夏の重さ

青空が夏を押し付けてきたので、
その重さを感じて歩いた
むっとする濃い空気が息苦しい
コーヒーの熱さと、チョコレイトの甘さ、サプリメントの味。
それがぼくの一日だった。夕暮れの風が
何かを忘れさせようとするので、抗い、気がつけば
夏は熱から圧力へ変わっていた。
冷たい飲み物を片手に、開け放った窓から
夏の匂いがした