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ラックストーン・レコード雑記帳 - アート・和菓子・音楽

ラックストーン・レコード主人、山口'Gucci'佳宏がアート、和菓子、音楽などなど、徒然なるまま書き綴る、まさに雑記帳。

今日の美術展 [平成二十年三月二十四日]

2008年03月24日 | fine arts
相当、寒いと感じる一日でしたね。今日はかなりブッち切っていたライナーノーツの原稿を早朝に何とか校了し終え (Pヴァインの堀田氏、いつもすいません。)、何やかんやと用事をこなしてから出掛けました。(写真: 東京都庭園美術館前の桜は既に六分咲き位でした。)

安藤家・収集家コレクション 長野草風展 於: 京王プラザホテル ロビーギャラリー
3月17日に徳川譜代大名「安藤家」に伝わるひな人形の展示をここに見に来た際、この展示を知って見に行った次第です。安藤家縁の日本画家、長野草風氏の作品展。邨田丹陵氏、川合玉堂氏に師事され、明治期から昭和初期まで活躍された方です。並んでいた作品どれもがとても良い佇まいの伝統的な日本画でした。中でも「蟷螂」を描いた作品を自分は気に入りましたね。

↓ 京王プラザホテル ↓
http://www.keioplaza.co.jp/index1.html?

建築の記憶 - 写真と建築の近現代 於: 東京都庭園美術館
東京都庭園美術館へ訪れるのは久しぶりです。建築物を撮影した写真と資料の展示で、ここ旧朝香宮邸の歴史的建造物に於て、この企画展を見るのはなかなか感慨深いものでした。昔の写真に写り込んでいる6建物の多くは現存していないものがほとんどであり、その写真の数々は貴重な資料です。また写真で見る建築物は現物とは違った見え方が出来、美しさがあります。特に今回の展示の中で伊勢神宮と桂離宮の美しさにはゾクゾクしました。ブルーノ・タウト氏が桂離宮に惚れたのが分る様な気がしましたね。あと平安神宮、築地本願寺、そして自分が良く行く大倉集古館などを設計、アジアとヨーロッパの文化を折衷的に取り入れ造形をした建築家・建築史家の伊東忠太氏が北京皇城を調査したした際に発行された「北京皇城建築装飾 (東京帝国大学工科大学学術報告 - 明治39年)」が凄い。掲載された精緻に描かれた北京皇城に施された装飾のイラストには、よくここまで細く描写出来たなと、唯々、感動しました。本当に貴重な資料です。今回は展示内容の素晴らしさで図録を購入しました。

↓ 東京都庭園美術館 ↓
http://www.teien-art-museum.ne.jp/index.html

草間彌生版画展 於: Bunkamura Gallery
奇才、草間彌生女史による版画作品の展示です。草間彌生女史の作品を見るといつも楽しい気持ちになりますね。元気になります。いろいろな版画の中、ラメを使ったインキでプリントしたシルクスクリーン作品はポップでキュート、楽しいです。あとエッチングのモノクロ作品、今まであまり見たことがなかったのですが、草間女史らしさがありながらも静かな雰囲気でとても気に入りました。

↓ Bunkamura Gallery ↓
http://www.bunkamura.co.jp/gallery/index.html

今日の美術展 [平成二十年三月二十三日]

2008年03月23日 | fine arts
桜は昨日、開花したんですね!? 昨日は一日、テレビ等の情報を見ていなかったので分りませんでした! さぁ、お花見ですよぉ~。この季節、其処此処で桜の花が咲き、そして花びらが舞っていて、原チャリで走っていると本当に心地良いです。で、今日は会期終了間近の方々の展示へ彼方此方バタバタと原チャリを飛ばして行ってきました。(写真: 神田明神の桜は開花寸前でした。)

名所図会の世界 江戸時代のガイドブックを絵解きする 於: 大田区立郷土博物館
名所図会は江戸時地後期から盛んに刊行された地誌の一種で、いわゆる観光ガイド・ブック的な書物です。今回は、その名所図会に則って江戸時代の旅の様子をいろいろな角度から紹介している、とても興味深い展示でした。並びに名所図会や浮世絵版画に描かれた当時の大田区の「蒲田梅園」・「和中散」・「麦藁細工」・「六郷渡」などの名産品や名所、風俗、様子を、かなりこと細く解説してあり、感心することしきり、とても面白かったです。こう言ったご当地ものの展示は何となくショボいものも多いのですが、これは充実した内容の良い企画展でした。

