義母と張り合うつもりはないけれど

義母はもうすぐ８４才になります。
未だに料理に関しては現役で、色々な行事のたびに張り切ります。

盆正月は自分が主導権を握らなければ気が済みません。
嫁としてはラクと言えばいいのでしょうか。

でもね、義母の作る料理はもはや若い人達の口に合わなくなってきています。
真っ黒に焦げたようなハタハタを誰が美味しいと言って食べるのでしょう。
今の若い人はハタハタに特別な思い入れがありません。

一番困るのが何でもいっぱい作ること。

結局あんまり売れなくて余った料理が我が家に残ります。
正月のなますやキントン、まだうちにあります。

今年の正月は初めて私が餅をつきました。
今回これまた初めて甘酒を作りました。


そうしたら義母も作っていました。
嫁姑で争って作っているみたいになりました。

昔からの郷土料理も今はネットで調べると何でも出てきます。

いい加減そろそろ引退しないかしら。

でもボケられたら困るし、彼女から料理を取ったら何も残らないし、
しばらくこのままでいいか。

怪しげなコスモD

義母が、スーパーの隣でやっているコスモDに足繁く通っているらしい。
コスモDというのは、微弱な電気が流れる椅子？
とにかくそれに座るとすこぶる調子がいいらしい。

小さなプレハブみたいなところで、無料で椅子に座ってもらって、営業活動をしている。
ものすごく高価なもので、１００万円以上するらしい。
言ってみれば催眠商法？
一ヶ月か二ヶ月かわからないけど、そこで無料で試してもらって、
何台か売れたら元が取れる、っていう商売なのでしょうか。

どうも義母はそれにはまっているらしい。

そのスーパーは、近所ではではないので、どうやって行ってるか聞いたら、
義姉に連れてもらって行っているらしい。

義姉が付いていて、そんな椅子を購入するとは思いたくないんだけど。

まあ、そこまではよくある話なんですが、
実はその椅子、義母は持っているんです！
もう２０年近く前？
同じように毎日無料で座って、そこの宣伝マンになんと言われたのか、洗脳されたのか、
１００万円で買ったんです。

今でもあるんですよ！

それなのになぜわざわざ行く？

その疑問を義母にぶつけたら、
葬式で部屋を片付けた時にその椅子も片付けてしまった、とのこと。

片付けたんだったら、元に戻せば簡単なこと。
しかし、説明書を読まないとセット出来ないと言う。
そんなにセットが大変なの？
調節があるらしい。

ここからは私の想像だけど、営業マンから２０年前に買ったのよりバージョンアップして、
色々な病気の予防になる、みたいなことを洗脳されているのかもしれない。

ほら、年寄りを狙う詐欺は、一度引っかかるといいカモとまた狙われる、って言うじゃない。
義母はそんな傾向にあるよう
昔、よく粗品がもらえると高級布団を売る会場にも行ってたし。

私にも行ってみたらいい、と勧めるのだけど、
特に調子の悪いところないしなあ。

一度行ってみて偵察してこようかなあ。

義父の入院

義父が５月に入院して、未だに退院していません。
正確には、一度退院したのですが、1週間で再入院しました。
決定的にどこが悪い、ということもなく単に老衰？
口から食べることができずに、静脈カテーテルとかいうもので、
言うなればポカリスエットのようなもののみで命を長らえています。

Drに先は長くないようなことを告知され、
義母も覚悟を決めて、家の中を片付け始め（たらしいけどちっとも片付いたようには見えない）
ふすまも障子も張り替え、もう着ないと義父の服まで処分し、（そこまでするか）
その時に備えているようでしたが、
あまりの用意周到さ？に神様もひねくれたのか、容体が安定し、
今度は退院宣告。

前の退院では、ケアマネさんと相談し自宅介護で頑張ると義母の意向を組み自宅に連れてきたけど、
結局１週間で再入院したので、
今回は義母ももう自宅では看れないと施設に入る事を希望しました。
現在施設を探しているところです。

病院も経営していかなければいけないので、入院３ヶ月で、義父が叫ぶので他の方に迷惑がかかると言われ、個室に入れられました。
叫ぶと言っても、「痛い」とか「ばあちゃん～」とか時々叫ぶ位だと思うのですが。
個室料金を取りたいがためにそんな言いがかりをつけていると思えてなりません。

