猛暑日となった今週末は日本アマチュア無線連盟(JARL)主催の6m&DOWNコンテストでした。
このコンテストは、6mバンド(50MHz)以下の波長短いの周波数帯(高い周波数)を使って得点を競うものです。
波長が短くなると電波は光の性質に近づいてくるので直進性が高まり、一般的には見通し距離の通信の傾向が強まります。見通し距離の通信が主ですから、アンテナはできるだけ高いところにある方が、到達距離が伸び、障害物も減るので有利です。そこで高い山などに行って交信する「移動運用」が盛んです。
もちろん自宅の屋上や庭に背の高いタワーを建ててアンテナを設置すると家からでも長距離通信が楽しめます。
また通常は電離層を突き抜けてしまう高い周波数を反射してくれる電離層(Eスポ)が気まぐれに現れると、50MHzでも長距離の交信が可能になることがあります。
さて、私は家には50MHz以上の周波数のアンテナを設置していないのですが、普段7MHzや10MHzに使用しているMDRFというワイヤーアンテナでも50MHzは電波が乗せられそうなのでそれを使い、144MHzと430MHzは自動車につけるアンテナ(モービルホイップ)を窓際に置いて参加しました。
結果としてはやはりアンテナとロケーションが悪く、直接波は限られた距離範囲の局しか聞こえてこない状況でした。当地滋賀県大津市からでは数局の兵庫、大阪、京都に届いたのみ。ただし、非常に短時間でしたがEスポが現れて、電離層を使う通信は見通しは関係ないので沖縄と北海道と交信できたのは良かったです。
結局3バンドでのべ23局と交信できました。
交信いただきました各局ありがとうございました。