ただ生きるのではなく、よく生きる

自然の法則をとらえ、善(よ)く生きるために役に立つ情報を探して考えてみる

日本人の食事の心得の原点

2017-01-16 18:46:59 | 知恵の情報
これから紹介するものは、『修身』教科書にのっていた内容である。内容をたどって
みると関心する。現代の乱れた食事の構え方など参考になるのではないか・・・


食事の心得
1.食事の時は、正しい姿勢で食卓に向かい、静かにいただきましょう。
2.食べ物はゆっくり、よく噛んで食べましょう。
3.口に食物を含みながら、ものを言うのはやめましょう。
4.ご飯粒やお汁などを、こぼさないようにいただきましょう。
5.飲食のとき、口の中で音を立ててはいけません。失礼にあたります。
7.ご飯、お汁などを盛る時は、箸をおいて、手元に注意しましょう。
8.お代わりをする時、ほかの人と同時になったら、目上の人には先をゆずり、
自分が先にする時は、えしゃくをしましょう。
9.箸やフォーク類の持ち方、使い方を行儀よくしましょう。そら箸、迷い箸と言って、
あれを食べようか、これを取ろうか、などとまようのはみっともないことです。
10.食物の良し悪し、多少、好き嫌いを言わないようにしましょう。
11.食事の間に、不潔な話、不愉快な話をしないようにしましょう。
12.飲食の時間は一定にして、たべ過ぎないようにしましょう。
13.小楊枝を使う時は、人目につかないように、そっとやりましょう。
14.食事のあとで、すぐにねころんだり、あばれたりするのは、健康によくありません。

腹八分めに医者いらず 病は口より入る

─『これが修身だ』日本人のしつけを考える会編 日本館書房

■面白い本を見つけた。国定修身の教科書に出ていたものをまとめてみているもの
である。明治三十六年から昭和十六年まで一~五期の間に改定、発行された中から
整理したものだ。
箇条書きを読んでみると、自分が親などに注意されたものが自然と入っているような
気がする。大人になって自分の生活の食事のありさまを反省してみることにも
役に立つのではないか。一人で生活するようになったり、外国のやり方をまねしたり
するが、日本の大切にしてきた、やり方だって、きちっと品格を保っていることがわかる
のではないだろうか・・・

STAP細胞の封印──このシナリオはずっと前から用意されていた

2017-01-15 19:00:31 | 医療
小保方晴子の当時の肩書きは、「プロジジェクトリーダー」だった。三〇歳のたいした
経歴もない女性研究者が、どうして日本最高峰の研究機関である理化学研究所の
「リーダー」に抜擢されたのか─何か裏があるのではという報道も相次いだが、彼女
の経歴を見れば、別に不自然でもなんでもない。

そもそも彼女は、私たちがイメージするような「科学者」ではない。STAP細胞など、
細胞の遺伝子を扱う研究では特殊な実験機材を使う。彼女は、その特殊な実験
機材を扱うスペシャリストなのだ。

博士論文の登用も、頭脳で勝負する科学者なら大問題だが、彼女は頭脳ではなく、
磨き上げたスキルと根性で勝負する「エンジニア」だ。大学側も当初、再提出ですませ
ようとしたのは、そのためだろう。

STAP細胞の発見は、さまざまのパターンの外部刺激を与え、実際に初期化して
いるかどうかを目をさらにして探すという、じつに地道でつらい作業の連続となる。
当たり前だが、大物理学者がみずから行うことはない。いうなれば「生きた実験
機械」として「まあ、やりたいだけやってみなさい」というのが「プロジェクトリーダー」
という肩書きの意味なのだ。
構図がだんだん見えてきたであろう。
二〇一四年一月の時点で、あの論文を発表すれば、こうなることは最初から
「想定内」だったはずなのだ。

・博士論文をまともなレベルで執筆していない。
・『ネイチャー』に発表したデータをねつ造している。
・発表した手法はかぎりなく再現性が低い。

突っ込みどころ満載である。山中教授のノーベル賞フィーバのあとだけに、
過熱報道が巻き起これば、必ず誰かがデータの改ざんに気づき、博士論文の
盗用を探し出すだろう。そして、彼女は徹底的にバッシングされる・・・。

STAP細胞の信憑性をおとしめる「仕掛け」が、あらかじめこれでもかと仕込まれて
いたとしか思えないのである。

小保方晴子が踏んだ「虎の尾」の正体

この騒動、最大の被害者は『ネイチャー』である。STAP細胞の信憑性を担保して
いたのは、同誌に二本の論文が掲載されて「科学的」というお墨付きをもらった
ことにあった。しかし、論文は捏造だった。それを見抜けなかった同誌は「無能」
呼ばわりされ、赤っ恥をかいた。

今後、STAP細胞──外部刺激による体細胞の万能細胞化に関する論文の査読は、
慎重に慎重を期し、そのほとんどがリジェクトされるといわれている。

日本では二〇〇〇年、大学の独立法人化によって、これまで教授が差配してきた
研究者への予算は、有名科学誌への論文掲載が重要な指標となった。
欧米の場合はもっと露骨だ。
二〇一四年、青色発光ダイオードでノーベル賞を受賞した中村修二カリフォルニア
大学教授が典型だが、欧米の研究者は、年俸数千万円から数億円という高い
報酬を得ることができる反面、契約期間内に有名科学誌への論文掲載のノルマが
ある。ノルマが未達ならば即解雇となる。