このまま入院していてもお金がかかり、施設に入っていてもお金がかかる。
生きていくってお金のかかるものなのですね。

国の医療費が年々増大して行くのがわかる気がします。

義父の入院

義父がまた入院しました。
ちょうど去年の今頃も入院し
ちょうど今頃の季節は、季節の変わり目で、体調を崩しやすいのでしょうか。

昨日も毎日のように病院に行っている義母を送迎がてらお見舞いしました。

明らかに去年とは全然違う。

去年は、孫の結婚式に出られず、ビデオレターを撮っても差し支えないような元気さだったのですが、
今年はほぼ寝たきり。
意識がないのではなく、眠っているというか、目を開けてはっきり会話ができないというか、、、

家にいた頃とは明らかに違う状態に少なからずショックを受けました。
これが老いというものでしょうか。

でも、呆けたとは違うんです。
私のダンナ（義父にとっては息子）が出張に行っていることは知っていましたし。

今回の入院のきっかけは尿路感染だったのですが、
色々と調べたら、血が足りないらしく、輸血をしました。

主治医に「輸血をしますか」と聞かれたら、「いや、いいです。」なんて言えないじゃない。
無論、輸血をさせたくない訳じゃないのですが、
どこまでが延命措置行為なのかと考えてしまいました。

昔だったら、たぶん老衰ということで自然と死に向かっていったでしょうが、
昨今は、蘇らせてしまう。

それが本人にとっても家族にとっても良いことなのでしょうか。

餅攻撃

義母は、餅が好きなのか、やたらと餅料理を持ってくる。

主にお萩なんだけど、月一で作っているのではないかと思う。

孫のらーちゃんとりーちゃん、お餅大好きなんです。
たぶん義母の家に行って、お萩大好き！と口を滑らせたのでしょう。

「らーちゃんに食べさせて」
そんな口実を作っては持ってくる。

４月の初旬は、自分の食欲も万全でないところに、入学、入園で紅白饅頭を貰い、
義母からは、彼岸でもないのにお萩を１０個ももらいました。
（当然彼岸にもお萩をもらった。まだ冷凍庫にある）
もう、見ているだけで胸やけ。嫌がらせかいっ、と思ったほど。

なんでそんなにお萩を作るのだろうと不思議に思っていたら、
義姉からの情報。

秋に餅米を３０kg買うのだそうです！
ほぼ1年で食べ切るらしい。

スーパーで売っている小袋が1.5kg位なので、
単純計算すると、義母は月にあの袋を２袋食べている計算になる！
2週間に1袋？！

いかに我が家が餅攻撃されれいるか、わかるでしょう。

我が家は全員大食いではありません。むしろ少食。
少食で炭水化物もあまり取らない。
お萩なんていつ食べればいいのだ？

朝ごはんにお萩なんか出したらダンナは嫌な顔をするし、
夜は飲むのでお萩なんか食べない。
私一人で昼ごはんにするには消費しきれない。

冷凍庫に入れておいても、まだ食べないうちにまたもらう。

ゴミの日にそっと捨てるこの頃。

義母は私達がちゃんと食べていると思っているのだろうか。

お萩をもらった１０日後、らーちゃんの誕生日で赤飯を娘の家と我が家、
それぞれお重にいっぱい詰まったものをもらいました。

有難いんですけどね。

とりあえず今月分の３kgは消費したかな。

うつ病疑惑

義母が、「うちのじいちゃんウツじゃないだろうか」
なんてことを話し出した。
聞くところによると、笑わなくなったし、オリンピックもあまり興味を示さない。
どうしたもんだか。
というような内容。

私が留守番を頼まれて行った時は、特にそんなことは感じなかったけどなぁ。
元々双方快活に喋る方ではないから、ご飯を食べるときも静かだったけど、
こんなこと今に始まったことじゃない気がする。

でも一緒に暮らしている人からすれば、ちょっとの変化も気づくのだろうか。

そういえば、昔は新聞を隅から隅まで読んでいたけど、
こないだ行った時は、番組欄のところを四つ折りしているだけだった。
（義母がやった？）
私が行った時は朝から横になっていたし。

そのようなことをダンナにしゃべったら、
「こんな雪に閉ざされた生活で、ウツにもなろうよ」
と言われました。

外に一歩も出ずに、窓の外の雪の山を眺めているだけの生活。
楽しいことなんか何もないかもしれない。

そうだよな、私だって若干鬱状態だもの。
未だに何もやる気が起こらず、就活もしていない。
時々孫に「お仕事決まった？」と聞かれる始末。

春になったら、気持ちがウキウキして、やる気が湧いてくるのでしょうか。

とりあえず義母は。義父をショートステイに送り込むそうです。
そんなことで解決になるのかなあ。

米寿のお祝い

義父の米寿のお祝いをしました。
しかし、私は仕事で欠席という無礼極まりない事態でした。
そのお祝いは、義父の妹さんが遊びに来るというので、急に決まったので、
急には休めない会社なので私は欠礼ということになりました。
陰では、嫁が仕事で来られない？！と陰口を言われていたのかもしれません。
義父母の兄弟、子供達、孫曾孫、総勢１５人。
私は行かなかったけど、聞くと、車椅子を用意してもらい、畳敷きに椅子のお膳だったそうです。
さながらデイサービス？
今はどこもかしこも老人だらけで、ホテル側もちゃんと老人仕様になっているんですね。

