LOVE AND GLORY

-サイキックの眼-

罪悪感と歪んだバランス

2020-04-23 15:15:32 | サイキックの眼
   

罪悪感と歪んだバランス
     

    
一向に話が前に進まない…
まったく未来が見えない
誰が悪いんだ!!
ってな具合の毎日が続いております。
歪んだ世の中を
皆さん如何お過ごしでしょうか。

罪のなすりあい
しらばっくれあい
あげく…現実逃避の妙案さがし。

皆さん、“罪悪感”ってご存じですか?
どこにありますか?
頭のなか?
心のなか?
財布のなか?!
タンスのなかでしょうか?
それとも…あそこのなかに???
どこやねん。

では、“罪悪感”ってどこから来るのでしょうか?
いつから “罪悪感” を感じ初めたのでしょう?
なぜ…どうしてそうなったんでしょう。
理由があった筈ですよね。
そして、それは解消し、解決出来たのでしょうか?
それとも、どこかの引き出しにしまい込んだまま?
バレたらどうしようか…

そうすると、次に起こるであろう出来事に対し、
解決しよう!っていう気持ちは起こらなくなります。
続けてまたその引き出しにしまい込むことになる。
バレなきゃいいんよ!

すると次には
むじゃきに笑ってるヤツを見ると腹が立つ!
となって…
そのまた次には
自分より罪深いだろう?人との付き合いをしたがるようになる。
そして…
互いに騙し騙されながらも、
“罪悪感”の重みを互いにねぎらいあいながら
相殺し合える関係となって…
結婚し子供が出来て、
その子供が無邪気に笑うようになると…
ドツク! 無視する! 吐け口にする! ようになる。
どーして?
お前が悪いんや!!
わたし(ぼく)が悪いのか…泣
~ “〇〇感” ~ ???…苦
“罪悪感”が備わりました。
みごとに、親の持つ“罪悪感”を引き継いだのです。

まだ続きます
子供は、自分が悪い子だと苦しみます。
自分の存在に“罪悪感”を感じ続け苦しみます。
そして…
子は、親は良い人だと、許そうと努力をします。
親は最初から何とも思っておりません。
親孝行?されても嬉しくもなんともない。
それどころか腹が立ってくる。
なぜなら…、なぜならですよ?!
それは…
自分の“罪悪感”を誤魔化し続けたい。
その為なら何だってやってのけたいからです。
子供を騙すことが1番簡単で、1番重要なんです。
良い子になっては困る、と思っている親は多い。
“罪悪感”を刷り込み流し込んで、
子の苦しんでる姿をみては…かわいそうにと思っている。
に! 過ぎないのです。
これが、問題だらけの家庭のプロセスです。
1番ドぎつい親子関係の“歪んだ罪悪感”
何世代にも渡って、“罪悪感”を溜め込んでいる家族は、
もうめちゃくちゃです。
めちゃくちゃだということも解っておりません。
解ったら大変なことになりますもん。
その代わりに…最悪の事態が現実のモノとなってあらわれてくる。
毎日のニュースを見ていたら解ります。
最初は小さな“罪悪感”も…溜めに溜め込むとどうしようもない。
そうするとどうするのか?
他人のモノを平気で横取りするようになります。

僕はあえて “罪を犯すと”…とは、1度も言ってません。
罪は、人生の中で、何らかの状態から、
犯してしまうときがあるかもしれない。
罪には社会のルールが用意されています。
その場合には…“罪悪感” は起こらないでしょう?
頭の中が真っ白になるかもしれない。
例えば、車の安全運転を心がけていたのになぜ?
どうして?どうしよう…と思うでしょう。
逆に、建築施工をするとして、手抜きをしてしまったが、
誰にも気付かれないからまあいいか。
と…心の引き出しの奥にしまい込む。
つまり、“罪悪感”の湧くときっていうのは…
『 嘘 』 を付くとき付いたとき限定なんですよね。

そしてこれも言っておきたい。
詐欺やペテンにかかりやすい人
オレオレ詐欺に気を付けよう!!とか
詐欺商売に騙されたぁ~とか。
なんで? なんでそうなるん?
それは…
“罪悪感” をひた隠し持ってる人が騙されやすい。
つまり、自業自得です。
なんで?
“罪悪感”を持ってる人は、
“罪悪感”を引っさげて隠し持ってる人のことが大好きだからデス。
わかりやすく言えば、
「“罪悪感”と“嘘”が無効になり救われますよ」
み・た・い・なモノが欲しくてたまらんのです。
あるいは、
「“罪悪感”と“嘘”を慰め合える人を信じたい肯定したい」
とまぁこんな感じの心理ですわ。
なので、詐欺でも嘘でもペテンでも、エセ宗教でも、
喜んで信じる人の共通点は…
「心の中は“罪悪感”のカタマリなんです」
そしてもうひとつの共通点は…
「必ず破綻する」デス。

