7月14日(月)
2階から、何やら楽しそうな子どもたちの声が聞こえてきました。
行ってみると・・・。
いすに座った子どもの周りに、数名ずつの子どもたちが集まり、お話を聞いています。
ははん、音読の練習をみんなで聞きあっているんだな・・・。
でも、少し様子がちがいます。
よく聞いてみると、どうやら自分の「おすすめの本」を紹介し合っているところでした。
子どもたちが持っていたノートです。
「書名や作者名」「おすすめのところ」「あらすじ」「よびかけること」などをまとめていました。
発表前の学習の様子が分かります。
2階多目的ホールのフロアには、本の紹介をする子どもたちが6人ずついて、一度に紹介が始まっていました。
聞き手の子どもたちは、興味のあるところに思い思いに集まって、紹介を聞いていました。
こうした学習スタイルは、やがて「ポスターセッション」や「パネルディスカッション」といった、調べたことを発表しあったり、それに基づいて意見を述べあったりする学習へとつながっていきます。
本の紹介のあとでは、活発な意見交換や、紹介した本をもう一度見せてもらったりする子どもの姿があり、学習を楽しんでいる様子がとてもよく伝わってきました。
学習後のふり返りの場面でも、たくさんの発表がありました。
知識の豊富さや理解力だけでなく、自分の考えを表現する力が求められている今の時代、こうした学習が、きっと、子どもたちの明日を生き抜くベースとなる力を育てているのだと思います。