審査が厳しいとわかっていながら、あえてSTAP細胞にチャレンジする研究者が
はたしてどれだけいるだろうか。その証拠に、STAP細胞に関連した研究は、
騒動後、潮が引くように消えている。それだけではない。
生命科学の第一線で活躍する研究者たちは、みなある「事実」に気づいたはずなのだ。

再生医療における画期的な発見をした、二人の研究者。一人は最高の栄誉を持って
世界中から絶賛され、もう一人は石もて終われ、研究者としての地位さえ剥奪;
された。露骨過ぎるほど明暗くっきりのコントラスト。誰だっていやが応にも気づく
だろう。

ああ、小保方晴子は「虎の尾」を踏んだのだろう、と。
STAP細胞は、ある勢力によって「封印」された。これに手を出すと、生命科学
の分野で生きてはいけなくなると。
小保方晴子が踏んでしまった尾の正体は、はっきりしている。
─ビッグファーマ、である。

─『闇の支配者に握りつぶされた世界を救う技術  現代編』
  元「フオーブス」アジア太平洋支局長 ベンジャミン・フルフォード著
  イースト・プレスより

■小保方さんのインタビューはライブでずっと見ていたので、この本のような顛末は
本当に残念だし、恐ろしい・・・ほかの人でもこういった裏の利権から、抹殺された
例はたくさんあることを機会あるごとに知るのだが。人間とは、どうしようもなく、
悪い性分を持っているものだとつくづく思う。自分はなんとか善を規範に生きようと
しても、何かやる気がなえてしまうことがある。
フリーエネルギーの研究をやっていた井出治氏は、NASAに呼ばれたが大丈夫
だろうか。これまでに石油を中心としたエネルギーグループがフリーエネルギー
を抹殺してきたことも聞いている。人間以外のものに守られているということも
あるようだが多勢に無勢ということもある・・・

どのようなものでも、真実はごくわずかな部分に含まれています

2017-01-14 16:10:27 | 知恵の情報
数多くの瞬間が連続して一年になるように、人の人格と人生は、思考と行いの
連続で創られていきます。そして、仕上がった全体は、部分的な特徴を持ちます。

ささやかな心遣い、わずかな寛容さ、そして小さな犠牲は、優しく寛大な人格を
創り上げます。

真に誠実な人は、生活の細部に渡って誠実です。高潔な人は、ちょっとした
言葉さえ高潔です。

あなたは、集団の中で生活しているのではありません。断片的に集団に混じり、
そこからあなたが明らかになるのです。

あなたが気高く生きようとすれば、生活の一つひとつの断片を気高くすることが
できます。すでにそうしているのであれば、完成した全体に、粗悪な粒子が
見つかることはあり得ないでしょう。

あらゆること、あらゆるものに徹底することは、それだけで才能です。

─『アレンの言葉366日』ジェームズ・アレン 葉月イオ訳 PHP より

■真実がごくわずかな部分に含まれているというのは、よく考えて
みるべきだ。わずかに現れているものを無視してしまうことが多いのでは
ないか。個人のエゴで相手のことを無視してしまうなどそうだろう。いじめに
しても相手の困るようすを細かく察知できていないところから起こるのではないか。
自分は正義だと思ってやったことが実は相手のことを考えていないことが
多いのではないか。友だった離れた人を思い返すと、互いにそれに気が
ついていないことが多かったのではないかと思う・・・些細なことが確認せずに
わかっているはずと思い込んでいたことが多かった。

自然の法則と、人間との関係

2017-01-13 17:30:33 | 科学
何ゆえ、人間は、自然の法則に従わねばならないかと申しますと、それは、宇宙生成論、
ダーウィンの進化論に従い、万物は長い時を経て、大宇宙の中の元素より生成したもの、
生物は地球と同じ条件下の惑星に発生、進化したもの、そうして、人類はその生物の
単なる一環を成すに過ぎない、すなわち、自然の一部にすぎないからなのです。

大自然はそれぞれの領域において、異種のものは、
 
 太 陽  →植 物   →動 物
          ↑      ↑
           →空気 ←

のように、
同種のものは、

人 間  →人 間    植 物  →植 物    動 物  →動 物

に生まれ変わるように──すなわち、循環しています。科学用語では、循環、宗教用語
では輪廻という状態がそれに当てはまります。
 
また、宇宙的に、極小から極大の世界に当てはめますと、

  素粒子(元素) →原子星雲(中性子の集まり) →星の誕生 →生物発生 →新星誕生
                                      (超 新 星 爆 発)
                                        ↓      ↓
                                      赤色巨星  白色巨星
                                        ↓      ↓
                                      中性子星  黒色矮星

と種々の星、星雲が存在しますが、いつの日か、それらが、反宇宙(反素粒子、反物質
など、と同じような)と融合して、中性子のみに還元し、そうして新しい宇宙となり、同じ
矢印方向への生成、成長を繰り返す可能性もあるかもしれません。

動・植物の身体内部にしても、循環が主要な働きをしているということは、ご存知のとおり
です。その生態も人間の一生と似ています。

というように、大宇宙、大自然の法則のなかにすべてのものは含まれ、人間もその域を
でない。それゆえに、望むと望まざるとにかかわらず、人間は自然の法則に従っており、
また、従わざるを得ないのです。

