ラックストーン・レコード雑記帳 - アート・和菓子・音楽

ラックストーン・レコード主人、山口'Gucci'佳宏がアート、和菓子、音楽などなど、徒然なるまま書き綴る、まさに雑記帳。

今日の美術展 [平成二十一年十二月二十日]

2009年12月20日 | fine arts
身体はほとんど復調。ですが、大事を取って出掛けるのは近場にしました。

写真は東京オペラシティ・サンクンガーデンでクリスマス・ツリーを見上げる “Singing Man (最近は唄ってませんが....。[ジョナサン・ボロフスキー氏作])”。街にはこれでもかと言うほど無駄なクリスマス・イルミネーションが溢れている中、此処のツリーは正統派に近いもので自分にも好感が持てますね。

1073) ヴェルナー・パントン展  於: 東京オペラシティアートギャラリー
自己期待度 – 乙
自己満足度 – 乙
自己不満度 - 丙
自己関心度 – 乙
自己推薦度 – 乙
自己趣味性度 – 乙
デンマーク生まれの家具・空間デザイナー、ヴェルナー・パントン氏の回顧展。カラフルでポップ、60~70年代に於ける近未来的な斬新なデザインによる家具やスペースの数々は、ハイ・センスでアトミック的です。まるで昔のSF映画の一場面の様でした。パントン氏がデザインした部屋全体が家具状になっている空間を再現したコーナーでは実際に座ったり寝ころんだり出来て展示方法に趣向が凝らされていました。ただ、パネルの展示方法は頂けなかったですね。スタイル的には良いのかと思いますが、ひとりずつしか見れないのはどうかと。しかしながら、パントン氏の奇抜な発想、そして、それを具現化し製品にしていることには驚かされました。

1074) 住田大輔展  於: 東京オペラシティアートギャラリー 4Fコリドール
自己期待度 – 丙
自己満足度 – 丙
自己不満度 - 丁
自己関心度 – 丙
自己推薦度 – 乙
自己趣味性度 – 丙
若手作家の作品を買い入れ、展示するプロジェクトの住田大輔氏編。住田氏の作品は幻想的でアニメ映画の一場面を切り取ったかの様な絵画ですが、柔らかなタッチと色彩ながら、その画面からは何となく不穏な感覚を受けます。そこには人の不安定な内面の心情が表されている様に感じました。

1075) 奥山民枝 収蔵品展031 於: 東京オペラシティアートギャラリー 4F
自己期待度 – 丙
自己満足度 – 乙
自己不満度 - 丁
自己関心度 – 乙
自己推薦度 – 乙
自己趣味性度 – 乙
併催の収蔵品展、奥山民枝女史による作品展がなかなか見応えがありました。人の皮膚を描いたのかと思わせる様な筆致による絵画の数々は何となく薄気味悪くエロティックさを感じるものの、何処か惹かれてしまいます。今回、展示された作品の中では鉛筆で描かれた暖かみを感じる小作品のシリーズ「手のなかのいのち」が特に気に入りました。

東京オペラシティアートギャラリー → http://www.operacity.jp/ag/

1076) コープ・ヒンメルブラウ 回帰する未来 於: NTTインターコミュニケーション・センター[ICC]
自己期待度 – 丙
自己満足度 – 丁
自己不満度 - 乙
自己関心度 – 丁
自己推薦度 – 丙
自己趣味性度 – 丁
1968年にウィーンで設立された建築設計事務所、コープ・ヒンメルブラウが提案する人体を使うインスタレーション「建築的実験」の展示です。う~んっ、自分としては、あまり興味が持てませんでしたね。気になった方は実際に体感しに行ってみて下さい。面白いかもしれませんよ。しかしながら、このインスタレーションは建築や人々の生活に一体、どの様に反映されるのでしょうかね?

NTTインターコミュニケーション・センター[ICC] → http://www.ntticc.or.jp/index_j.html

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