーじの中では、エゾユキウサギくんに会えたのが一番のヒットですが、朱鞠内湖での財布をめぐるこころ温かい人々の思い出も忘れがたいです。

 旅の中での驚きや感動でこころを豊かにして、また日々の仕事や勉強に励んでいきたいなあ、と思います。

 

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北海道東川町の小、中、高校は今日から2学期が始まりました-じーじの2018北海道の旅 

2018年08月17日 | ひとり旅で考える

 2018年のブログです

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 東川町の今朝の気温11℃、涼しいです。

 こんな中、東川町の小、中、高校は2学期が始まりました。

 わたしが子どもの頃の旭川もそうでしたし、今の新潟県でも孫娘たちが暮らしている雪の多い地域などは、冬休みを長くするために、夏休みを短くしているようです。

 東川の子どもたちは涼しい中でも、元気いっぱい。

 中には、半そで、半ズボンで、走り回っている子もいます。

 子どもたちが元気に走り回っている風景というのはいいですね、じーじもなんだか元気になってきます。

 とはいっても、暑がりで、寒がりのじーじのこと、愛車タントの中でタオルケットにくるまって、元気な子どもたちを羨ましく眺めていました。

 じーじの夏休みもあと5日、そのせいもあってか、じーじが子どもの頃、まだ宿題が終わっていないのに、夏休みが終わる頃の、さみしいような、かなしいような、なんともいえない気分を思い出しました。

 専門用語ではメランコリーというのでしょうか、軽いうつの状態だったのでしょうが、2学期が始まると、また元気になるところが健全でした。

 今年のじーじはどうでしょうか。

 回復をしないと困りますが…。

 もっとも、最近のじーじは専門書を読みたくて仕方ありません。

 夏休みなので、勉強はいっさいしないでおこうと思って、専門書は一つも持ってこなかったのですが、そうなると読みたくなるもの。

 お休みの効用はそういうところにもあるのかもしれません。

 じーじも2学期に向けて、そろそろエンジン始動かもしれません。     (2018.8 記)

 

 

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離婚の話し合いに長く立ち会ってきて、父母それぞれの良さを認めること-「おとな」の親になるために

2018年08月15日 | 「おとな」の親を考える

 たぶん2011年ころのブログです

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 長い間,家庭裁判所の離婚調停に立ち会ってきました。

 いろいろなケースがあり,いろいろなことを考えさせられました。

 その中で一番印象に残っていること。それは,人はどうして争いたがるのか,ということです。

 もう少しで仲直りができそうだというのに,そこでまた,どっちが親として立派なのかと,再び争ってしまう,そんな親ごさんたちをいっぱい見てきました。

 子どもさんたちにとっては,どちらも,いいお父さん,お母さん,なんだけどなあ,と思います。

 そもそも,お父さんとお母さん,どっちがいい親かなんて,誰が決められるのでしょうか?

 お父さんにはお父さんなりのよさがあり,お母さんにはお母さんなりのよさがあって,子どもさんたちにとってはどちらも大切な親ごさんで,上も下も,一位も二位もなくて,両方が必要だと思うのです。

 そして,だからこそ,子どもさんたちには離婚後もお父さんとお母さんの協力が必要になりますし,別れて暮らすことになる親ごさんとの面会交流が大切になります。

 ですから,今からでも,できるだけ早くに競争や争いはやめて,すぐにでもご両親が可能なご協力をして,子どもさんたちの面倒をできるだけ協力をして見ていくことが大切になると思います。

 子どもさんたちは,きっと,ご両親のご協力と仲直りを心から望んでいると思いますし,少なくとも子どもさんたちの前では笑顔の楽しそうなご両親の姿を楽しみにしていると思います。

 子どもさんたちのためにも,もっと「おとな」の親ごさん,そして,本当の「おとな」になりたいものだ,と思います。 (2011?記)

 

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