五十坂・登りきらずに下り坂

とうとう56才になりました。
ほとんど年寄りと女子供しか
回りにいません。
そんな日常を綴っています。

夫、息子と会う

2008-09-30 16:05:48 | 息子

ダンナが東京へ出張で、息子と会ってくる。

 息子に「父さんが東京に行くけど、会いたい?」とメールしたら、

 「夕飯おごってくれるなら会ってやってもいい」
 と上から目線な返事

ダンナも別に会わなくていいと言ったけど、
どんなアルバイトしているのか探って来いと私がお願いした。

焼肉屋に行ってきたそうだ。
二人で一万円。
二人とも割と小食なんでこんなもんか。

バイト頑張っているそうだ。
時給1000円。東京はやはり時給がいいな。

こっちなんか650円くらいだよ。
一日10時間も働かされるそうだから、日給一万円

今度は、逆におごって欲しいものである。


『波打ち際の蛍』/島本理生

2008-09-29 23:59:41 | 
波打ち際の蛍
島本 理生
角川グループパブリッシング

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あまりに繊細すぎる麻由と蛍。
やはりこんな恋愛小説はオバサンには向いていない。

麻由のいとこのさとる君と、蛍の友達の紗衣子さんが静かな凪にじゃぶじゃぶと波を立てて、元気をくれるようでなんだかほっとする。

余談だが、彼女のエッセイ「CHICA・LIFE」に彼女自身だったか、彼女の友達だったかDV男と付き合ったことがあると書いていた。
それをヒントにしたのだろうか。なんて勝手に想像してしまった。

読書週間ということで、頑張って本の感想を続けて書いてみようと思う。


初鍋

2008-09-28 23:03:46 | うちごはん
最近めっきり寒くなって、今日は初鍋

しゃぶしゃぶをやりました。

夫婦二人で、肉250g 少なっ
他にもおかずがあったんだけどね

基本的に鍋というのは好きではない。
食べるのは好きだけど、食事中イラッとする

なぜかというと、私とダンナの食べるペースが違うから。

だいたい私は早食いである。
ダンナは晩酌をしながらゆっくり。

鍋がグツグツいってるのに、チマチマ食べて、
「ほら、もう煮えてるよ」
「そんなにワシワシ食えねーよ」
そんなやりとりがいっつも

しかも最後の麺のタイミングが二人はあわない。

それでも鍋にしちゃうのは、手抜きをしたいから




『魔王』/伊坂幸太郎

2008-09-28 22:34:40 | 
魔王
伊坂 幸太郎
講談社

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折りしも総裁選が終わり、日本の総理大臣が替わったところです。
この犬養のように
「政治を任せてくれれば、五年で景気を回復させてみせる。五年で、老後の生活も保障しよう。もしそれができなかったら、私の首をはねればいい」
と麻生さん、言ってはくれまいか。

一連の伊坂作品としては、娯楽性の欠いたどちらかというと政治色が濃いというか、社会問題を提起したような小説でした。

面白いか面白くないかと問われると、「私だって、考えろ、考えろマクガイバーだよ」と答えたいな。

最後のオチとしては、「エッ」という終わり方ですが、ちりばめられたセリフがなんとも含蓄がある。

それと、法学部出身者らしい問題提起をしているようなセリフ。
普段何げなくニュースなどを見てモヤモヤ感じる事を代弁してくれているようで小気味よい。

例えば
アメリカは、核兵器を持っていないという国には爆弾落として、持っていると威張っているやつらは見守っている、というのはどういうことなんだよ。」

「日本の歴史教育は、自虐的で、だから若者が国に誇りを持てないって、歴史教育のせいなのか?」「俺、歴史の授業を真面目に受けていないし」

「世界とか環境とか大きいことを悩んだり、憂慮する人ってのは、よっぽど暇で余裕のある人たちかもしれない」

解散総選挙があるのかわからないけど、その前に一読してみては?


人間ドッグ

2008-09-27 12:06:33 | 主人
ダンナが一泊二日の人間ドックに行った。
まだ全ての結果がわかったわけじゃないけど、
とりあえずは、鼻アレルギー以外は異常がないというとのこと。
去年引っかかった心雑音もなくなったそうだ。

ホッとする。

脳ドッグのパンフがあった。

ここ数年物忘れがひどく、
特に酒を飲んでいる時に話しても
翌日にはその内容を覚えていない。

「受けてみたら?」
と言っても、
「もし、オレに異常が見つかったらどうする?」
と言われると、受け止める覚悟はできていないので、
「まっ、いいか」
と思ってしまう。

『夏から夏へ』/佐藤多佳子

2008-09-27 11:58:37 | 
夏から夏へ
佐藤 多佳子
集英社

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「一瞬の風になれ」を書いた著者が、大阪世界陸上の男子4×100mリレーのメンバーを取材したノンフィクション。