─中略─

何ゆえ宇宙や自然を神と結びつけるかは、先ほど述べたとおり、"万物の創造の源”で
あることと、自然より人は学ぶものが多いことです。宇宙の観点に立つとき、人は小さな
雑事や悩み、苦しみを忘れ、自然の雄大な風景は心を大きくし、勇気を呼び起こし、
美しい風景は心をなごませます。すべての動・植物は共存共栄し、いくらかの例外を
除いては少しの無駄もなく、不必要な破壊もなく、”自然淘汰”による種の保存、"進化”
という一定の法則に従い調和のなかに、長い歴史を歩んできているのです。これは
私たちの理想とする姿で、規範とすべきものなのです。それゆえ、人は正しい形での
宇宙や、自然に対する理解とともに、理想の心に近いという意味で、'神’と名づける
べきだと申したのです。自然崇拝の神ではありません。あれは理解できない力を持つ
ものに対しての恐怖から創りあげられたもので、原始社会の副産物です。いやしくも、
文明社会に住むものとして、私たちの住む宇宙の構造と仕組みを霊の世界に至る
まで正しく理解し、人間はそのなかでどういきるべきかを考えて、生きていかねば
ならないでしょう。(高橋信次 記)

─『天国の扉』高橋信次 千乃裕子編著 たま出版より


■神をここまでとらえられるようになったことはすばらしい、と思う。ただ、
畏敬の念は、ここでいう、原始社会の神への感情なのだろうか・・・
すべて、割り切れればよいが、経験から考えて、やはり、原始社会の意識は残るの
ではないか。それも打ち消さず、あたりまえの状態としてとらえていくべきではないか。
「理想の心に近い=神」という概念と「自然崇拝の神」の二つをやはり、考えて
生きたい。未知の領域は、人間の進化を駆り立てるものである。生きる動機にもなる。
自分たちがわかった領域では、「理想の心に近い=神」という概念でよいだろう。
この概念に落ち着きながら、「自然崇排の神」については、結論を出さずlにいたい・・・

ああ苦しい、恐ろしいと、そのままになることを「なりきる」と申します

2017-01-12 18:13:17 | 知恵の情報
誰でも自分の恐怖なり失望なり、感動したことについて、その時と場合と事柄とが、
それに関連したときに、それを思い出し、その感想を起こすことは当然のことです。
糞を思い出せば、臭気を連想し、人に恥辱を受けたことを思い出せば、「くやしく」
なる。当然のことです。もし、臭くなく、「くやしく」なければ、それは、糞ではなく、
恥辱ではないのであります。君が猫が平気であれば、それは君は、猫が嫌いで
ないのであります。森田が蛇が好きであり、医学が嫌いであったならば、それは
すでに森田ではないのであります。「自分は猫は嫌い、前に恐怖感動したその
時間が来れば、その恐怖に襲われる」。当然われわれの連想の事実であるから、
なんともしかたがない。自分の名を失念することのできないように、平気になる
ことは、当然不可能であります。

その恐怖に襲われる。ああ苦しい、恐ろしいと、そのままになることを「なりきる」
と申します。夏は暑い、冬は寒い、なんともしかたがない、これを心頭滅却といい、
「なりきる」といいます。それよりほかにしかたがない。

仏性論や平常心是道、無などの禅の公案を出したが、つまるところは「なりきる」
ということにほかならないのである。心悸亢進が起これば恐ろしく、熱が四十度
も出れば苦しい、なんともしかたがない。それがなりきることである。そしてその
「なりきった」ときに、すべての外界の境遇に応じて、精神の働きが、いかに
自由自在になるものであるか、それは強迫観念の治った人の体験し、そして
みな喜ぶところである。思想の矛盾がなく、恥ずかしい気になりきった人が、
演説や取引がいかによくできるか。なりきったときに働く心の、その働きを
認めえたとき、喜びを感じずにはおれないのである。目前にチラとする塵、
その塵に対する瞬きの微妙さ、あるいはとび来る石を、とっさに交わす瞬間の
活動というような、われらの心の働きの微妙さが現れるのである。その働き
の喜び、それがすなわち「日々是好日」である。それはつまり、思想の矛盾
のなくなったときである。

─『現代に生きる森田正馬のことば Ⅱ新しい自分で生きる』生活の発見会編 白洋社
  より

■当たり前のことをそのまま受け取り、必要以上に考えすぎないことなのだろう。
哲学や宗教を究める途中で陥りやすい、思想の迷妄、矛盾を脱するには、
あるがままをなりきることで自然体でいられるのかもしれない・・・

真っ向から人の意見に反対しないのは愚かか?

2017-01-11 17:52:37 | 知恵の情報
念仏の篤い信者を妙好人(みょうこうじん)というが安芸の国は真宗の盛んなところで、
昔から奇特な妙好人を出している。壬生村の五助もそのような一人であった。ある日、
五助がお灸をすえようとして妻女にその準備をさせていると、よく来る商人の某が
やって来て「おや五助さん、お灸をすえなさるか、今日は瘟こう日(うんこうにち)じゃけん、
やめた方がええ」といった。五助は「そうかな、それじゃ今日はやめにするか」と
ぬいでいた肩を着物の中へ入れた。女房はせっかく準備したのに、日の悪いぐらい
で止めなくてもよかろう、とぶつぶつ言ったが、五助は「いやいやまず止めましょう」
とやめることにしてしまった。

商人は間もなく立ち去った。すると五助は女房に向かって「お灸をすえてくれ」と
いった。今やめるといっておいて何のこった、と女房が再びなじると「いやもう
瘟こう日(うんこうにち)が帰ったゆえ、すえることにしたのじゃ」といった。

お灸をすえるのに吉凶の日はない、と理屈をつけてすえれば商人と争うことになり、
その顔をつぶす。そうしたことから今後この商人は五助に好意を持たなくなり、
農産物の売買に五助は不利益をこうむることになるかもしれない。さすがは妙
好人として修養の積んだ五助は、真向こうから人の意見に反対するような愚か
なことはしなかったのだ。

