今更ながらのお年玉の事ですが、
我が家だけの風習に、
「一年間義父が貯めた貯金箱のお金を子供達3人で山分けする」
というのがあります。
いかめしいというか、年代物というか、竹筒の貯金箱なんですが、
それをうやうやしく、年越しの晩に開けます。
いつ頃からそんなことをしていたのか覚えていないのですが、
3人目が生まれてから、
しかも大金を手にしていい年頃になってからだったような気がするのですが。
義父は自営業で、数年前までは小遣い稼ぎくらいの収入があったと思うのですが、
今はまったくの年金暮らし。
それなのに、毎年変わらず入っている金額は15,000円前後。
途中で中身をチェックしているのではないのかと思われるくらい常に15,000円前後。
(毎年の額は、メモを書いて貯金箱に入れている)
どこでどう帳尻を合わせて同じような金額になっているのか不思議。
(入っているお金は千円札から1円玉まで様々)
義父の懐は、不況も好景気も関係ないらしい。
まあ、毎年計算したように同じ額が入っているうちは、きっとボケていないという証拠でしょう。
それにしても、うちには就職して独立した子が2人いるのですが、
決して「もういらない」とは言わない。
確か就職して初めての年は、2人は辞退して、
息子だけが独り占めしてウホウホ状態だったのですが、
なぜか2年目からは、「就職してもけっこう大変なんです」とわかったのか、
「末っ子よ、お前だけ独り占めはずるい」と思ってか、
再び参加。
こうして年寄りのお金を孫3人でワイワイ言いながら山分けするのも
それはそれで、義父も嬉しいのではないかと思ったりしてます。