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元ボン・バスを訪ねて~東北編その2~

2021年07月21日 17時14分00秒 | バス関係

▲弘前市内で再会した元ボン・バス80028号車こと、弘南バス11403-2号車(弘前210あ・・15)
恐らく5月から7月にかけて、導入・整備されたであろう一台。これまで見てきた元ボン・バスの中で、最北端到達記録を更新しました!

前日に上野駅を発ち、青森県内へ朝早く到着するパンダ号。

無事に弘前入りし、行き交うバスを始発便から眺めること約4時間…元ボン・バスと再会することが出来ました。
行き交う車を眺めるのであれば、弘前バスターミナル北東方向にあるこの交差点で眺めると効率的なようです。



▲弘南バス 弘前210あ・・15 11403-2 いすゞエルガミオ KK-LR233J1改
側面に会社ロゴを大きくあしらったデザインの弘南バス。登録にあたり、各地で普及している「図柄入りナンバープレート」が採用されました。
同社では前乗り前降り制を採用していることから、車外マイクと側面行先表示機が車両前方に設置されています。


▲ボン・バスの特徴と言える前ドアへの出口表記。
乗降方式が異なるため「出口」表記が剥がされましたが、矢印表記は残されました。


▲エアコンユニットの開口部分は、ボン・バス時代の塗色と思われる緑色のままです。



▲ボン・バス時代、最後に撮っていた80028号車の姿。2019年10月の撮影で、当時の最新車80066号車を目当てに撮って、写り込んだ姿が最後でした。
フロントガラス上の取っ手は、ボン・バス時代には既に撤去されていたようです。

ここからは、撮影と乗車までの様子をお伝えします。

▲弘前バスターミナル前で最初に撮影した一枚。この時は小栗山8:45発か学園町9:00発の便に充当されていたようです。

ここから約300m先が終着地の弘前駅中央口。そこまで走って降車扱いが終わる場面を見届けると、その後は回送で南西部方面へ走っていきました。

その後、どこかへ回送されて再び市街地方面へ出てくる便に充当されるのではないかと推測して、二時間近くバスターミナル付近で様子を見るも姿を見せず。


▲営業所の様子を見に行こうと思い乗った51107-2号車(青森22か13-43)。自社発注の車だそうで、見慣れぬ形状のシートが並んでいます。

ご当地仕様な車両を楽しむ道中でしたが、三中校前バス停付近で元ボン・バスの車とすれ違うことに。
恐らく小栗山11:15発~弘前駅11:40着の便に充当されていたようで、再び弘前市街地へ戻ることにしたのでした。

その後もすぐ回送or折り返し便充当されたのか、バスターミナル付近で姿を見ない状況に。
一度時間調整と気分転換をしたほうがいいかも?と思い、休憩と腹ごしらえをして再びバスターミナルに出向きました。


▲時間は14時過ぎのこと。弘前バスターミナル横で元80028号車が待機していました!

さらに待つこと約30分。
弘前駅14:55発~学園町15:15着の便に充当されたので、ここで数年ぶりであろう乗車を楽しみました。

車内の画像をいくつか。

▲弘南バスでの導入にあたり、シートモケットや床材の更新はされず、ボン・バス時代の状態を保っています!
ちなみに80028号車の新製時は、広島電鉄5100形と同じような緑色系でもみじ柄のシートモケットが採用されており、2008年頃?80021号車とともにこのモケットに張り替えられたようです。

間近で撮影しておらず分かりにくいのですが、中ドアは締切扱いとされており、車内側にも立ち入りが出来ないようにポールが取り付けられています。
そのため、車内外とも車いすステッカーが撤去され、スロープ非対応車として運用されています。


▲2016年頃からボン・バスで見られるようになった、手書きデザインの着席のお願いステッカーもそのままです。

▲弘南バス感をお伝え出来ないのが残念ですが、これまたボン・バス時代に貼られたマスク着用のお願いステッカーも残されています。

▲ボン・バス時代に交換されたらしい折り畳みシートの背もたれもそのまま。かつての80029号車のものでしょうか。

▲ボン・バス除籍時に取り外されたであろう後面の行先表示機。弘南バスでは必須の装備でないようで、元80028号車は装着されずに活躍しています。



▲終点の学園町にて。同じ車での折り返し運用だったので、再び乗車。



▲再乗車を楽しみ、中心部に帰着。その後の元80028号車は弘前バスターミナルで待機していました。

今回も元ボン・バスの撮影&乗車という目標を達成出来ましたが、降車後もすぐ運用に入りそうな気配だったので、次の移動も考えて弘前駅で元80028号車を待ち構えました。


▲弘前駅16:15発~小栗山16:40着の便でお見送りして、弘前の地を発つこととしました。

近年は自社で長く使う傾向だからか、他事業者での導入事例をあまり耳にしなかった元ボン・バスの車両。こうして復活を果たしたのは、2017年に宮城県のグリーン観光バスが導入した元80017号車以来ではないでしょうか。
塩カリ散布が多い地域で自動車には厳しい環境かと思いますが、少しでも長い活躍を願うばかりです。

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