↓ 大田区立郷土博物館 ↓
http://www.city.ota.tokyo.jp/shisetsu/hakubutsukan/kyoudohakubutsukan/index.html

版画展 於: 江戸下町伝統工芸館
ここ江戸下町伝統工芸館は浅草にある現代に伝わる江戸の工芸、職人達の匠の技を紹介している施設です。2階に様々な工芸品が飾られ、1階ではミニ企画展示、そして週末には職人の方々による実演が行われています。今回の企画展示は浮世絵版画制作の長尾家の作品を紹介でした。長尾家は江戸に400年住む家系で89歳になる長尾直太郎氏が浮世絵版画摺師の三代目、直太郎氏のご子息、長男の雄司氏が摺師、次男の次朗氏が彫師、一家で浮世絵版画の技を今に伝えています。そんな長尾家で作られた浮世絵版画の数々が展示され、葛飾北斎氏、歌川広重氏、竹久夢二氏等の素晴らしい作品が現代に甦っていました。名匠の技は本当に凄いです。

↓ 江戸下町伝統工芸館 ↓
http://www.taitocity.com/sangyou/dento/denkou/denko.htm

長尾直太郎氏が浮世絵版画について語った記事が「ぶらり途中下車の旅 (NTV)」のサイトにありました。本物の方だからこそ言える素晴らしいお話です。ちょっと感動しました。是非、覗いて見て下さい。
↓  ↓  ↓  ↓  ↓
http://www.ntv.co.jp/burari/060715/info08.html

江戸と神田明神の春夏秋冬 於: 神田明神資料館2階展示室
江戸の名所のひとつ、神田明神へ廻りました。ここでは春夏秋冬、四季折々にちなんだ江戸や神田明神の年中行事や風物詩を浮世絵や浮世絵や写真などを交えて紹介しています。神田祭を筆頭に江戸の都に於ける数々の催事がどの様にして行われて来たかが分り、とても興味展示でした。ちなみに七五三の時に子供に与える「千歳飴」は神田明神の社頭で売られていた「祝い飴」がその起源らしいです!?

↓ 神田明神資料館 ↓
http://www.kandamyoujin.or.jp/siryoukan.html

浮世絵雪月花展 (前) 於: 礫川浮世絵美術館
神田明神からほど近い、すっかり毎月通っている礫川浮世絵美術館へ。今回は冬から春にかけての季節にちなんだ浮世絵特集の前期展です。雪・月・花が織り込まれた情緒ある作品が多く並んでいました。やはり喜多川歌麿氏や鳥居清長氏の美人画にはグッとくるものがありますね。美しいです。後期展はやはり季節柄、桜にちなんだ作品が多くなるのでしょうか? 楽しみです。

↓ 礫川浮世絵美術館 ↓
http://homepage2.nifty.com/3bijin/

十四代 柿右衛門展 於: 菊池寛実記念 智美術館
有田の酒井田柿右衛門家の当代、十四代柿右衛門氏による白磁器を中心に十三代の作品を合わせての展示です。江戸時代、十七世紀末に最高潮に達した柿右衛門様式だったが、その後、衰退し、しばらく途絶えていた柿右衛門特有の白磁の素地「濁手 (にごしで)」を十二代・十三代柿右衛門氏が復興させ、当代がその業を受け継ぎ現在に至っているそうです。その濁手によるきれいな乳白色の素地に赤絵が施された白磁の数々は目を瞠るばかりの美しさでした。そして各々の白磁の造型も全てがその佇まいが素晴らしく、見ていて心地良いばかりです。また赤絵も大変に絵心があり、凄い意匠でした。ここにも匠の技がありましたね。

↓ 菊池寛実記念 智美術館 ↓
http://www.musee-tomo.or.jp/

今日の美術展 [平成二十年三月二十二日]

2008年03月22日 | fine arts
今日も暖かい一日、その分、花粉症も炸裂、今がピークでしょう。まぁ、あと半月も我慢すれば....。そう言えば、東京の桜の開花予想は明日ですが、どうなのかな? で、今日も電車にて横浜方面へ。この調子で暖かくなれば次回は横浜へも原チャリで行けるかな?! (写真は川崎・砂子の里資料館前に設置してしてある郵便ポスト。今ではほとんど見かけなくなった鋳物製のポストです。このポストは使用されなくなって保管されていたものを川崎市の事業の一環として、ここに設置され今また現役復活して使われています。懐しいですね。そうそう川崎・砂子の里資料館前の通りは旧東海道です。)