若い夫が少し上等のカーテンを買って来た。予算からはむろんはみ出た上等なもの
で、夫は内心高過ぎたと後悔しながら、これを妻に見せた。妻は値段と生地とを
見比べて「まあずい分法外な値段ね、それにうちには不似合いな高級品だわ」と
非難する妻だったら愚か者だ。「すてきな上盗品ね、こういう高級品が一つでも
家の中にあると、ぐっと引き立って楽しくなるわ」と言えば、夫は自分の軽率さに
後悔するものである。

─『一日一言 人生日記』古谷綱武編 光文書院より

■私もこの教訓を身につけていたら、友人を失うこともなかったのか。相手の立場
に立つとは、こういうことかもしれないが。この場合、五助は、利益を問題にしているように
見えるが、それだけではなく、人間の共存共栄ということが関わっていると思う。
人間同士の付き合い方を円滑にしたいという意識があったはず。


注)うんこうにち【瘟こう日】(こう、の当たる字がPCにない)
陰陽道おんようどうで、仏事・婿取り・嫁取りにはよく、灸きゆうを据えることは凶の日。

信念があれば成功する     松下幸之助

2017-01-10 17:43:35 | 知恵の情報
操業時代、やや油の乗りかけたときのこと、熱心なある同業者から「どうも仕事が
うまくいかないが」と話しかけられて私はこういった。
「商売というものは損したりもうけたりしながら成功するものという考え方があるが、
それは誤りだ。商売は真剣勝負と同じで、切られているうちに成功するということ
はあり得ない。やればやっただけ成功するものでなければならぬ。うまくいかないのは
運でもなんでもない。経営の進め方が当を得ていないからだ。だから、確たる
信念を持っている人は不景気のときほど、もうけるではないか」
このように私は万事積極主義だ。
(『私の履歴書 経済人1』日本経済新聞社)


★  ★  ★  ★

{谷沢永一}
大阪では、一般に事業のすべてを、商売という。この場合は、製造と販売を指す。
その意味における、商売、つまり、事業を、投機(スペクレーション)と心得てはならぬ、
というのが松下幸之助一代の自戒であった。投機はすなわち賭けである。代表的な
のは株式相場であろう。証券取引の世界に常勝将軍はいない。勝ったり、負けたり、
つまり儲けたり損したりしながら、結果として差し引き利益を挙げたらよいという世界
である。負けても平然として明日を待つ度胸がなければ投機はできない。

しかし、事業を賭博と考えてはならない、と松下幸之助は当初から考えた。運を天に
任せて、勝敗の見込みが立っていないようでは商売と言えない。じゅうぶん慎重に
市場の需給関係を調査し、確実に売れるという計算を立てる。さらにはその商品が
役にたつという旨を広く世間に知れわたるよう宣伝する。信用を重んじて粗悪品を
出さない。必ず売れる物しか作らない、と心に決めていたようである。

─『古典の知恵 生き方の知恵』古今東西の珠玉のことば2 
  谷沢永一著 PHP研究所より

■成功法則の一つの心構えなのかもしれない。
進め方が当を得ていれば必ず成功すると、きちっとその効果を冷静に考えている。

人間の意識は光より早く届く

2017-01-09 18:59:16 | 科学
田村    そのうち自由にネットができないよう、シャットダウンする可能性があります
       から、ネットが可能なうちにできるだけ正しい情報を広める必要がありますね。

グレッグ  ネットにフィルターをかけて不都合な情報は一般に出さないようにする方法も
       あります。闇の権力の一部には、ネットを普及させなければよかったという声
       もあります。でも、ネットにより意識改革は一気に進みましたし、いい意味での
       力が動いているのですから、この流れは止められないでしょう。

田村    人間の意識は、光より早く動いています。アインシュタインは相対性理論で、
       光の速さを使いましたが、人間の意識は瞬時に宇宙に届きます。宇宙から
       見れば、地球人一人一人が何を考えているのか、すべてわかっています。

グレッグ  宗教的な問題もあります。宇宙人の存在を認めたら、信仰と矛盾するという
       恐れも根強くあるのです。
       それでも、バチカンが宇宙人の存在を認めてもいいと発言したのは大進歩
       です。宇宙人がいることで、神の偉大さがさらに増すというのです。

田村    真実を知ることになっても誰も損しません。儲けようと思っている人はもっと
       儲かるかもしれません。みんな楽しく生きていけばいいのです。

グレッグ  ピラミッド型の社会から、ホログラム型へ移行します。
       地球のために祈ること、。そのためには地球のための精神ワークをする必要
       があります。

ペンタゴンの上層部も、グリア博士の活動を許可し、応援していますl。
闇の権力者たちは今日まで、私たちに宇宙人の恐怖心を浸透させてきました。その影響
で多くの人は正確な情報を知ることすら阻まれてきました。

そして、いま、多くの人が、真実を知りたいと願い始めています。ディスクロージャーは、
21世紀のキーワードになりました。
ディスクロージャーを通して行われる地球レベルの文明改革は、私たちの世界を根本的
にくつがえすでしょう。私たちは本当にすごい時代を生きているのです。

─『あなたの前に宇宙人が現れます』グレゴリー・サリバン 田村珠芳著
 ヒカルランドより

■意識が光より早いというのはどのようなメカニズムなのだろう。
人の意識は波動だとすると光よりも早い波動というのはあるのだろうか。
空間の考えかたが違うのだろうか・・・


すべての底流にあるのは優生学思想──を見抜け!

