LOVE AND GLORY

-サイキックの眼-

「楽して生活したい神話」

2013-04-03 22:10:13 | サイキックの眼

       
         
「楽して生活したい神話」
    
       
夢と現実。
夢は現実。
夢も現実。
   
天国はどこに?。
天国はここに。
天国も地獄もこの世にある。
この地球上の、この現生活に。
    
この世の生活環境や時代にイヤけがさし、
どうしようもなくなれば、
人間は神話を創り、天国に桃源郷があり・・、
そして神も過ちをおかすと、物語を創るのだ。
人間は神話と共に生き、神話こそが正しく、
神話ありきの社会を構築する。
      
第二次世界大戦までの日本の歴史は常に神様ありき。
もちろん他国宗教も同じ。
そして、終戦に神話バブルが崩壊。
ちょうど北朝鮮がいま、どうしようもない状況下に
神話社会構築の真最中である。
かつての日本と全く同じに。
   
今の日本社会でも、まだまだ神話追っかけのブーム。
「楽して生活したい神話」
これに敏感に反応する日本人。
『浦島太郎』の物語は、その風刺だろう。
      
日本の経済社会は、「楽して生活したい神話産業」の花盛り。
      
「将来楽して生きる為に、今のうちに勉強しなさい!」
こんな出世神話・・。
四六時中これがメインの人生設計。
    
そんな出世神話を信じて勉強。
社会に用意された勉強はそつなく出来る。
そして高学歴になり・・一流の社会人に。
そんなかたに多いのが、その後に新たな神話探しをされる。
新興宗教に入信する高学歴者が多いのも、もともとが神話フェチだからである。
      
では、国民全体が神話フェチになったらどうなってしまうのか?。
    
エジプト文明やローマ帝国。
1300年前の奈良・大仏建立(こんりゅう)時代のように、
社会崩壊、文明崩壊にいたるでしょう。
第二次世界大戦・神風バブル崩壊の日本。
そして現在の・・、いえこれからの北朝鮮のようになる。
はたまた・・パワースポット・スピリチュアルブームの末にやってくる、無現実という自己崩壊。
         
社会神話に絆(ほだ)され、なえた人生で年をとってしまう。
「浦島太郎伝説ニッポン」の笑えない現実。
オレオレ詐欺があとを絶たないのは、社会政策と構築自体が、もともとオレオレ詐欺と同じシステムだからです。
    
よく「神がかり」「あの人は神がかっている」なんて言うシーンがある。
そうではありません。
その人の現実を更に越える苦労と努力、そしてその結果という実力です。
      
「自分の本当の実力」
僕の《サイキックの眼》から視ると、殆どの人が眠っているまま。
実力よりも、ドンブリ勘定の経済社会のほうがオイシイのでしょう。
ドンブリ勘定のオメグミや癒しの無現実から生まれる産業。
待ちわびる、新たなドンブリ勘定政策とドンブリ好景気。
 
「本当の実力」
自己を乗り越える苦労と努力。
時間がかかります。
そしてまた更に乗り越えていくと、精神に余裕が出来、どんな時にも冷静に問題を解決出来るようになるのです。
誰かがこさえたマニュアルどうりにしていると、イザというとき急な判断が出来るわけがありませんものね。
 
「楽して生活したい神話」
戦後社会政策のドンブリ神話の中で人生を謳歌出来た親の世代。
そして、ドンブリ神話のツケとシワ寄せがまわってくる我々世代。
このギャップを受け入れるには・・相当の精神を要します。
僕は子供の頃から、将来親子が互いに殺し合う時代が来ると思っておりました。
これからは株式投資やパワースポットやら占い・・幸運グッズやらにすがり続けない。
それよりも『自己の実力』と、『賢い精神』を持ってほしい。
    
ひとつひとつ解決していけば、必ず実力は現実となります。
一刻も早く、「自己の本当の実力」に気付き、現実のものとして体得してほしい。
      
本当の幸せとは、自分自身で在ることではないでしょうか。
そのお手伝いが出来ればと、そう切実に心より思っております。
      
    
サイキックの眼  山本 浩二
     
        
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