上村松篁展 於: そごう美術館
先日、上村淳之氏の展示を観ましたが、今日は淳之氏の父親、上村松篁氏の作品展です。良い作品ばかりで心が休まる思い、今日の初っぱなにこの展示を観ることが出来て良かったです。松篁氏もまた花鳥画、動物画を得意としていますが本当に素晴らしく、今回の展示の中では南方の鳥と草花を描いた作品は鮮やかな色彩で眼を惹き、冬景色の絵は深々としたその情景が伝わって来る様でした。鳥や兎などの産毛の逆立った様子が精緻に描かれ、それはもう美しいものです。あと展示されていた写生帖やデッサンは興味深く、また初期作品 (昭和初期) の伝統的な日本画の技法に則った作品も厳かな雰囲気が感じられる渋くて良いものでした。

↓ そごう美術館 ↓
http://www2.sogo-gogo.com/common/museum/index.html

ゴス展 於: 横浜美術館
ゴスってグロ、ロリータ、露悪趣味.....。う~んっ。
収蔵品の日本美術の展示室で救われました。下村観山氏等の良い日本画が並んでいました。

↓ 横浜美術館 ↓
http://www.yaf.or.jp/yma/

小さな旅 横浜市民ギャラリー コレクション展2008 於: 横浜市民ギャラリー
横浜市民ギャラリーが収蔵する作品の中から「小さな旅」をテーマに選んだ絵画、版画、写真の展示です。横浜縁の多数の作家の方々による様々な作風の作品が並び、いろいろと楽しむことが出来ました。中では奥村泰宏氏による戦後の横浜を撮った写真作品や本展のフライヤーにも使用されている牛田雞村氏の昔 (たぶん明治期) の横浜を描いたちょっと変わった日本画3点が素敵でしたね。この様にしっかりとした目的で集められた作品をきちんと紹介する展示は本当に有意義、ありがたいです。

↓ 横浜市民ギャラリー ↓
http://www.yaf.or.jp/ycag/

初代歌川廣重『六十余州名所図会』全揃・公開 於: 川崎・砂子の里資料館
今日の締めは川崎で浮世絵を。歌川広重氏、晩年の大作のひとつ「六十余州名所図会」シリーズ、目録を合わせた70点全揃いを公開しています。やはり全揃いだけに見ていて壮観でした。江戸時代当所の街道別に名所・名勝地を紹介した浮世絵、広重氏が確立したと言えるダイナミックな構図で描かれた画面は本当に見応えがあります。きっと江戸時代の人々はこれらの浮世絵を見て、行った場所の想い出やまだ見たことの処へ思いを馳せたのでしょう。見事な揃いもの浮世絵でした。今日がこの展示の最終日でしたが、見ることが出来て本当に良かったです。

↓ 川崎・砂子の里資料館 ↓
http://www.saito-fumio.gr.jp/

今日の美術展 [平成二十年三月二十一日]

2008年03月21日 | fine arts
今日は曇天の肌寒い一日でしたね。風が強い為か世間的には遅いかもしれませんが、自分は今日から花粉症全開です....。くしゃみを何回したか!? で、何だか今日は沢山歩きました。まず新宿から初台まで歩き、それから下北沢へ帰るのに京王新線で新宿まで戻って小田急に乗り換えるのも面倒臭く、時間もそれ程、変わらないと思えたので勢いで歩いてしまいました。ってことは、結局、新宿-下北沢間を歩いたことになります。まぁ日頃、運動不足の自分にはかなりイイ運動になりました。(写真: 歩いていて見つけた、丈が短くてかわいい、たぶんチューリップの一種。道端ですが、綺麗に咲いて素敵でした。)