この本は、北京五輪で銅メダルをとったあやかり本か?
と思ったら、北京五輪よりも早い時期7月に発行されたものでした。

この本を読んでから、オリンピックを見たかったと悔やまれます。

昨日NHKの「スポーツ大陸」で朝原選手を特集していまし。
この本で、北京直前までの経緯を知り、さらにテレビで北京での4継のメンバーの心の動きを知り、二重の感動がありました。

 ズレタ意見かもしれないが、この4継という競技は、やはり、学校の運動会の延長線上にあるのかもしれない。あの赤白のJAPANのウエを着ているのは、紛れもなくトップ4のスプリンターなのだが、同時に、我が家の俊足の次男であったり、密かに憧れているクラスの○○クンであったりするのかもしれない。

そう書いている作者は、憧れの延長線上にこの本を書いているように思える。緻密な取材と、愛情と敬愛にあふれる文章。

作者のこの本の続編として、北京五輪の取材の本を読んでみたい。

ちなみに我が家の俊足の長男は、1走としてリレーに出たっけな(中学の時)
短距離の選手だった監督の意向で、恐れ多くもあのJAPANチームと同じアンダーハンドパスでした。

リレーのメンバー


『こどものころにみた夢』/角田光代 他著

2008-09-26 17:15:56 | 
こどものころにみた夢
角田 光代,島本 理生,石田 衣良
講談社

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「こどものころに見た夢」というタイトルからして、将来の夢のようなものを書いているのかなと思ったら、睡眠時に見る夢だったのか・・・

この本はエッセイではなく、あくまでも短編なので、本当に子供の頃に見た夢を覚えているのかい!という突っ込みはできません。

「トイレ関係」と「へび」の夢が出てくるところ、誰もがそっち関係の夢をみているんだな、とヘンに仲間意識。

話の筋とはあんまり関係ないのだけど、
「たいしたところじゃないぜ、東京だって。カタログ雑誌みたいなもんだよ。モノはいっぱいあるけど、眺めるだけさ」
このセリフ、激しく納得。

全体に話があまりに短すぎるし、夢の事なので、夢の途中で目が醒めたよな中途半端さがある。
一人の作家に一人ずつ絵を装丁している人が違うので、そういうコラボを楽しみたい人はいいかもしれない。


オシロイバナ

2008-09-24 19:47:04 | ガーデニング

実家の母から6月頃花の苗をもらった。

実家ではドンドン大きくなるのに、
こんな感じ↓

我が家のはこんな感じ↓

ああ、この違い

それにしても、地味な花だなあ、と思っていたら、
この花は、夕方から花を開くのでした。

だからオシロイバナと言うのでしょうか。

それとも、黄色や赤の花を咲かせるから?


『切羽へ』 / 井上 荒野

2008-09-20 23:53:53 | 
切羽へ
井上 荒野
新潮社

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直木賞受賞作品

人妻が夫以外の人に恋をする、という設定ならば、行くとこまで行くのかな、と読み進めたのだけど、(期待を裏切り)そんな事にはならず、淡々とそして島特有の緩やかさで話は進んでゆく。

これで何かが起こったら、途端につまらない恋愛小説に成り下がってしまうんだろうな。

「切羽へ」は「キリハ」と読むんですね。
「切羽詰まる」の切羽じゃなかったら、切羽という地名か?と勘違いしていた私。

でも、この主人公、そんなに切羽詰った感じしない。
半年もすれば忘れるような、そんな淡い恋心な感じが私はしたけど。

人妻なら、誰でも一度はこんな感情を抱くのでは?
自分ひとりだけの妄想なら、私だって一度や二度・・・

でも小説家が描けば、こんな文学になるんですね。


センター試験申込の時期なのね

2008-09-19 17:23:42 | わたし

もう早いもので、センター試験申し込みの時期なんですね。
センターまで、もう4ヶ月か・・・

うちの息子、去年の今頃必死になって頑張っていたかしら。

実家の姪っ子が息子と同じ高校で、今在学中なので、
「進路の手引き」というのを借りてきた。

今年の春の進路状況が載っている。
なんと、国公立合格者が60%だった。
(その中にうちの息子は入ってないけど

地方の進学校の宿命というか、
先生方もいかに国公立合格者を増やすか
日夜努力をしている。

トップクラスの進学校でないので、
旧帝大というのは少なく、
昔で言う国立二期校あたりの合格者が多い。

長女の時は(6年前)高校も違うのだが、
そのときの「進路の手引き」は、
1年生からの定期テスト、学力テスト、模試
全ての人の偏差値と順位が載っていた
その人がどの大学を受けたかさえ知っていれば、
誰がどんな成績だったのか一目瞭然

個人情報もなにもあったものでない。
(当時は個人情報なんてそんなに問題視されていなかった)

今はどうなっているか知らないけど。

「合格体験記」
は、体験したから、重みのある言葉で、
きっと今の3年生は「ふ~ん」ぐらいしか思わないだろう。

とにかく、受験生はあと5ヶ月
頑張って