2017-01-08 17:59:04 | 政治
封印された技術は人を殺したり、監視したり、だましたりすることにばかり使われ
てきた。1970年代に宇宙で活動しようとした人類が地球から出るのを(宇宙人に)
止められたのは、英知をこんなこと(秘密兵器を使った人類奴隷化)にしか使えないからだ。
宇宙では戦争ばかりして環境を荒らす危険な種と認定されている。核兵器を使おう
としたときも止められたと、わたしはアメリカCIAの人間から聞いた。

人類が宇宙に出るためには、根本的な生き方を変えなければいけない。環境を
荒らして消費するやり方を変え、自然をつくり、増やす方向に技術を使うように。
科学の力を使えば、人類の抱えるさまざまの問題が解決できるはずである。
封印された技術が表に出てくれば、人類を粛清するのでなく、今より一兆倍以上
増やすことさえできる。そうすれば、宇宙に出ることも許されるだろう。(一部略す)

なぜ、知識はこんなマイナスの方向へばかり使われてきたのだろう。問題の根底
には、彼らがお金の大本をコントロールする権限をもっていることがある。

アメリカ連邦準備制度理事会(FRB)は、政府の中央銀行のような顔をしているが、
1913年に乗っ取られた私有銀行にすぎない。これによって闇の権力は、ドルを
刷ってみんなにさまざまなものを買わせる権利を手に入れた。、この通貨を使う
者は、全員が彼らの奴隷にならなければならない。通貨発行権はまさに、神様
になれる特権なのである。

この人たちが信じているのが優生学だ。彼らはこの世界を弱肉強食の社会にする
ことによって、生きる価値のあるエリート白人だけが残っていこうという妙な進化論
を信じている。自分たち優秀な白人は、非エリートの白人や、有色人種を支配する
権利があると思っている。自分たちだけを増やし、劣った種を間引きし、残ったものを
家畜のように管理し、搾取しようとする。

そのために第一次世界大戦、第二次世界大戦が仕掛けられ、ホロコーストが行われ、
HIVが開発され、SARSがまかれた。
「プロジェクト・ブルービーム」はその頂点にある。優秀な人間だけが残るべきと考えて
いる彼らにとって、こうした暴挙でも慈善事業をやっているつもりなのだ。だから、
アメリカはあのような悪魔的な国になった。ところが頭のいい人たちがあまり子どもを
産まなくなって、彼らは焦り出した。そうして、社会を操る技術も研究するようになった。
劣った子どもが減るように。

その方法の第一は、経済学の領域で行われる。誘因を管理することによって、共働き
を奨励し、子どもをあまりつくれない環境を用意する。メディアを使い、働く女性を格好
よく見せて、従来の家庭像を壊していく。だから、少子化になった。

同時に科学物質を使って、男性の性機能を低下させている。環境ホルモンという
やつだ。今の男性の精子量は、五十年前の半分くらいしかない。

闇の支配者たちは、一般の人間たちを刃向かわないように手なずけておくために、
社会工学を駆使している。集団心理を研究し、民衆の意識をうまく制御しているのだ。

最も基本的な戦略は、常に恐怖心を抱かせておくことである。軍の命令に従わせる
には共通の敵が必要であり、恐怖心を抱いている者は支配しやすい。かつては
「共産主義の悪魔」と宣伝してソ連に憎悪を向けさせ、今はテロ戦争をあおって
怪しそうな集団をアルカイダ的なものとして警戒させている。今度は宇宙人が攻めて
くると騒ぎ立てる寸法である。(イスラム国も傭兵を使った闇のやらせであり、本流の
イスラムではない)

人の意識を変えるには、何度も連呼して刷り込むことが有効である。テレビで嘘を
百回、千回繰り返せば、真実になる。これがキャンペーンだ。


このことは「郵政選挙」を振り返れば、一目瞭然である。郵政公社の職員に税金は
一円も使われていないのに、「公務員を十万人減らせる」と小泉元首相はデマを
連呼して自民党は勝利した。

地球上を人間牧場にしようと考えている連中は、その実現のためそれぞれの民族を
上手に役割分担させてきた。

たとえば、アメリカ人に人類を大量に口減らしするための「戦争アリ」の役割を与え、
そのような行動を取るよう仕向けてきた。日本人には「インポ働きバチ」の役割
担わせてきた。自信がないから、よく働く。刃向かえないが、物をつくることだけは
一生懸命やるように
。中国人も同じようにしようとしていた。

─『闇の支配者に握りつぶされた世界を救う技術』 元「フォーブス」アジア太平洋
  支局長 ベンジャミン・フルフォード著 ランダムハウス講談社 より

■本当に恐ろしい闇の権力が現代史の裏で動いていたようだ。
大衆の心理にもたけ、マインドコントロールもお手の物。ネットの時代になり、隠して
おくことができなくなっている今が人類が知恵を使い、そういったものを排除するときだ。
相手にせず、体制を個人が変えていく。B・フルフォード氏によると、米国でも9・11
が米国裏の演出だと気がつく人が増えて、ペンタゴン(国防総省)と国務省の反目
がおきているらしい。そして、そこへ、トランプが出てきた。B・フルフォード氏は、
スウィーパーでないかといっているが、どうなるか・・・分裂しても善なるものにそれを
利用して自浄していくことを願うのみだ。