熊谷守一展 於: 埼玉県近代美術館
まずは朝イチで北浦和へ。独自の画風を確立した名画家、熊谷守一氏、没後30年の作品展です。油彩画、そして日本画や書まで相当数の作品が展示され、とても見応えがありました。氏の絵の対象を朱の墨 (かな?) や木炭で描いた輪郭線で区切る手法「守一様式」による絵画の数々、確立された独自のスタイル、素晴らしいです。美しい色彩、色の調和、そして縁取られた中のベタ塗り部分の筆目による光線の反射による微妙な見え方の違い、シンプルな絵なのに高い表現力、イラスト的なポップさ、凄いと思いました。特に自分は草花や昆虫を描いた作品が好きです。自然を愛でた熊谷氏ならでは、まるで子供の眼から見た様な感覚で描いているみたいですね。今回、展示されている日本画、彩墨で描かれている数々の作品も良かったです。シンプルな筆使いながら題材の特徴を捉えていて、とても味がありました。
ところで、当館の収蔵品常設展示の方で、大正・昭和初期に活躍された挿絵画家・舞台美術家の小村雪岱氏の特集展示がされています。こちらの展示もなかなかでした。江戸情緒をモダンに表現したかの様な画風はとても良いです。小村雪岱氏のその繊細な作風は林静一氏などのイラスト等に受け継がれていると感じました。

↓ 埼玉県近代美術館 ↓
http://www.momas.jp/

池田満寿夫 知られざる全貌 於: 東京オペラシティーアートギャラリー
池田満寿夫氏による様々な創作活動と作品を紹介した展示です。自分は池田満寿夫氏をマルチなアーティストとして全体が好きですね。なので、どの活動、どの作品と言う様な特化した思い入れはありません。今回、あらゆる芸術を手掛けた池田氏、その全貌を見ることが出来て、さらに氏に対するそう言う自分の意識は強くなりました。ここまで、精力的にいろいろな芸術活動をした力、そして発想力、素晴らしいです。そんな多種多様な展示作品の中で特には1960年代末から70年代初頭にかけての時代を反映している様なポップ・アート的な作品に魅かれました。

↓ 東京オペラシティーアートギャラリー ↓
http://www.operacity.jp/ag/

最近の読書 [平成二十年三月二十日]

2008年03月20日 | books
せっかくの祝日なのに珍しく一日中、寒い雨模様です。自分は夜、知人の結婚パーティーとか諸々と用事があり、美術展へは行けず仕舞いです。で、最近、読んだのは....、

烈火の月 野沢尚 小学館文庫刊
1989年にビートたけし氏主演、北野武氏監督による映画「その男、凶暴につき」の原作本です。結構、インパクトのある刑事もの小説、人間模様の描写も秀逸です。面白い一冊でした。ところで、自分は警察を舞台にした小説を良く読みますが、実際の処、日本の警察の内部は小説に描かれている様に腐った部分があるのでしょうかねぇ?!

↓小学館 ↓
http://www.shogakukan.co.jp/

先日、"LUNCO"にて購入の「紙もの」[平成二十年三月十九日]

2008年03月19日 | hobby
掲載するのがちょっと遅くなりましたが、月曜日"LUNCO"にて入手した紙ものがなかなかなので紹介しておきます。左の2枚は切り外して遊ぶカードですが、モロにパクリ。著作権もへったくれーもお構い無し、そんな昭和の代物。「エノケン」が結構、ヤバいです。中ほどのものはフレーベル社製の子供向けスクラップ・ブックに貼られる前のラベル。武井武雄氏画によるレアな一枚。右端は花火のラベル、子供が手に持って発射、危険です!?「玉乱」て、まさにたまらんですなぁ。まぁ、甚だしく懐古趣味です...。

今日の美術展 [平成二十年三月十九日]

2008年03月19日 | fine arts
夕方から雨空とのことで今日は電車で出掛けました。なので、仕事へ向かう前と帰りがけに一軒ずつ、美術展へ寄りました。ところで運慶氏作の仏像、海外流出を免れて良かったですね。落札金額の14億円はどうかと思いますが、富豪の何方かに感謝。てか、日本政府、こう言うことをどーにかしろよなぁ!?

