成人式同様、この地方、このお盆の時期は
33歳厄払い、42歳厄払い
と、オフィシャル同級会が目白押しです。
他にも50才の厄払い(?)があります。
(ただの区切りのいい節目だからかも)
私が42歳の厄払い同級会に行った辺りは、
ブティック(これはもはや死語なの?)には
「42歳厄払い用スーツ」
「33歳厄払い用ワンピ」
なんてのが、ウインドウを飾っていました。
その店に立ち寄ると、店員がおもむろに
「33歳の厄払い用ですか」
なんて寄って来る訳です。
ニヤつく顔を抑えながら、
「イエ、42歳なんですよ」
「失礼しました。お若く見えたもので」
なんて会話が繰り広げられる訳です。
(これは店員用マニュアルなんだろう。 そう言われた人多数)
42歳の時は、当時流行っていたのか、当時私の趣味だったのか、
ロングスカートのスーツを購入。
今思えば、ロングスカートなんてオバサンの定番商品じゃないの。
あの頃、42歳といえば自分でも立派なおばさんだと思っていた。
あの当時の42歳と、今の42歳じゃ全然オバサン度が違うように感じる。
これってアンチエイジングなんてことがもてはやされたせい?
雑誌の影響かな。
時が過ぎて50歳の同級会。
一泊二日でホテルでやりましたわ。
今から3年前の事です。
その頃はもうすでにブティックで「42歳厄払い用スーツ」
なんてのは店に置いていなかったような気がします。
私もその時は、スカートにアンサンブルで出かけました。
世の中全体きっちりスーツを着なくなった気がします。
(女の人限定ですが)
この年で、きっちりしたスーツなんか着たら、
政治家のオバサンだと思われそうな勢い。
これからきちんとしたスーツなんて着る機会は
喪服くらいなような気がしますが、
もしそんな機会があったらどんな服を着ていけばいいんだろう、
なんていらぬ心配をしています。
とりあえずは還暦の同級会までないのかなぁ。
還暦には今より気分的に若い気持ちになって、
真っ赤なワンピースなんか着ていったりして。
今51歳の私が、42歳の私に会えるなら
「42歳なんてまだまだおばさんじゃないのよ。」
と耳打ちしたい。
60歳になったら、私は、51歳の私に
「51歳なんてまだまだやれること一杯あるわよ」
と同じように思うのだろうか。