思い通りの人生を生きる

2017-01-07 19:07:16 | 知恵の情報
実りの多いフィリピン訪問でしたが、前々から興味のあったブルネイと縁ができた
ことも、大きな収穫でした。

成功法則で、「願望を紙に書いて部屋に貼る」というものがありますが、私はおすすめ
しません。効果があるどころか、体に力が入ってしまい、逆効果になります。

願望を言語化して、紙に書くのは、左脳的な行動です。それに対して、ぼんやりと
「こうなったらいいな」と考えるのは右脳です。「ブルネイに行けたらいいな」と
思っていましたが、そんなことはすっかり忘れていました。だからこそ名誉プリンセス
の称号をいただけたのだと思います。

何事も、あまり強く望んでは、かえって実現しにくくなります。ぼんやりと潜在意識に
インプットしておくのが一番いいのです。いったん願って、後は忘れておくぐらいが
ちょうどいいのです。自分は忘れていても、潜在意識は勝手に情報を集めてくれて
います。

そしてある日、偶然目にした情報がとても役に立つものだったりするのです。
それは、偶然ではなく、潜在意識があなたの目に入るようにしてくれたのです。
そもそも、潜在意識に任せておけば、願いはいつか実現して、「これって私が
望んでいたことだ」と思える瞬間がやってくるのです。

誰でもみんな、思い通りの人生を生きることができます。
「私はそんな人生を生きていない」という人は、心のどこかで「そんなことは無理だ」
と決め付けているのです。

望むことがあるなら、潜在意識に落とし込んでおけばいいのです。
でも、心のどこかに「どうせ無理だろう」という気持ちがあると、潜在意識は受け
付けてくれません。

─『宇宙人と闇の権力の闘いが始まりました』田村珠芳著 ヒカルランドより

■いろいろなプラス思考や、引き寄せの法則、成功法則など、潜在意識を使う
方法論がたくさん出ている。それらを研究するのは楽しいが、なかなか、実用でき
ない。多分、自分のそこには、内省の姿勢が加わるのが必要なのだろうと思う。
他者意識がない、自分だけの欲望はなりたちにくいのではないか・・・
最近出ている本で、和の引き寄せの法則というのを知った。そこには、西洋型の
個人が実現する観念ではなく、和、つまり、日本人が他人のことも考えるような
夢の自己実現を願うものが実際に実現しやすいと出ている。私の知る、ある
俳人の方は、毎朝起きると、自分が世話になった方の名前をすべて思い出す。
その方は戦争を経験している人なので、戦争時代も含めて世話になった、知人、友人
自分の周りで関係があった人の名前を感謝とともにすべて思い出す。時間は40分くらい
になるようだ。それを朝起きて立ってするようだ。それがすまないと一日を始め
ないらしい。それを知ったとき、すごい人だなと思った。他者意識のすぐれた人
である。こういう人の人生をみると、俳人になりたかった夢がいろいろ人の支え
をうけ実現しているように思う・・・

「憐れなものを見よ、下を見よ」──常に母からいわれていること

2017-01-06 17:30:26 | 知恵の情報
私は、小さいときから、常に母からいわれているlことがある。「憐れなものを見よ、
下を見よ」ということである。自分が欲望を起こし、不平を発するときに、常に
自分より以下の人の境遇を見るのである。

「自分は不幸である。劣等である」「人生は不可解である。この世は苦海(くかい)
である」とかいうようなことは、みな相対的であり、比較的である。不幸は幸福者
に対し、不可解は悟った人に比べての言葉である。

自分はよき人になりたいと思う人は、良友を見、金持ちになりたい人は、財産家
に心をとめる。悪人・劣等者と交際するのは、良き人になりたくない人のことで、
いつもそんな者と交際していれば、気楽で自分の優越感を満足させるからである。
向上・進歩のできる機会はなくなるのである。貧乏な人と交際し、ある金は使って
しまえば、これも気楽で努力はいらない。

私は「馬鹿になれ」と教えるかわりに「偉い人になりたい者は、偉い人を見よ」
という。そうすれば自然に、自分は馬鹿のように感じ、これではならぬと努力する
ようになる。(森田正馬)

─『現代に生きる森田正馬のことば』生活の発見会編 I I 新しい自分で生きる
 白揚社より

■つまり、自分の周りの世界に、その手本があるということだろう・・・
小さい頃から、あこがれ、というのがあるが、いつの間にか世俗にもまれ、それは
また、どんどん変わっていく。あこがれを貫き、手本の相手をみつづけ研究した
ものが、相対的な力が働き、ものになっていくのだろう。
私も良友をみつづけ自分を伸ばしたい・・・

夏目漱石(1867~1916)慶応3年1月5日生まれ (1867年2月9日)

2017-01-05 18:52:37 | 知恵の情報
     
この日生まれた。明治大正期の文豪。当時の自然主義運動の外にあり、
余裕派と呼ばれた。『坊ちゃん』『明暗』『こころ』『文学論』他多数。


日本の現代の開花を支配している波は西洋の潮流で、その波を渡る日本人は
西洋人ではないのだから、新しい波が寄せる度に自分がその中で食客(いそうろう)
を気がねをしているような気持ちになる。新しい波はとにかく、今しがた漸(ようやく)
の思いで脱却した旧い波の特質やら真相やらも弁える(わきま)ひまのないうちに、
もう棄てなければならなくなってしまった。・・・・こういう開花の影響を受ける国民
はどこかに空虚の感がなければなりません。またどこかに不満と不安の念を
いだかなければなりません。・・・我々のやっていることは内発的でない、外発的
である。これを一言にして言えば、現代日本の開化は皮相、上滑りの開化である。
(現代日本の開化)