長瀬コレクション 北斎展 於: 太田記念美術館
故長瀬武郎氏から当館に寄贈された葛飾北斎氏の作品を中心とした浮世絵コレクションの展示です。19歳の時に勝川派に入門し「勝川春朗」を名乗って活動を始めた時分から「画狂人卍」と名乗る90歳で没するまでの作品を並べ、北斎氏の画業を辿った展示でした。最近、北斎氏は取り上げられることも多く、今までに沢山の作品を見て参りましたが、今日の展示作品の大部分が見たことのないものばかりで、まだまだ果てしなくいろいろな作品があるのだろうと改めて感じました。多くの風景画や11枚揃いもの「假手本忠臣蔵」など、北斎氏の画力の高さが伺える良い浮世絵が多々ありましたね。あと自分の眼を惹いたのが北斎氏が紙へ直に描いた画稿のか数々。北斎漫画に通ずる画風で描かれた人物の恰好・動きが面白く、身体の筋肉や間接の描写が独特で興味深いものでした。

↓ 太田記念美術館 ↓
http://www.ukiyoe-ota-muse.jp/

写世術/photo projects vol.1 萱原里砂 Kayahara Risa 於: 世田谷美術館区民ギャラリー & 生活工房ギャラリー
世田谷在住の若手写真家を紹介するシリーズ展です。昨日、世田谷美術館区民ギャラリーへ行って、今日、生活工房ギャラリーの方へ寄って来ました。生活工房には展示写真が5点しかなく、メイン会場は世田谷美術館です。萱原里砂女史の四つの写真シリーズの展示で、何だかどの写真も色彩と写り込んでいるものの輪郭が妙にパキッとした感じを受け、不思議な感覚でした。まるで、その画面の中のものが非現実的、人口的に作られたもの様です。きっとその様に感じられる場面をとことん追求しているのではないでしょうか? かなり惹かれる写真の数々でした。自分は水面が鏡の様に樹木や山が映し出している様子を撮ったシリーズ〈mirror〉を好きですね。

↓ 世田谷美術館 ↓
http://www.setagayaartmuseum.or.jp/

↓ 生活工房 ↓
http://www.setagaya-ac.or.jp/ldc/

今日の美術展 [平成二十年三月十八日]

2008年03月18日 | fine arts
今日も温い一日でした。夕方と夜に2本ある打合せの前に世田谷方面をツルっと原チャリで廻りました。(写真: 静嘉堂文庫美術館へ向かう途中、瀬田で見つけたマンション「ドウエル瀬田」のたぶん、給水塔。とてもポップで不思議な形状、ちょっと岡本太郎氏の彫刻の様です。マンション自体もとても昭和感がある建物。リフィニッシュされていると思いますが、ピンクと白に塗られた外観がキュートでした。)

書斎 宮本三郎の書斎 - 絵画と書籍 於: 宮本三郎記念美術館
世田谷の奥沢にアトリエを構えていた画家、宮本三郎氏の数千冊に及ぶ蔵書の中から氏が表紙絵や装幀を手懸けた本や参考にしたであろう美術書、デザイン書などと氏の描いた作品の展示でした。如何にも画家の蔵書と言うものばかりで実際に使用した跡も見受けられ、宮本氏の研究熱心さが分ります。とてもこだわりのある本の数々でした。展示されている絵画も素晴らしいものばかり、やはり宮本氏の真骨頂である美人画は美しく、そして自分は戦争記録画に惹かれました。多くの規制がある中、その背景、戦争と言う惨事を巧みに表現していると思いました。まさに良い企画の展示です。

↓ 宮本三郎記念美術館 ↓
http://www.miyamotosaburo-annex.jp/

茶碗の美 国宝 曜変天目と名物茶碗 於: 静嘉堂文庫美術館
国宝の曜変天目茶碗を筆頭に当館が収蔵する名茶碗の数々を一挙に公開した展示です。まぁ、凄いと言うばかりの名品が並んでいました。自分は曜変天目茶碗を見るのは二度目、やはりこの茶碗の一番の魅力である神秘的な色彩は何度見ても素晴らしいと思います。他の様々な様式の茶碗も良い佇まいの名物茶碗揃いで見応えがありました。特に楽家代々による楽茶碗の数々、楽茶碗の存在感には圧倒されますね。

↓ 静嘉堂文庫美術館 ↓
http://www.seikado.or.jp/menu.htm

こども 清川泰次が写した昭和のこどもたち 於: 清川泰次記念ギャラリー
成城学園前にアトリエを構えていた芸術家、清川泰次氏が昭和初期に子供達を撮影した写真、208点を展示しています。今の様に世の中が娯楽で溢れていない時代、自身の身体を使って遊ぶことが一番の娯楽であった頃の子供達、その純で素朴さな姿が写し出されている写真の数々は見ていて本当に温かい気分になりますね。そして、そこには子供達に対する清川氏の愛を感じます。やはり人は童心を忘れてはならないとつくづく思いました。