つまり “罪悪感” ってのは…
とことん人生を蝕(むしば)んでいきますよ!ってこと。
そして周りをも蝕んでいきます。
「知っていて“嘘を付く”」
これにセットで“罪悪感”がもれなく付いてきます。
“罪悪感の主(ぬし)” と “罪悪感の主” は、良いお友達になります。
そしてやがては、ゴキブリのように共食いをするのです。
   
さて、“罪悪感”ってどこから来たんでしたっけ?
そうそう 「知っていて平気で嘘を付く」
ここが原点でした。
なぜそうするのでしょう。
なぜそうしたのでしょう。
自分の嘘が相手にバレないよう、悟られないように…
先手を打って!相手に“罪悪感”を植え付けて、
そしてコントールするのです。
これが、歪んだ人間関係です。

しつこくもう一度
なんで? 何も悪いことをしていないのに
親から叱られたのでしょう…
素直な幼な子のその目と心で
“罪悪感”や“嘘”を
見透かされていることに
ムカつくからでしょう。
相手を責めるとき、責めたいとき、
それは“罪悪感”を持て!!といってるんですよね。
じゃあ、
「お陰様で“罪悪感”を持てるよう教えていただきました、有難うございました。」
といってお礼を言えば相手は納得し喜ぶのかな?
だんだんアホらしくなってきました? 笑
じゃあもう一発!
「あなたの為を思って言ってるのぉ!!怒」
これ、言わずと知れた1番ムカつくヤツですよね~
これのムカつく究極の理由はね…
“罪悪感の押し売り”ですわ。
美容系テレビショッピングのキメ台詞みたいなもんよ。
「あなたの為を思って言ってるのぉ!!」
「ズボラな人でも綺麗になりたいあなたの為に!!」
似てるでしょ?
んで決まって“嘘”で終わり破綻する。
んでもって…“罪悪感”の持ち主は、詐欺が大好きなんです。
“罪悪感”と“罪悪感”は仲良しこよし。

「“罪悪感”を少しでも軽くして健やか生活を実現しましょう!」
こんなウタイ文句の商品とか売ったらボロ儲けするんだろうね!笑
いやいや!ちゃいまっせ!!
おのれが付いた“嘘”と“罪悪感”は、刻々と人生を蝕んでいくよ。
そして他人はもとより、我が子の人生も蝕んでいく…
いえ…我が子の人生をも蝕(むしば)わせるように仕組む…
そんな人工のウィルスなんですよね。
感染注意ですよ “罪悪感” ってのはね。
もちろん自分から人に感染させてしまうことも考えてみてくださいね。
その“罪悪感”が、いつどのようなものだったのか?
心の引き出しを開けて、素直にじっくり向き合ってみないと分からない。

最後に、僕ごとですが…
人の生涯の有りようが最初から最後まで視えて…
未来のどこで、どのように、多くの人が死ぬ
と視えてわかってしまって…
のたうち回って…日々生きてきた。
未来の不幸を知っていて
結果、助けもせず視て見ぬふりでした。
もちろん嘘をついたことにはなってはいませんが…
“罪悪感”の極みでしかありませんでした。
これを独学で理解することに人生の時間を費やしてきて、
やっと乗り越えられてきたように思います。
(自ら何度も死ぬほどの苦しいこともあり)

“歪んだバランス”の上に成り立ってしまっている
現実の社会と人生、そして人間関係。
なぜ悩み苦しむのか?
なぜ“嘘”をつくのか?
なぜ“罪悪感”を感じ続ける必要があるのか?
それは…
この世の根本原理と
その厳しさと怖さ…
これが本物だからです。
あまりの怖さに笑ってしまう、
これが人間なのです。

生きる恐怖に悩み苦しみ
生きる怖さについ嘘を付いてしまい
本物の原理の怖さとその尊さに対し
目を背けてしまうことに“罪悪感”を感じるのです。
みんな怖いんです。
恐怖を誤魔化したい
恐怖を忘れたい
人を恐怖にさらしたい
限られた社会の中で自分の身を守りたい。

本物は恐いと知っている
だから人間は…嘘に浸って、本物を忘れていたいんです。
そうするとまた“罪悪感”に苛(さいな)まれて苦しみます。

本物が欲しい…でも怖い
偽物は簡単に手に入ってしまう
本物で在りたい…でも苦しい
偽物は気楽になれる
でも“罪悪感”がつきまといます。


サイキックの眼  山本 コージ


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