つじつまの合わぬ人々
こころの不安
社会的不安
精神的不安
肉体的不安
心が落ちつかず
苛つき
なにも上手くいかない。
それら不安や苦しみの原因は…
つじつまが合わぬからだ。
「辻褄」とは和装でいう縫い目と裾がきっちりと合っていること。
それが合わないこと
その原因がどこかにある。
それが解らぬことが不安になり、
精神的にも肉体的にも不具合をおこす。
つじつまが合っているときは心が安らぎ幸せだ。
自分らしい気持ちになる。
みなそうすればいいだけだ。
だがそうしない…出来ない。
なぜか？
物事には順序があるからだ。
順序通りに辻褄を合わせていきたい。
精神性、気持ち、手順。
これらをもって人生を進めていきたい。
この手順を守り通し、
これを壊されることなく大切に生き続けたい。
これが生きるモノ、我々も動物も植物も、全てが行っていることだ。
つまり不安、苦しみ、不幸とは…
この生きる手順を行えず、辻褄が合わないことです。
順序が無い
手順も無い
辻褄が合う？合わない？も分らない。
このような人がもの凄く多い。
日々の生活に明け暮れて、
仕事を追い、仕事に追われ。
どこまでいっても何も残らない。
みな辻褄の合ったモノが欲しい。
欲しいと願って他人から貰えるモノではない。
お金でツジツマを買えるモノではない。
ゲームやギャンブルで、ツジツマが合ったかようなゴールを体験したがる。
お金でもって買物し、ツジツマを合わせようとするも、いくら買っても合わないモノばかり。
あとは「ツジツマが合わない！」と怒り、クレームをつけたがる。
そうすると次は、ツジツマが合っている人への憧れや誹謗中傷。
鳥は、たくさん子供を産みすぎてしまうと…間引くことをして生きる為の手順を整えます。
猫は、自分の意に沿わぬ出産をしたときは…自らの牙で子を。
限られた時間の中で、順序と手順を遂行するということは残酷です。
辻褄が合わぬままでも人間は、
何事も無いかのようにしていなければならないようです。
その裾の合わないボロを隠すためなら、お金に糸目はつけません。
辻褄が合っていない人は平気で嘘をつくようになります。
そして他人の辻褄が合ったモノを奪うのです。
（ 嘘つきは泥棒のはじまり ）
何故奪うのか？
他人から奪うしか方法が無いからです。
何故か？
人生の大事な手順や順序には、
時と、時間と、成長と、量と、費やす精神力があるからです。
これらは人生に２度と無いモノなのです。
ですが、やり直すことも出来るでしょう…
しかし、嘘が絡んでいては無理です！
自分に嘘をつく
家族に嘘をつく
他者に嘘をつく
人生の手順と順序の中で
嘘が絡んでいると、全てが破綻に向かいます。
何故？嘘をつくのか？
自分の人生の境遇の苦しさに耐えられなかったからです。
どんな苦しい境遇でも、
我が人生の大事な手順と順序を守る、
その時間と精神力が成長です。
これが「辻褄が合う」ということです。
国レベルでも、
辻褄が合わなくなれば、
他国へ戦争をしかけます。
他国のツジツマを奪うんですものね。
“気楽が幸せ？”で生きれば…死にます。
ならば “辻褄の合ったモノだけ欲しい”…ウツになるでしょう。
原因と結果。
時、時間、成長、量、費やす精神力。
これを持たねば、結果…辻褄は合いません。
これが出来ない人、
考えもしない境遇…身の上に在る人。
一度、すべての着物を脱いで、確かめることです。
どこが間違っているのか？
どこが間違っていたのか？
認めることです。
人に見せられぬ恥ずかしい綻び（ほころび）を認めること。
でなければ、精神の辻褄が合わず、病気になるでしょう。
その着物の綻びは誰が作ったのか？
なぜ修正が出来なかったのか？
先祖家族の誰が横着したのか？
なぜ正直に恥ずかしさを認めなかったのか？
取り返しの付かない綻びを隠し、
無かったことにする為の
時間と費用ほど無駄なものはありません。
長生きの時代
老害に関連したニュースを目にします。
なぜ？車で道路を逆走するのか？
それは…
人生の時間を巻き戻し…
道路を逆走することによって、
やり直したい衝動からでしょう。
老い先が短くなって…
辻褄が合わない最後が近づいてくることが怖く苦しいのです。
宇宙の成り立ち
この世の原則は
常に「辻褄」が合うように形成しています。
「ツジツマ」の合わぬ人々は、
その自然に耐えられず、
嘘をつき、
苦しみ、
崩壊していきます。