↓ 清川泰次記念ギャラリー ↓
http://www.kiyokawataiji-annex.jp/

追悼 - 上野泰郎展 於: 世田谷美術館
上野泰郎氏もまた世田谷縁の日本画家です。当館に収蔵された作品で2005年に亡くなられた氏の画業を紹介する展示でした。氏は日本画家でありながら、その作品の多くはキリスト教に基づく聖教画です。多くの裸婦が鮮烈な色彩で描かれた大きな画面には愛と力を感じます。人の道を示している様にも思えます。素晴らしく、気持ちが高揚し見て良かったと言える作品の数々でした。上野氏が手懸け、1998年に竣工した聖イグナチオ教会新聖堂のステンドグラスも是非、実物を見てみたいものです。

↓ 世田谷美術館 ↓
http://www.setagayaartmuseum.or.jp/

今日の美術展 [平成二十年三月十七日]

2008年03月17日 | fine arts
三寒四温ですか? 原チャリに乗っていると、まだ少し寒い陽気の一日でした。

安藤家のおひなさま 於: 京王プラザホテル 3階アートロビー
本絹古布のつるし飾り 於: 京王プラザホテル 2・3・4階

今日もひな人形を鑑賞しました。「ホテルで楽しむひなまつり」と称して、ここ京王プラザホテルではロビーや通路、そこここにひな人形やかわいらしいつるし飾りを展示 (写真) しています。中でも江戸幕府の歴史に名を残す徳川譜代大名「安藤家」に伝わるひな人形とひな道具の数々がメインに展示されていました。それらはとても気品に満ちた姿のひな人形、そして素晴らしい細工が施されたひな道具、とても良い品々です。やはり旧家伝来の品は凄いですね。

染と織 小島貞二・松尾鏡子 二人展 於: 京王プラザホテル ロビーギャラリー
ロビーギャラリーの展示も見て来ました。染色作家の小島貞二氏と織物作家の松尾鏡子女史、ふたりの作品展です。小島貞二氏が染めた布で作ったタペストリーは凄く鮮やかな色彩でかなり存在感があり、豪快な作品。松尾鏡子女史による作品はとても清涼感があり、良い色使いで精緻に織られた柄も素晴らしい着物や反物でした。まさに匠の技と言えるおふたりの作品でしたね。そして、それらに自分は日本人ならではの感性あると思いました。

↓ 京王プラザホテル ↓
http://www.keioplaza.co.jp/index1.html?

LUNCO DECO 於: LUNCO目白店
主に大正期から昭和初期に於けるモダンな時代着物や帯、裂、小物を扱ってらっしゃるお店"LUNCO"を初めて訪れました。ここは前に百貨店の特別展に出店されていて知っていたのですが、なかなか訪れるチャンスがありませんでした。で、今回、アールデコに影響を受け日本で作られたお洒落な柄の品々をまとめて出品・販売とのことで見てみたいと思い、念願かなって訪れることができたのです。とにかく、かわいくて素敵な品ばかり、かなり楽しくて目を奪われましたね。でも、やはり、ちょっと自分は着物類には手を出せないので、紙ものを沢山見せてもらい4点ほど思わず購入してしまいました。いつもはお店にはほとんどいらっしゃらないと言う店主"LUNCO"さんと運良くいろいろと楽しいお話が出来、今度、自分の童謡レコード・コレクションのジャケットをまとめ、監修したジャケ本を見て頂くことになりました。なので、また近々、ここを訪れる予定です。

↓ LUNCO ↓
http://www.lunco.net/

坂部隆芳展 - パリ、創りあげた30年の美 於: 新宿高島屋10階 美術画廊
パリに移り住み活動を続けていらっしゃる作家、坂部隆芳氏の作品展です。日本画を基調としていると思われますが、その作風は独特で不思議な雰囲気を醸し出しています。画面の表面が土気た様なあの作風は一体、どの様にして描いているのでしょうか? とても静かな感じのする作品の数々でした。

↓ 新宿高島屋 ↓
http://www.takashimaya.co.jp/shinjuku/index.html