─『一日一言 -人類の知恵ー』桑原武夫編 岩波新書から

■正月の特別番組で、「坊ちゃん」の映画を見た。本と解釈が違って描いて
いたが面白くみられた。ジャニーズの嵐のメンバーの二宮和也氏が坊ちゃんの
役をやった。このなかで、印象に残ったのは、「うそはきらいだ」ということの顛末。
赴任した先の生徒たちがいたずらをした。先生の寝床へいなごを入れたのだが
坊ちゃんは、入れたことをとがめることより、入れたことを問い詰めたとき、それを
認めずだんまりを通していることに腹を立てていた。また、先生を監視して、きのうは
フロで泳いじゃいけないのに泳いだ、とか団子何本食ったとか、朝黒板に先生が
来る前に落書きしておき、その犯人は申しでない。坊ちゃんは、いたずらは、やったことを
認めてこそ、また、いたずらをする面白さがある、というようなことをいっていた。
ものごとを行うことそれに責任が伴うこと、その責任もいたずら程度なら、それほど
の罪にならない。学生のうちに正直であること、責任を持つ行動、人間として
貫かなければならないもの、そういったことを学ぶのだ、と教えてくれているようだ。
赤シャツへの最後の一撃も小気味よかった。
ちなみにここでのマドンナは、見ていて気持ちがよかった。実際の本では、詳しく
書かれていないので、以前に見た映画では、よくわからなかったが、明治の個人の
意識の成長がわかる感じでよかった。 




(エル・ラファルライエル─曾子─豊臣秀吉─夏目漱石)

『旧約聖書』の神は宇宙から来た: ある聖書翻訳家の至った結論

2017-01-04 19:07:05 | 歴史
マウロ・ビリーノは10年以上も、聖書出版の大手<サン・パウロ出版社>のために
『旧約聖書』17書をヘブライ語からイタリア語へ翻訳・監修する仕事に携わって来た。
彼の使命は古代の言語が言い表す事をできるだけ忠実に現代の言語に映す仕事
だった。それをどう解釈するかは高位聖職者や枢機卿の問題だった。

この誠実な翻訳家が<サン・パウロ出版社>の仕事を干されたのは「翻訳を通じて
得た見解を著書の中で語り始めた時で、そこに協会の協議の路線と一致しない
内容が認められた」からだった。これを機会にビリーノは、協会が隠そうとする、しかし
聖書が言っている事を講演や著書で、手綱も轡もなしに語りはじめた。では、彼が
辿り着いた結論とは?『旧約聖書』は宇宙から来た人々が地球で生物創造の実験
をした歴史の記録である!

「古代の宇宙飛行士」説を聞いた事がある人、ゼカリア・シッチンの本を一冊でも
手に取った事のある人なら、この節のテーマは問題なく消化できるだろう。しかし、
ビリーノの場合、『旧約聖書』を一字一句読み取る能力にかけては誰にも文句を
つけられない、という点で、これまでの「古代の宇宙飛行士」説とは格が違うように
思える。

彼は、自分の印象や思想で『旧約聖書』を新解釈しているわけではない。原文が
その時代の文化環境の中で、その時代の制約の中で、何を言おうとしたかを、
刑事事件を捜査する検事のように厳しい目で審査するのが彼の情熱である。
こちとらの思考様式を」押し出すのではなく、それを抑制して、向こうの思考様式
に入り込むのが翻訳者の才能である。

だから、彼の聖書翻訳が出版される時には、翻訳と比べてつねに原文を提示し、
読者がその一字一句を対照する事ができるようになっている。このような謙虚な
作業に馴れた人の、無我な仕事の中から、これまでの聖書解釈を根本的に」
覆すような全く新しい仮説が、モザイクが埋められて行くよう浮き上がって来た
のだ。(レオ・ザガミ記 :秘密結社イルミナティのグランドマスター、フリーメ
イスンの33階位。33階級が最上位。現在イルミナティの腐敗を告発している。
http:://www.leozagami.com/)

─『さあ、宇宙人の声をききなさい』中丸薫 レオ・ザガミ 山ノ内春彦訳
  ヒカルランドより

■イタリアのフリーメイスンの高位の人の発言がわかるこの本は面白い。
ジャーナリストであり、霊能者でもある、天皇家のつながりのある中丸薫さんだが
高橋信次氏に出会っているがそのあとの動きが日本であったことは残念ながら
ご存知ないようだ。ずっと著作を気をつけて拝見させていただいてきたがそう見える。
それは、残念なことだ。それぞれの役割の方がぴたっと出会い、大きな動きとなって
啓蒙されるのは、いつの時代も紆余曲折があり、困難な状況がやはりあるのだろう・・・
高橋信次氏の発言から千乃裕子氏へのつながりが日本ではあった。1970年代~
1990年くらいまでのことである。『天国の扉』『天国の証』『天国の光の下に』
の三部作がたま出版より出ていた。(現在でも出版社が変わり求めることはできる、
しかし、高橋、千乃のどちらの方もなくなられたので、その後の出版物には、お二人の
考え方がストレートに出ているとは断言できない)
イタリアでも気づき出したように、古代には、宇宙人の入植があり、戦いもあり、
それが治まり、すぐれた宇宙人が天上世界(四次元以降)へ移り、三次元では、
神と呼ばれる形になったことが、紹介した天国の三部作にも出ている。その内容は、
驚くべきものだ。単なる宗教ではなく、現代科学と哲学を宗教観をもって取り合わ
せたようなものだ。



失うことを恐れるより、与えることで、喜びは生まれます──ギブ・アンド・テイクさえできない日本人

2017-01-03 18:39:27 | 知恵の情報
何の面識もないアメリカの企業の社長が、私に面会を申し込んできました。いったい
何の用件だろうかといぶかりながらお会いしてみると、その人はこう切り出しました。