会社から帰宅後、おばさん達に非礼を詫びたんだけど、
「今は若い人たちはみんな仕事だからしょうがないよね」と理解ある言葉をもらいました。
私、義母にしたら小姑に当たるこのおばさんが苦手なんです。
ああ、うちは小難しいことを言う親類がいなくて良かった。
みんないい人たちです。

ついでですが、義父さん米寿おめでとう。まだ８７才だけど。
お祝いをすると寿命が縮まるという説がありますが、
元気で長生きしてください。

義母倒れる

義父の入院は長引き、義母は毎日病院に通っています。
行く時はバスで行ったり、休みの時は、送って行ったりしています。
帰りは、私か義姉かダンナがお迎え。
そんなサイクルで回っているこの頃。

今日、義母が「めまいがする」との訴え。
ちょうど休みだった私が病院に連れて行く。

このところの看病疲れだことは明白。
点滴を打って、薬を処方されたら、だいぶ良くなったと言い、こちらもホッとしました。
義母に倒れられたら一番困ります。
午後からは、外をウロウロ歩いていました。
点滴の効き目は絶大。
私などめまいがしても、誰も病院になんか連れて行ってくれないので、
ひたすら寝て治しました。

今日は病院に行くの止めたら？と言ったのに、
義姉に頼んで病院に行った模様。
彼女を突き動かすものは何？
夫への愛？

お宅拝見

ダンナの祖母の二十七回忌法要を、
身内だけで、義父母の家のリフォーム部屋を披露がてら行われました。

私も初めて見ました。

風呂もトイレも明るくなってたいそういい感じでした。

なにより、とりあえず風呂とトイレのところだけはすっきりしています。

他の部屋は・・・言わずもがな。

それでも、法事に合わせ、片付けたらしいのです。

仏間一杯に物が溢れていて、
義姉が休みの度に手伝ってすっきりしたらしいです。
（私には召集が来なかった）

ついでに台所もどうにかして欲しかった・・・

あんなところで料理をして、効率が悪いのではないか。
あんなに物が溢れていて、イライラしないのか。
どこに何があるか把握しているのか。
衛生上問題があるのではないか。

それでも義母は、長年給食のおばさんをしていて、
調理師の免許もあるから、衛生管理なんかプロのはずなのに。

年を取ると言う事は、こういうことなのでしょうか。

ところで、リフォームの話が出たときは、
娘の離婚問題はまだ浮上してきてなかったのですが、
こうなってしまったら、義父母がどうにかなってしまったら、
娘が住むってのはどうでしょう。

そうか、私達が義父母の家に移る。（バリアフリーになってるし）

なかなグッドアイディアだと一人悦に入ってます。

３００万円は何年生きれば元が取れるのか

この間のリフォームの話を引き続き書きます。

８０歳と８６歳
ふたりで暮らせるのはあと何年？

嫁の意向も聞かず、ダンナと義父母と義姉が話し合ったのだろうか。

もし、８６歳の方が介護を必要となった場合、
８０歳が一人で介護を引き受けるのか？

もし、８６歳が亡くなった時は、
８０歳が一人暮らしをするのか？

もうリフォームしてしまったから後戻りできないのだけど、
そこら辺はきっちりと決めて欲しいところです。

いくら鬼嫁でも、私から、
「おばあちゃんは死ぬまでそこの家で暮らして下さい」
なんて言えませんわ。

ダンナは「いいとこあと３年（二人が健康でいられるのは）だろうな」
と言ってます。

１年で１００万円か・・・

亡くなるまで快適に暮らせるなら、それはそれでいいのかな。


あ～あ、でも３００万円あったら、我が家をリフォームしたかったよ。

今回我が家は浄化槽から下水道にして４０万円かかりました。

正確には、今回３４０万円かかったんです。

じいばあの家を手すりをつけたり、バリアフリーにしたと思ったら、
あっと言う間に、私達も手すりの世話になっちゃうんだろうな。
そうしたら、今度は我が家をリフォームだよ。