「これから東京でビジネスを始めたい。ついては、それがうまくいくかどうかは
わからないけれども、もし利益が出たならば、その1%を病院に寄付します。」
と。

お金が潤沢にあるから寄付をするというのではなく、異国での起業に向けて、いま
走り出したばかりの外国の会社が、将来の寄付を前もって約束しに現れたのです。
そんな実業家がアメリカにはいる。アメリカの懐の大きさとはこういうことなのです。

WHO(世界保健機関)元事務局長のマーラー氏は、数年前私に、、
「国際社会で日本がやってきたことは、ギブ・アンド・テイクではなくて、テイク・アンド・
ギブだった」
と言いました。

たしかに日本の国際貢献は、まず海外にマーケットを獲得して、そこで儲けたら、
いくらかのお金を出しましょう、というものでした。まずはテイク(もらう)で、ギブ
(与える)は後。もらえないのなら、あげるなんてとんでもない、という態度です。

そんな考え方がまかり通っていることにも平気だった国ですから、冒頭の実業家
のような人物には、まず日本ではお目にかかれない。そう思っていたのですが、
最近の日本は捨てたものではありません。うれしい驚きがありました。

さきごろ私は「葉っぱのフレディ」という名の、在宅介護支援のヘルパーステー
ションを開設しました。名前の由来は、ご存知の通り90万部のベストセラーと
なった、米国の哲学者レオ・バスカーリア(1924~98)著の絵本のタイトル
です。いのちとは何かを教えてくれるこの絵本は、私のお気に入りの一冊だった
からです。

ほどなくして、同絵本をモチーフにしたピアノ曲のCDを出した東芝EMI社が、
CDが一枚売れるごとに、ヘルパーステーションに何がしかの寄付をしたいと
言ってきたのです。日本も変わったな、これなら未来に希望もあるなと思えた
一日でした。

─『生き方上手』日野原重明 いきいき株式会社より

■日本人はまだまだ、だと思う。年金の問題を見ても単に収支だけで考えている。
いまの高齢者がどれだけ日本再生に尽力を尽くしてきたか、いまの政治家などは、
心がないように思える。せめて最低の年金を初任給くらいに引き上げるべきなのに
それもできていない。月8万円くらいの最低年金で高齢者はどう生活していくのか。
足りない分働けとは、どういう政府なんだろう・・・
その低年金からさらに介護保険料をむしりとっていく・・・年金こそギブ・アンド・テイクを
行うべきだろう。テイクが先では、老人は先にあの世に行ってください。といっている
ようなものだ。いつからひややかな合理主義が日本の理念になったのだ。

一億総活躍社会というスローガンは、米国裏金融勢力へのこびへつらいに見える。
米の裏権力は、日本から金を取るために圧力を加えてきた。米の国債を買わせたり、
使い勝手の悪いオスプレイを買わせたり、日本の郵政民営化をやらせ株を売らせようと
したり。日本人は、米国に金をつぎ込むために一億人総活躍して稼ぎますといって
いるようだ。今後、いままでの米国からポピュリズムになりながら、政治が変わっていく
としたら、その機会をチャンスと日本国は見て、自分を取り戻し、日本人のための政策
を進めてほしい・・・日本は戦争を仕掛けた悪の国ではないのです。もっと現代史
を研究し、戦争には、互いの利害が働いていたことを肝に銘じるべきだし、考える
必要がある。

命令だけでは人は動かない

2017-01-02 17:44:22 | 知恵の情報
第一次大戦で、巨額のドイツ賠償を引き下げるヤング案を作った米国の法律家
オウエン・D・ヤングは、法律家ににあわず、くだけた人で、その物やわらかな人の
使い方には定評があった。

そのヤングの人の使いぶりは、決して命令しないのである。「あれをせよ」「そうしては
いけない」などと決して命令しないで暗示を与えて、相手に自主的にやらせる。
「それでもいいが、さらには、こう考えたらどうだろうか」「これでうまくいくだろうか」
といったぐあいで、相手の意見をもとめるのだが、実は自分の意図へ相手をもって
いっているのである。手紙の口述なども、それを書かせたあと「これでどう思うかね」
と、それをかいた秘書にたずね、その同意に満足の意を表する。また部下の書いた
手紙に対しても気に入らない部分は「ここのところは、こういう言い方をすれば、もっと
よくなると思うが、どうであろうか」という言い方をする。

こう言われると、部下は自分の自尊心を傷つけられることなく、自主的にヤングの
意図にそって、最も効果的な表現を考えるようになる。

後に大統領となったセオドア・ルーズベルトが、ニューヨーク州知事をやっていた頃、
多年のガンとされていた政治改革の強行という離れ業をやってのけたことがあった。
それができたのは、政治ボスたちと仲良しになり、重要ポストへの人選を自分の
意のままにできたからである。それは最初から決してルーズ・ベルトが任命したのでは
ない。政治ボスからの推薦を巧みに感謝しながら、四回目ぐらいの推薦で最適の人を
決定していた。「あなた方に喜んでいただくためにこの人物を任命しますが、次は
あなた方が私を喜ばせて下さる番ですね」とルーズベルトはボス達にいい、重要法案
の成立に強力させた。

─『一日一言 人生日記』古谷綱武編 光文書院より

■相手の立場にたてることと、自分の考えに欲がなく、その場その場で他者と共通の
最善策を見出せる姿勢があるからだろう。